トランプ流取引外交の限界 会談で成果示せず、肩透かし
トランプ米大統領はロシアのプーチン大統領との直接会談で、膠着状態が続くロシアとウクライナの停戦交渉に突破口を開くことを狙った。だが成果は示せず、得意とするディール(取引)外交の限界を露呈。世界が注目した会談は肩透かしに終わった。
強硬姿勢を崩さないプーチン氏を交渉の席に着かせるため、トランプ氏はロシアを孤立化させる政策を転換した。8月上旬に期限を設定していた厳しい対ロ制裁の発動も見送った。
プーチン氏「有益だった」 米露首脳会談 「次はモスクワで」提案も
プーチン氏「有益だった」 米露首脳会談 「次はモスクワで」提案も
トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は15日(日本時間16日)、米アラスカ州で会談した。プーチン氏は会談後の共同記者会で「建設的かつ相互に尊重する雰囲気で行われ、非常に有益だった」と述べた。ウクライナ情勢に関しては「危機の根本原因がすべて排除されなければならない」と従来の主張を改めて繰り返した。
暑さのピーク再来 お盆明け以降は関東・東海で40℃迫る暑さが1週間ほど続く予想
暑さのピーク再来 お盆明け以降は関東・東海で40℃迫る暑さが1週間ほど続く予想
16日(土)は100地点以上で35℃以上の猛暑日となっており、西日本から東日本では向こう1週間程度は猛烈な暑さが続く予想。特に18日(月)以降、関東や東海の内陸では38~39℃と、40℃に迫る体にこたえる危険な暑さになりそうだ。

札幌市の年間真夏日の日数 101年ぶりに過去最多を更新
日本気象協会は16日、札幌市で同日午前10時までに最高気温30・7度を観測し、年間の真夏日日数が過去最多の計32日に達したと発表した。記録更新は101年ぶりという。
同協会によると、統計の残る1876年以降、これまで最多だったのは1924年の31日。これに続くのは2023年の30日だった。
お盆休みUターンがピーク 帰省、新幹線や空の便混み合う
お盆休みを帰省や旅行先で過ごした人たちのUターンラッシュが16日からピークとなり、新幹線や空の便、高速道路が混み合った。大雨災害に見舞われた九州の駅も、多くの利用客で混雑。海外からの帰国も相次いだ。
奈良・生駒の18歳、ツバメ研究でまた日本一に 小5の時から観察
奈良・生駒の18歳、ツバメ研究でまた日本一に 小5の時から観察
奈良県生駒市でツバメの観察を続ける荻巣樹(いつき)さん(18)が、6、7日に神戸市で開催された今年度の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会」(文部科学省、国立研究開発法人科学技術振興機構主催)で、最優秀の文部科学大臣表彰を受けた。6年生として通学する奈良女子大付属中等教育学校(奈良市)としての受賞だが、荻巣さんは校内予選を勝ち抜き、1人で発表した。2月の「第10回高校生国際シンポジウム」(一般社団法人Glocal Academy主催)で獲得したグランプリ(文部科学大臣賞)に続く快挙だ。
パキスタン豪雨災害、死者320人超に 道路寸断で救助難航
パキスタンの北部地域を襲ったモンスーン期の豪雨による死者が、発生から48時間で320人を超えた。地元メディアが16日伝えた。土砂崩れや鉄砲水によるもので、現場で救助活動が続いている。当局は引き続き大雨への警戒を呼び掛けている。
金正恩氏、ロシア流行歌を鑑賞 海外ポップ歌手の公演は異例
北朝鮮メディアは16日、朝鮮半島が日本の植民地支配から解放されて80年となる15日にロシア芸術団が平壌で祝賀公演を開催したと報じた。ウクライナ侵攻後に人気を得たロシアの男性歌手シャマンさんが流行歌を披露し、金正恩朝鮮労働党総書記が訪朝したロシアのウォロジン下院議長と鑑賞した。北朝鮮での海外ポップ歌手の公演は異例。ロシアとの友好を深め、文化交流を活発化させる狙いとみられる。