2022年11月17日 今日の出来事

コロナ感染者、46都道府県で前週比増 東京都、感染警戒レベル引き上げ

厚生労働省に新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織「アドバイザリーボード」の会合が17日開かれた。直近1週間(16日まで)に全国で報告された新規感染者数は前週比1.24倍となり、山口県以外の46都道府県で増加したことなどが報告された。

病床使用率や重症者数、死者数も増加しており、高知1.46倍▽山梨1.39倍▽茨城1.35倍――などで増加幅が拡大した。北海道では15、16日の2日間連続で新規感染者数が1万人を超えた。一方、香川県の新規感染者数は前週比で1.03倍、山口県は0.96倍で、地域差が生じている。

東京都、感染警戒レベル引き上げ 専門家「第8波の入り口」―新型コロナ

東京都は17日、新型コロナウイルスのモニタリング会議を開き、4段階で表す感染状況の警戒レベルを上から2番目へ1段階引き上げた。このレベルになるのは10月6日以来。専門家は「第8波の入り口に差し掛かっているとも考えられる」と述べ、警戒を促した。

医療提供体制のレベルは、4段階のうち上から3番目を維持。ただ病床使用率が既に40%を超えているため、都は段階的に確保病床数を現在の5283床から7262床に引き上げる。

東京都 第8波は1月中旬がピークか

全国で9万3005人感染確認 前週比1.5万人増 新型コロナ

厚生労働省は17日、新型コロナウイルスの感染者が全国で新たに9万3005人確認されたと発表した。前週の木曜日より約1万5000人増えた。都道府県の新規感染者は、多い順に東京都9755人▽北海道9536人▽神奈川県6128人▽愛知県5511人▽埼玉県4990人▽大阪府4126人――など。

ミサイル着弾 国連安保理で「責任はロシアに」の声相次ぐ、ロシア側は反発

ポーランドにミサイルが着弾し2人が死亡したことをめぐって、ウクライナの防空ミサイルだった可能性が高いとの見方が広がっている。こうした中、国連安保理では、各国から「責任はロシアにある」として非難が相次いだ。

会合には、ポーランドの国連大使も出席し、「ロシアによる戦争がなければ罪のない人が殺害されることはなかった」とした上で、「ポーランド軍の戦闘準備態勢を強化することを決定した」と述べた。

一方、ロシアのネベンジャ国連大使は、「着弾したのがウクライナの防空ミサイルであることに疑いの余地はない」とした上で、「ウクライナはNATOをロシアとの戦争に巻き込もうとしている」と反発した。

北朝鮮がまた短距離ミサイル、発射前に日米韓の連携批判する談話

韓国軍合同参謀本部は17日、同日午前10時48分ごろに北朝鮮東部の江原道元山(ウォンサン)付近から日本海に向けて、短距離弾道ミサイル1発が発射されたと発表した。日本の防衛省によると、日本の領域や排他的経済水域(EEZ)への飛来は確認されていないという。北朝鮮による弾道ミサイルの発射は9日以来となる。

ミサイルが発射される前の17日朝には北朝鮮の崔善姫(チェソンヒ)外相が、日米韓の連携の強化や軍事演習が朝鮮半島情勢を「さらに予測不可能な局面に追い込む」とする談話を発表していた。朝鮮中央通信によると、崔氏は談話で「(米国が)朝鮮半島と地域で挑発的な軍事的活動を強化すればするほど、正比例して我々の軍事的対応はさらに猛烈になる」と述べた。

貿易赤字2兆1623億円 10月で最大 円安・資源高が響き

財務省が17日発表した10月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は2兆1623億円の赤字だった。15カ月連続の赤字で、赤字額は比較可能な1979年以降で10月として最大となった。原油など資源価格の高騰と円安が響き、輸入が前年同月比53.5%増の11兆1638億円に膨らんだ。

輸出は25.3%増の9兆15億円だった。輸出入とも単月で過去最大を更新したが、輸入が輸出を大きく上回った。物価高騰やウクライナ紛争の長期化などで世界経済の減速懸念が強まっており、堅調な輸出が減少し、大幅な貿易赤字が続く恐れがある。

貿易赤字2.1兆円、10月最大=資源高や円安で15カ月連続

イチョウ 秋色のトンネル 東京・昭和記念公園

国営昭和記念公園(東京都立川市、昭島市)に、例年並みに色づきが進んだイチョウの黄葉を楽しむ人が多く訪れている。園内には、約200メートルに106本が並ぶ「カナールイチョウ並木」と、約300メートルに98本の「かたらいのイチョウ並木」の2カ所がある。

黄葉が見ごろを迎え、ライトアップされたイチョウ並木=国営昭和記念公園で2022年11月10日

【1年前の今日の出来事】 2021年11月17日