2023年1月22日 今日の出来事

24日から大雪、猛吹雪警戒 東北から九州、厳しい寒さも―気象庁

気象庁は22日、東北から九州にかけての日本海側では24日から26日ごろにかけ、大雪や猛吹雪、高波に警戒するよう呼び掛けた。強い冬型の気圧配置となり、上空に今冬一番の寒気が流れ込むため。交通の障害や雪崩が生じる恐れがある。太平洋側の平地でも雪が積もる所がある見込み。

主要都市も厳しい寒さになるとみられ、25日の最低気温は札幌が氷点下11度、仙台が同6度、東京都心が同3度、名古屋が同2度、大阪が同1度、福岡が同3度と予想される。

24日午後6時までの24時間予想降雪量は多い所で、東北40~60センチ、北陸と東海、近畿、中国20~40センチ、関東甲信と四国、九州北部10~20センチ。

その後、25日午後6時までの同降雪量は、北陸70~100センチ、東北60~80センチ、関東甲信と東海、近畿、中国50~70センチ、四国と九州北部20~40センチ、九州南部10~20センチ。

東北から九州の24日の最大瞬間風速は25~45メートル、波の高さは5~6メートルの見込み。

週間_予想最低気温(℃)
週間_予想最高気温(℃)

洋菓子の世界大会、日本が優勝 16年ぶり3度目…仏

世界のパティシエ(洋菓子職人)たちが国別対抗の団体戦で技を競う大会「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」が20、21日、フランス中部リヨン郊外で行われ、17カ国・地域が参加、日本代表チームが優勝した。日本の快挙は1991年、2007年に続く16年ぶり3度目。

味だけでなく見た目や発想の独創性も審査の対象になり、各地の予選を勝ち抜いたパティシエ3人が代表チームとして、観客を前に特設ステージで技術と芸術性を競う。

今大会は「気候変動」がテーマで、各チームは10時間以内にテーマに沿って、チョコレートや果物のピューレを使ったホールケーキや、レストラン向けのデザートなどを用意。チョコレートや砂糖を使った大型の展示用作品も制作した。

2位はフランス、3位はイタリア、4位は英国、5位は韓国だった。大会は89年に始まり、2年に1度開催。日本は21年まで5大会連続で2位だった。

洋菓子の世界大会「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」で優勝が決まり、喜ぶ日本代表の鈴鹿成年さん(中央左)、柴田勇作さん(中央)、高橋萌さん(中央右)=21日、フランス中部リヨン郊外

増税なら解散すべき72% 内閣支持層でも5割 毎日新聞世論調査

毎日新聞が21、22の両日に実施した全国世論調査では、政府が防衛費を増やす財源として増税することについても尋ねた。

増税に「賛成」は22%にとどまり、「反対」は68%だった。政府が増税する場合、岸田文雄首相は、衆院を解散して国民に信を問うべきだと思うかとの問いでは、「思う」が72%に達し、「思わない」の18%を大幅に上回った。内閣支持層でも5割近くが「思う」と答えた。

【詳細記事】
内閣支持率横ばい コロナ5類移行「賛成」46% 防衛費財源、増税なら解散すべき72%…毎日新聞世論調査

全国で新たに6万4450人感染 死者は326人 新型コロナ

厚生労働省は22日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で6万4450人確認されたと発表した。前週の日曜日より約4万4000人減った。死者は326人だった。

主な都道府県の新規感染者数は、北海道1284人▽東京都5110人▽愛知県4203人▽大阪府4244人▽福岡県3044人――など。

国内の感染者数(1日ごと)

東京で5110人がコロナ感染 前週比66.7%、死者31人

東京都は22日、新型コロナウイルスの感染者が新たに5110人報告されたと発表した。直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は7254.1人で、前週比は66.7%。31人の死亡も報告された。

東京都の感染者数(1日ごと)

バルト3国、独に戦車供与要請 「欧州の平和回復に必要」

ドイツ・ハノーバー近郊で報道公開されたレオパルト2戦車

バルト3国のリトアニア、エストニア、ラトビアの外相は21日、ドイツ政府に対し、同国製主力戦車レオパルト2をウクライナに速やかに供与するよう要請した。

外相らは同時刻に同じ文章をツイッターに投稿した。「ロシアの侵略を阻止し、ウクライナを助け、欧州の平和を早急に回復するために必要だ」と訴え、「欧州の大国ドイツは特別な責任を負っている」と強調した。

レオパルト2を巡っては保有するポーランドなどが供与を表明。製造国ドイツの承認が必要で、同国で20日に開かれたウクライナ防衛に関する関係国会合で議論されたが、結論に至らなかった。

ウクライナ戦況地図(2023年1月21日時点)

中国のコロナ感染、11億人説も 世界がさらなる情報公開を要求

中国では昨年12月に新型コロナウイルス対策の抜本緩和が発表され、北京や上海など都市部を中心に感染が爆発的に広がった。人口14億人の8割に当たる11億人超が既に感染したとの分析もある。

中国当局は感染を徹底して抑え込む「ゼロコロナ」政策の終了に伴い、日ごとの感染状況の発表を取りやめ実態は不明なままだ。国際社会の批判を受け当局は一部データを公表したが十分とは言えず、さらなる情報公開が求められている。

春節(旧正月)の大型連休で感染が拡大しても、最新の状況を中国が公表するかどうかも明らかではない。情報開示に消極的な一方、中国政府は中国人の海外旅行を回復させる方針。日本など各国は中国からの入国者に検査を行い、水際対策で警戒を続けている。

【1年前の今日の出来事】 2022年1月22日