今日の出来事(2022年6月1日) 新型コロナ 日本入国、一部で検査免除 水際対策、上限2万人に緩和

新型コロナ 日本入国、一部で検査免除 水際対策、上限2万人に緩和

新型コロナウイルスの水際対策が1日から緩和され、1日当たりの入国者数の上限が1万人から2万人に引き上げられた。これに伴い、感染リスクの低い地域から来る場合は検査が免除されることになり、成田空港では旅客がスムーズな入国を果たした。

政府は相手国・地域の感染状況に応じ、リスクが低い順に「青」「黄」「赤」の3グループに分類。98カ国・地域が該当する「青」については、新型コロナの抗原検査や自宅などでの待機を免除する。

1日午前8時過ぎ、「青」に分類されているタイ・バンコク発の旅客機が成田に到着。乗客たちは、現地で受けた新型コロナ検査の陰性証明などのデータを登録したスマートフォンのアプリを検疫スタッフに示すと、すぐに入国審査に向かった。一方、「黄」や「赤」の国・地域から到着した一部の旅客らは、検査を受けるブースに案内された。

水際対策きょう緩和、1日の入国者2万人に倍増

国民負担増、口つぐむ岸田首相 参院選後へ財源論先送り 骨太の方針原案

政府が31日に公表した経済財政運営の基本指針「骨太の方針」の原案には、子育て支援、防衛力強化、脱炭素投資など長期的な歳出拡大につながる項目が並んだ。

一方で、政策継続に不可欠な安定財源の確保については軒並み議論を先送り。岸田文雄首相も参院選を控え、国民や企業の負担増に口をつぐむ。参院選後に先送りされた形だ。

「線状降水帯」予測情報、きょうから開始 精度向上へ集中観測も

気象庁は1日から、短時間で集中的な豪雨をもたらす「線状降水帯」の予測情報の発表を始める。発生する可能性がある場合、半日ほど前に、全国を11地方に分けた広域での予測を伝える。予測精度はまだ十分ではないが、住民に早めに避難の準備をしてもらうことが期待される。

同庁が過去3年の事例で検証したところ、予測した地方で発生を的中できるのは4分の1程度。3回に2回は予測できず発生する。ただ、予測通り発生しなくても大雨となる可能性は高いといい、同庁は発表された際にはハザードマップや避難所の確認などを求めている。

線状降水帯ができる仕組み

全国で2万2768人新規感染 前週より約1万2000人減

新型コロナウイルスの感染者は1日、全国で新たに2万2768人確認された。1週間前より約1万2000人少なく、18日連続で前週の同じ曜日から減少した。死者は36人、重症者は前日比2人増の95人だった。

東京で新たに2415人の感染確認 前週を1500人下回る
東京都は1日、新型コロナウイルスの感染者が新たに2415人確認されたと発表した。前週の水曜日(3929人)を約1500人下回った。新たに5人の死亡も確認された。

新型コロナ 上海封鎖「解除」2カ月ぶり きょうから外出許可 「ゼロコロナ」政策は堅持

中国上海市は1日、新型コロナウイルス対策で約2カ月にわたって続けてきたロックダウン(都市封鎖)を解除した。同日午前0時(日本時間午前1時)から大部分の住民の外出を許可。人々は一斉に外に出て、歓喜の声を上げた。市は鉄道や地下鉄、バスなどの運行をほぼ復旧させ、自家用車の走行も市全域で認める。

出勤も可能となり経済活動が本格的に再開、停滞していた日本企業の業務も動き出す。ただ習近平指導部はコロナの徹底封じ込めを目指す「ゼロコロナ」政策を堅持。今後も感染者が一人でも出れば居住区ごと封鎖される。

外出許可の対象は約2490万人の全住民のうち9割程度。感染者が出ている居住区では外出制限が続いている。

米、ウクライナに最新ロケット砲供与へ 射程抑えロシアの反発配慮も

米政府は5月31日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対する約7億ドル(約900億円)の追加軍事支援の一環として、最新の「高機動ロケット砲システム(HIMARS)」を供与する方針を明らかにした。従来供与してきたりゅう弾砲より射程が長く、標的への命中精度も高まる。主戦場となっているウクライナ東部でのロシアの攻勢に対抗するため、米国による軍事支援は質量ともに拡充されている。

米政府高官によると、新たな支援は5月21日に成立した総額約400億ドル(約5兆1500億円)のウクライナ関連支援の第1弾として実施される。HIMARSの新規供与に加えて、携行式の対戦車ミサイル「ジャベリン」やヘリコプター、監視用レーダー、対装甲兵器などが含まれる。米政府高官は「ウクライナ軍は遠方から戦場の標的をより正確に狙う能力を持つことになり、ロシア軍を撃退する助けとなる」と支援の狙いを説明した。

高機動ロケット砲システム(HIMARS)

【1年前の今日の出来事】 2021年6月1日