今日の出来事(2022年7月17日) ヨーロッパ各地に記録的熱波 スペインとポルトガルで死者300人超

ヨーロッパ各地に記録的熱波 スペインとポルトガルで死者300人超

欧州各地を「熱波」が襲っている。英気象庁は15日、首都ロンドンなどで18~19日に英史上初の気温40度超を記録する可能性があるとして、緊急事態宣言を発令した。スペインなどでは死者も相次いでおり、警戒が続いている。

日本に比べ真夏でも比較的涼しい欧州では、十分な冷房設備がない家庭も多く、18~19日のロンドンは「健康な人でも命の危険がある」(英BBC放送)と報じられている。英国で観測された過去最高気温は38.7度で、これを更新する可能性があるという。

6月から猛暑が続くスペインでは、7月14日に南西部で気温45度を超えた。欧州メディアによると、スペインとポルトガルでは15日までに熱中症などで高齢者ら300人以上が死亡。スペインやフランス、ギリシャでは山火事も頻発している。

また、北極圏のノルウェー・バナクでは6月29日に32.5度を観測し、北極圏の6月の平均気温を20度近くも上回ったという。

ヨーロッパで記録的熱波 360人死亡 各地で山火事も

岸田政権のコロナ対策「評価」は35% 毎日新聞世論調査

毎日新聞と社会調査研究センターが16、17両日に実施した全国世論調査では、新型コロナウイルスの感染拡大についても尋ねた。岸田政権の新型コロナ対策を「評価する」との回答は35%で、前回調査(6月18日)の41%から6ポイント減少し、「評価しない」は34%(前回31%)だった。

新型コロナの新規感染者数は、全国で連日10万人を超えている。新型コロナの「第7波」の不安を感じるかとの問いでは、「不安を感じる」が65%に達し、「不安は感じない」の23%を大幅に上回った。「どちらとも言えない」は12%だった。

西日本で大雨の恐れ 18日~20日、土砂災害などに警戒を

前線や低気圧の影響で、西日本では18日から20日ごろにかけて大気の状態が不安定になり、雷を伴う大雨が降る恐れがある。気象庁は土砂災害や河川の増水、氾濫が起きる可能性があるとして、警戒するよう呼びかけている。

気象庁によると、西日本まで北上した前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発になると見込まれる。18日午後6時までの24時間の予想雨量は、多い所で九州北部100ミリ、中国60ミリなど。その後は更に雨が強くなるとみられ、19日午後6時までの24時間の予想雨量は、多い所で九州北部・南部200~300ミリ、中国100~150ミリなどとなっている。

一方、16日にかけて大雨に見舞われた北日本や東日本では、17日も降雨が続いた。同日深夜にかけて激しい雨が降る地域もあるという。18日午後6時までの24時間の予想雨量は、多い所で北海道(太平洋側)、東北、関東北部がそれぞれ80ミリなど。気象庁は、これまでの雨で地盤が緩んでいる場所もあるとして、引き続き土砂災害などに注意するよう促している。

19日(火)午後6時までの48時間予想降水量(ウェザーマップ)

3年ぶりの山鉾巡行きらびやか 沿道に14万人 京都・祇園祭

祇園祭・前祭(さきまつり)の山鉾巡行が17日、3年ぶりに京都市中心部であった。長刀鉾を先頭に23基の山鉾が都大路を進んだ。祇園囃子が響く中、山鉾を彩る金工や染織などの工芸品が夏の日差しに輝き、観衆を魅了した。

巡行は新型コロナウイルス禍で2020、21年と中止された。京都府警によると、この日は14万人が沿道に詰めかけ、19年の12万人を上回った。曳き手ら祭りの参加者は事前の抗原検査などをした上で参加。四条河原町などの交差点では、掛け声と共に重さ10トンを超す鉾の車輪を割り竹の上で滑らせて方向転換する「辻回し」を披露し、沿道から拍手を浴びた。

後祭の山鉾巡行は24日に開催。再建された「鷹山」が196年ぶりに加わる。

祇園祭前祭の山鉾巡行で御池通を進む先頭の長刀鉾=17日、京都市

国内感染10万5584人 3日連続10万人超―新型コロナ

国内では17日、新たに10万5584人の新型コロナウイルス感染が確認された。感染者数は前週の日曜日の1.94倍となり、3日連続で10万人を超えた。重症者は前日比15人増の129人、死者は17人だった。

東京で新たに1万7790人感染 6日連続1万人超 新型コロナ
東京都は17日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1万7790人確認されたと発表した。1万人を超えたのは6日連続で、前週日曜日(9482人)から約8000人増加した。新たに1人の死亡が確認されいた。

【1年前の今日の出来事】 2021年7月17日