円下落、一時156円80銭台 介入警戒感で乱高下―ロンドン市場
円下落、一時156円80銭台 介入警戒感で乱高下―ロンドン市場
週末26日午前のロンドン外国為替市場では、日銀が金融政策の現状維持を決めたことなどを受けて円売り・ドル買いが加速し、円相場は一時1ドル=156円80銭台に下落した。日本政府・日銀による為替介入への警戒感が広がる中、154円台に急伸する場面もあり、荒い値動きが続いている。
午前10時現在は156円52~62銭と、前日午後4時比1円01銭の大幅な円安・ドル高。
電気・ガス、全14社値上げ 補助金半減響く―6月
電力大手10社と都市ガス大手4社は26日、6月の電気、ガス料金が値上がりすると発表した。電気・ガス代の負担を抑えるための政府補助金が半分程度に縮小することが影響し、全社値上がりとなる。電気料金は標準家庭で前月比357~585円の引き上げ。補助金がゼロとなる7月の料金はさらなる上昇も見込まれる。
気温7月並み、福島で30度超 GWも夏日予想、熱中症に注意
高気圧の影響で26日は東日本から北日本を中心に6~7月並みまで気温が上がり、最高気温が25度以上の夏日を各地で観測した。福島県伊達市では30・8度に達し、30度以上の真夏日を記録。ゴールデンウイーク中も広い範囲で夏日が予想されており、気象庁は「体がまだ暑さになれていない時期なので、油断せず熱中症に十分注意してほしい」と呼びかけている。
26日に気温が高かったのは、新潟県阿賀町29・6度、山形県米沢市29・5度など。
宇宙ごみに接近、撮影 15年前のH2A機体―ベンチャー
宇宙ごみ(スペースデブリ)の除去を目指すベンチャー企業「アストロスケール」(東京)は26日、同社のデブリ除去技術実証衛星が宇宙ごみに数百メートルまで接近して撮影した画像を公開した。
撮影されたのは、2009年に衛星「いぶき」の打ち上げに使われた後、軌道上を周回していたH2Aロケットの第2段部分(全長約11メートル、直径約4メートル)。打ち上げ時はオレンジ色だった断熱材が、紫外線により濃い茶色に変わっていた。
米、石炭火力の閉鎖加速か バイデン政権が排出規制を大幅強化
米環境保護局(EPA)は25日、国内の石炭火力発電所からの温室効果ガス排出に対する規制強化を発表した。2039年以降も運転を続ける予定の既存の石炭火力は、32年までに排出量を90%削減するか回収する必要があるとした。米メディアは新規制が実施された場合、国内に残る石炭火力の大部分が40年までに閉鎖されるとしている。
新規制は、35年までに電力部門の脱炭素化を掲げるバイデン政権の目標達成に向けた柱となる。
米国では23年の発電量に占める石炭火力の割合は約17%で10年間でほぼ半減した。再生可能エネルギーが約21%、天然ガスが約42%を占める。EPAは既存のガス火力発電所についても排出規制の強化を検討している。