心の悩みはAIに相談、自治体や企業で広がる…「他者への危害」「感情依存」リスクも
心の悩みはAIに相談、自治体や企業で広がる…「他者への危害」「感情依存」リスクも
AI(人工知能)が心の悩みの相談に乗る「AI悩み相談」のサービスを導入する動きが、自治体や企業などで出始めている。いつでも気軽に相談でき、利用者からは「問題解決につながった」などの声が上がるが、専門家らは「依存のリスクもある」として国にルール化を求めている。
熊本市など熊本県内の10市町村が4月、住民向けに提供を始めた「こころの悩み傾聴AI相談」は、AI相談員がチャット形式で悩みを聞いてくれる。
IT企業「 ZIAI(ジアイ) 」(東京)が開発したサービスで、実際のカウンセラーの応答をAIに学習させており、「相談者の話を傾聴し、気持ちや悩みを整理できるよう誘導してくれる」(同社)という。インターネットやLINEで利用でき、内容が深刻で緊急性が高い場合、本人同意の上で専門職に通知する。
導入は、県の相談事業が終了したのがきっかけだった。10市町村と県はそれぞれ、公認心理師らがLINEで相談に乗る窓口を設け、週2日は10市町村、別の3日は県が窓口を担ってきたが、県の事業が予算不足のため昨年度をもって廃止に。そこで10市町村が目を付けたのが、AIだった。
自民執行部が発足 麻生・鈴木氏ら骨格維持
高市早苗首相(自民党総裁)は16日、新しい党執行部を発足させた。麻生太郎副総裁(85)、鈴木俊一幹事長(73)を続投させ、党の骨格を維持。来年の党総裁選をにらみ、自身の後ろ盾になっている麻生派の両氏を引き続き処遇し、政権基盤の安定を図る。
昨年の総裁選を争った小林鷹之政調会長(51)と、いずれも旧安倍派の西村康稔選対委員長(63)、萩生田光一幹事長代行(63)も留任。総務会長に梶山弘志前国対委員長(70)を起用し、後任の国対委員長に村井英樹元官房副長官(46)を充てた。総務会で人事が了承され、新たな体制で初の役員会を開いた。
新体制発足に合わせ、松山政司参院議員会長は参院自民の幹部人事を実施。石井準一参院幹事長(68)を交代させ、後任に青木一彦前参院議院運営委員長(65)を就けた。参院政審会長には末松信介元文部科学相(70)が就任。磯崎仁彦参院国対委員長(69)は再任された。
参院人事、高市首相の介入否定 松山会長「私が判断」
自民党の松山政司参院議員会長は16日、高市早苗首相(党総裁)が参院自民の人事に介入し、参院幹事長だった石井準一氏を交代させたとの見方について、「総合的に私が判断した。別に首相官邸がどうこうではない」と否定した。参院執行部の人事を同日実施したことを受け、国会内で記者団の取材に応じた。
党役員と異なり、参院自民の実質的な人事権は参院会長が持つ。首相は、石井氏が主導した2026年度予算の参院審議に不満を抱えていたとされる。
米財務長官「円高は好ましい」 日本との協調介入成果を強調
ベッセント米財務長官は15日、議会下院金融サービス委員会で、対ドルの円相場について「円高は米国の輸出にとって好ましい」と言及した。7月末に踏み切った円買いの日米協調介入の成果を強調し、米国としても過度な円安を是正したい意向を改めて示した。
円安・ドル高は日本の輸出企業に有利に働き、米国の貿易赤字を拡大させる面がある。貿易赤字の削減を図るトランプ政権としては看過できないため、円高が有益との考えを強調した。
NY原油、4カ月ぶり高値 金利上昇、ダウは続落
15日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、中東産の供給停滞懸念を背景に、大幅続伸した。米国産標準油種WTIは、前日比4.38%高の1バレル=105.83ドルで引けた。一時は106.75ドルと約4カ月ぶりの高値を付けた。
米債券市場では、長期金利の指標となる10年債利回りが15日未明に一時5.04%台に上昇し、2007年以来約19年ぶりの高水準を付けた。その後も5%前後で推移した。エネルギー高で米国のインフレが加速するとの見方が強まっている。原油高と金利上昇が重荷となり、ニューヨーク株式相場は続落。

