2025年11月25日 今日の出来事

日米首脳「台湾」巡り連携強調 対中関係協議、懸念払拭狙い

日米首脳「台湾」巡り連携強調 対中関係協議、懸念払拭狙い―有事答弁後初の電話会談

高市早苗首相は25日、トランプ米大統領と電話会談を行い、中国との関係について協議した。米側の呼び掛けにより、米中首脳の話し合いから間を置かないタイミングで実現。台湾問題を巡り日中関係が急速に冷え込む中、首相は「日米の緊密な連携を確認できた」と記者団に述べ、トランプ氏と迅速に意思疎通した意義を強調した。

首相は記者団の取材に応じ、トランプ氏から電話会談の申し入れがあった点に言及。同氏が「(首相とは)極めて親しい友人だ」「いつでも電話してほしい」と語り掛けたことも明らかにし、距離の近さを内外にアピールした。

中国主席発言に台湾反論 「偽りのストーリー」

中国主席発言に台湾反論 「偽りのストーリー」

台湾総統府は25日、米中首脳の電話会談を受けて報道官談話を出し、中国の習近平国家主席の発言は「偽りのストーリー」だと反論した。中国外務省によると、習氏は電話会談で「台湾の中国への回帰は戦後国際秩序の重要な構成要素だ」と主張した。

談話は、第2次大戦中のカイロ宣言やポツダム宣言、戦後のサンフランシスコ平和条約や国連決議のいずれも「台湾の政治的地位の決定に関わりがない」と指摘し、「中華民国(台湾)と中華人民共和国が互いに隷属しない事実は変えられない」と強調した。さらに台湾は「米側と引き続き緊密な連携を保ち、共に地域の安全と安定に力を注ぐ」と言及し、中国側をけん制した。

高市首相台湾発言「問題あり」25%、「思わない」50%…毎日新聞世論調査

<1分で解説>高市首相台湾発言「問題あり」25% 毎日新聞世論調査

毎日新聞が22、23の両日に実施した世論調査で、台湾有事を巡る高市早苗首相の国会答弁について・・

A 「問題があったと思う」と答えた人は25%で、「問題があったとは思わない」は50%で、後者が大きく上回りました。

A 「日本の立場として当たり前のことを言っただけ」など、肯定的な意見が多く寄せられました。「中国を刺激しただけでメリットがない」といった否定的な意見は少数にとどまりました。

イタリア首相、来年1月訪日へ 国交樹立160周年で

イタリア首相、来年1月訪日へ 国交樹立160周年で

イタリアのメローニ首相は23日、来年1月に訪日する計画を明らかにした。20カ国・地域首脳会議(G20サミット)で訪れた南アフリカ・ヨハネスブルクで記者団に語った。来年は日本とイタリアの国交樹立160周年に当たることから、高市早苗首相と会談して両国の関係強化を図るとみられる。

メローニ氏は保守政治家として高市氏と類似点があるとされ、G20の際に抱擁を交わす場面もあった。

韓国首相、来年初め訪日希望 意思疎通強化へ、日本側に伝達

韓国首相、来年初め訪日希望 意思疎通強化へ、日本側に伝達

韓国の金民錫首相は24日、日韓・韓日協力委員会の日本側会長代行を務める中曽根弘文元外相らとソウルで会談し、来年1~2月に訪日したいとの希望を伝えた。韓国政府関係者が25日、明らかにした。訪日が実現すれば、就任後初めて。首脳間の「シャトル外交」に加えて、日本の高市政権との意思疎通を強化し、両国関係の安定化を図る狙いがある。

熊本・産山村で震度5強 M5・7

熊本・産山村で震度5強 M5・7

25日午後6時1分ごろ、熊本県産山村で震度5強の地震があった。気象庁によると、震源地は熊本県阿蘇地方で、震源の深さは約10キロ。地震の規模はマグニチュード(M)5・7と推定される。大分県竹田市でも震度5弱を観測した。津波の心配はない。

冬の気温、北日本で高めか 日本海側降雪は平年並み…気象庁予報

冬の気温、北日本で高めか 日本海側降雪は平年並み―気象庁予報

気象庁は25日、冬(12月~来年2月)の3カ月予報を発表した。北日本(北海道と東北)では冬型の気圧配置が長続きしないため、平均気温は平年並みか平年より高い。東・西日本と沖縄・奄美地方はほぼ平年並みと予想される。

降水量は東日本の日本海側と北日本でほぼ平年並みで、東日本の太平洋側と西日本、沖縄・奄美は平年より少ない。日本海側の降雪量はほぼ平年並みだが、一時的に寒気が流れ込んで大雪になる恐れがあるという。

大谷翔平、WBC出場を正式表明、侍ジャパンで世界一連覇狙う

大谷翔平、WBC出場を正式表明、自身のインスタグラムで…「日本を代表して再びプレー嬉しく思う」、開幕まで100日の節目に電撃発表…侍ジャパンで世界一連覇狙う

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手は24日(日本時間25日)、自らのインスタグラムで来春3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場を表明した。WBC開幕まであと100日の節目に電撃発表。大谷は今月MVP受賞後の取材で「球団とどうなるかという連絡を待っている。みんなそんな段階だと思うので、これから先決まっていくことかなと思っている」と話していた。インスタグラムでは前回大会の侍ジャパンでの写真を掲載し、日本語で「日本を代表して再びプレーできることを嬉しく思う」と記した。

標的を安倍氏にしたのは事件直前 山上被告、火薬作りは「駐車場で」

標的を安倍氏にしたのは事件直前 山上被告、火薬作りは「駐車場で」

安倍晋三元首相銃撃事件で起訴された山上徹也被告(45)の裁判員裁判が25日、奈良地裁(田中伸一裁判長)であり、被告人質問が続いた。被告は、安倍氏を標的としたのは事件直前で2022年7月に入ってからだったと明らかにした。「確実に頭の片隅にありました」と語った。

安倍氏の銃撃事件は奈良市で22年7月8日に起きた。被告は事件前、安倍氏が岡山市に来ることを知り、襲撃を計画。「銃身3本の銃を持っていった」と明かした。この銃は数時間で作り終え、試し撃ちも実施したという。

380キロ巨大ヒグマ捕獲 北海道、夏以降出没個体か

380キロ巨大ヒグマ捕獲 北海道、夏以降出没個体か

北海道苫前町で25日、約380キロの雄のヒグマが捕獲、駆除された。町では夏以降、400キロくらいの巨大な個体を複数回確認。牛の飼料デントコーンが食い荒らされる被害が出ており、箱わなを設置したが捕らえられていなかった。関係者は同一個体とみている。

シラスウナギの取引透明化へ 記録義務付け、密漁阻止

シラスウナギの取引透明化へ 記録義務付け、密漁阻止

水産庁はニホンウナギの稚魚のシラスウナギについて、事業者に取引記録の作成や保存を12月から義務付ける。取引を透明化し、密漁や不正な売買の阻止につなげる。ウズベキスタンで開催中のワシントン条約締約国会議では、ニホンウナギの絶滅の恐れを指摘する声があり、一大消費国として資源管理を強化する。

シラスウナギは取った量を自治体に報告する必要があるが、申告漏れが長年問題となってきた。水産庁が全国の養殖池に入ったと算出した量に対し、漁獲量の報告は例年大幅に少ない。密漁や不正売買のシラスウナギが池に入った可能性がある。

マレーシア、16歳未満のSNS禁止へ 来年実施、豪州にならう

マレーシア、16歳未満のSNS禁止へ 来年実施、豪州にならう

マレーシアは来年、子供の安全を守るため、16歳未満の未成年によるSNSアカウントの登録を禁止する。ファミ通信相が23日、明らかにした。ファミ氏によると、政府は年齢制限導入を巡りオーストラリアなどの対応を調査してきた。

マレーシアは近年、サイバー犯罪の増加を受けてSNSの監督を強化。1月には新たな規制を導入し、国内に800万人以上のユーザーを持つプラットフォームなどに認可の取得を求めた。