「竹島の日」島根県が記念式典 首相・閣僚の出席見送り
島根県は22日、条例で定めた「竹島の日」に合わせて松江市内で18回目の記念式典を開いた。政府代表として11年連続で政務官が出席し、首相や閣僚の出席は見送られた。
式典には与野党の国会議員7人を含む約200人が参加。中野英幸内閣府政務官は「竹島は固有の領土。一歩も引くことなく我が国の立場を韓国側に伝え、粘り強く対応していく」と述べた。丸山達也知事は「竹島占領を既成事実化しようとする韓国の動きに対し、毅然とした姿勢で対応するよう強く望む」と訴えた。
日米韓イージス艦、ミサイル対応の共同訓練実施 北朝鮮けん制狙い
防衛省は22日、日米韓3カ国のイージス艦が日本海で共同訓練を同日実施したと発表した。北朝鮮が18、20の両日に大陸間弾道ミサイル（ICBM）などを発射したことを受け、弾道ミサイル迎撃を想定して実施。3カ国の結束や対応力を示し、北朝鮮をけん制する狙いがある。
防衛省によると、訓練には海自のイージス艦「あたご」、米海軍のイージス駆逐艦「バリー」、韓国海軍のイージス駆逐艦「セジョン・デワン」が参加した。弾道ミサイルの探知や迎撃を想定し、標的情報を共有する手順を確認。3カ国のイージス艦による共同戦術訓練もあった。
防衛省は訓練について「共通の安全保障と繁栄を保護し、ルールに基づく国際秩序を強化していくという日米韓3カ国のコミットメント（関与）を示すもの」としている。19日には米韓、日米がそれぞれ2国間で戦闘機の共同訓練を実施していた。
狛江の強盗殺人 実行役やほう助疑いの4人を逮捕 1人に逮捕状
東京都狛江市の住宅で住人の大塩衣与さん（当時90歳）が殺害された強盗殺人事件で、警視庁調布署捜査本部は22日、金沢市の永田陸人被告（21）＝強盗傷害罪などで起訴＝ら実行役だった男性3人を強盗殺人と住居侵入容疑で逮捕した。広島市の強盗殺人未遂事件で逮捕された加藤臣吾容疑者（24）も実行役として同じ容疑で逮捕状を取り、永田容疑者らにレンタカーを用意したとして埼玉県三郷市の福島聖悟容疑者（34）を強盗殺人ほう助容疑などで逮捕した。
強盗殺人容疑などで逮捕されたのは永田容疑者のほか、埼玉県川口市の野村広之容疑者（52）と、石川県で偽造免許証を使った容疑で県警に逮捕された東京都中野区の男子大学生（19）の2人。
警視庁は実行役に指示していた人物がいるとみて調べている。
ガーシー氏の懲罰、参院で可決 「議場での陳謝」拒否なら除名も
参院は22日の本会議で、国会欠席を続けるNHK党のガーシー氏に対し「議場での陳謝」を科す懲罰を与野党の賛成多数で可決した。尾辻秀久参院議長は次回の本会議への出席を命じる文書を通知した。ガーシー氏が応じなければ、与野党は再び懲罰を検討し、最も重い除名とすることも視野に入れている。除名されれば議員の身分を失う。衆参両院によると、欠席を理由とした懲罰は国会で初めて。
議場での陳謝は、懲罰では除名、登院停止に次ぐ3番目の重さ。参院での懲罰は、2013年に無許可で北朝鮮を訪問した日本維新の会のアントニオ猪木氏が30日間の登院停止となって以来だ。
マイナ保険証、導入義務化は違憲 保険医274人が東京地裁に提訴
健康保険証の代わりにマイナンバーカードで保険資格を確認できるオンラインシステムの導入を国が医療機関に義務付けたことは憲法違反だとして、東京保険医協会の医師ら計274人が22日、国を相手取り、義務化に従う必要がないことの確認などを求める訴訟を東京地裁に起こした。マイナ保険証への対応を医療機関に義務付けるには本来は健康保険法の改正が必要なのに、省令の改正で代替した国の対応は、国会を唯一の立法機関とする憲法41条に反すると訴えている。
国は2022年9月、厚生労働省令を改正し、医療機関は23年4月からマイナ保険証に対応する体制を整備しなければならないと定めた。政府は24年秋に健康保険証を廃止しマイナ保険証に一本化する方針を示している。
システム整備には70万円程度の費用がかかり、高齢の医師を中心に対応は困難として廃業を検討する人もいるという。東京保険医協会の須田昭夫会長は提訴後、「地域のことをよく知っている高齢の先生が廃業してしまえば、地域医療は衰退する。国がやっていることは医療破壊だ」と述べた。
JA系スーパー撤退「住民不安強い」 鳥取県、事業者と対策検討
鳥取県のJA鳥取いなば（鳥取市）とJA鳥取中央（同県倉吉市）が運営するスーパーの閉鎖方針が相次いで明らかになったことを受け、鳥取県庁で21日、県と関係市町、JA関係者を交えた「買い物環境確保にかかわる対策協議会」の初会合が開かれた。両JAの組合長もオンライン参加し、閉鎖に至った経緯や事業継続に向けた取り組みを説明した。
JA鳥取いなばが出資する「トスク」は2023年度中に県東部の鳥取市と岩美、若桜、八頭、智頭の各町で展開する全9店舗を閉鎖する方針。22年12月末の理事会で承認され、従業員や自治体、店舗エリアの組合員には既に説明を終えている。
落語家の笑福亭笑瓶さん死去 66歳 「噂の！東京マガジン」出演
落語家でタレントの笑福亭笑瓶（しょうふくてい・しょうへい、本名・渡士洋＝とし・ひろし）さんが22日午前、急性大動脈解離のため死去した。66歳。東京都内の自宅で倒れているのが見つかった。所属事務所が明らかにした。
81年、笑福亭鶴瓶さんに弟子入り。「突然ガバチョ！」などテレビのバラエティー番組に出演して関西で人気を博し、その後、東京に拠点を移した。黄色いフレームの眼鏡と明るいキャラクターで親しまれ、アニメ「魔法使いサリー」のよし子ちゃんの物まねなどを得意とした。主な出演番組に「鶴ちゃんのプッツン５」「噂の！東京マガジン」など。
全国で新たに1万8654人感染、前週から1万人減 新型コロナ
厚生労働省は22日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で1万8654人確認されたと発表した。前週の水曜日から約1万人減った。死者は114人だった。
主な都道府県の新規感染者数は、北海道803人▽東京都1195人▽愛知県1022人▽大阪府1191人▽福岡県807人――など。
＜新型コロナ・22日＞東京都で新たに1195人感染、15人死亡
東京都は22日、新型コロナウイルスの新たな感染者1195人と死者15人を確認したと発表した。1週間平均の新規感染者数は、22日時点で1145.7人で、前の週に比べて69.5%。
【1年前の今日の出来事】 2022年2月22日
