2020年11月10日

バイデン氏、欧州首脳と電話協議 「もう米国単独主義ではない」
米大統領選で勝利を確実にしたバイデン前副大統領は10日、英独仏アイルランドの欧州4カ国首脳と相次いで電話で会談した。バイデン氏は会談について「米国が戻ってきたと知らせた。(外交の)ゲームに復帰する」と記者団に説明。トランプ政権であつれきの目立った同盟国との関係修復に努める決意を改めて表明した。

習近平氏「世界の繁栄には中国が必要」
中国の習近平国家主席は10日、テレビ会議形式で開かれた上海協力機構(SCO)の首脳会議で演説し、「中国の発展は世界と切り離すことができず、世界の繁栄も中国を必要としている」と強調した。
トランプ米政権は中国を米国や世界のサプライチェーン(供給網)から切り離す「デカップリング」を進めてきたが、米大統領選で当選を確実にしたバイデン前副大統領がこうした路線を継続しないよう牽制した形だ。

環境省水素ステーション事業 「100%再エネ」、実は通常電力 
太陽光発電など再生可能エネルギーのみを利用し、水素を製造する「再エネ水素ステーション」を普及する環境省の補助事業を会計検査院が調べたところ、実際には補助金を受けたほとんどの施設が通常電力を購入していたことが10日、決算検査報告書で分かった。