2022年1月24日

ガソリン価格抑制策発動へ 軽油、灯油、重油も対象 25日にも発表
政府は24日、ガソリンや灯油などの燃油価格の急騰を抑える価格抑制策を初めて発動する方針を固めた。発動条件となるレギュラーガソリンの全国平均小売価格が1リットル当たり170円を超える見通しになったため。最新の価格は26日に発表予定だが、集計段階で170円超えが確実となり、政府は石油元売り会社に補助金を支給する準備に入った。ガソリンスタンドなどへの卸売価格に反映されれば、小売価格が引き下がる可能性がある。

政府、まん延防止措置を18道府県に追加適用 34都道府県に拡大
政府は24日、新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置を、北海道や関西など18道府県に適用する方針を固めた。期間は27日から2月20日まで。既に適用している16都県と合わせて、まん延防止措置の適用は全都道府県の7割を超える34都道府県に拡大。

今回、措置を適用するのは、北海道、青森、山形、福島、栃木、茨城、静岡、石川、長野、大阪、京都、兵庫、岡山、島根、福岡、大分、佐賀、鹿児島の18道府県で、いずれも24日までに措置の適用を政府に要請した。また、先行して措置を適用している広島、山口、沖縄の3県は今月末までの期限を延長するよう要請した。

新型コロナ影響 保育所やこども園の全面休園327か所 過去最多
新型コロナウイルスに子どもや職員が感染し全面休園となった保育所やこども園は、厚生労働省によると今月20日の時点で27の都道府県の327か所となり、これまでで最も多くなった。前の週の今月13日には14の都道府県の86か所だったが、1週間で3倍以上になり第5波のさなかだった去年9月2日の185か所を上回って過去最多となった。

日大への私学助成金、不交付へ 田中前理事長らの起訴受け
前理事長らが起訴された日本大学について、日本私立学校振興・共済事業団が今年度の経常費補助金(私学助成金)を不交付とする方向で検討していることが、関係者への取材で判明した。26日の運営審議会で最終判断する見通し。日大は2020年度、満額の約90億円を受給しており、巨額の財源に穴が開くことで、今後の経営に影響が及ぶ可能性がある。

日大を巡っては、田中英寿前理事長が所得税法違反罪で、井ノ口忠男元理事が背任罪で起訴された。同事業団の取り扱い要領では、学校経営に関わる事件で法人役員や教職員が逮捕・起訴された場合、私学助成金が不交付や減額の対象になると規定されている。日大はアメリカンフットボール部の悪質タックル問題を起こした18年度にも、私学助成金を35%減額されている。

藤井聡太4冠が竜王就位式 「実力以上のものが出せた」
将棋の第34期竜王戦で勝利し、史上最年少4冠を達成した藤井聡太竜王(19)の就位式が24日、東京都渋谷区で開かれた。藤井は昨年11月、豊島将之竜王(当時)を4連勝で降し、王位、叡王、棋聖を合わせ、19歳3カ月の史上最年少で4冠を達成した。現在、史上最年少5冠をかけて、王将戦七番勝負で渡辺明王将(37)に挑戦している。藤井は「4連勝という結果は望外で、自分の実力以上のものが出せたシリーズだったと感じている。今後、より一層精進していきたい」と謝辞を述べた。

31歳職員が提案「推し仏」総選挙 国宝の石像9体が候補、トップは
国宝・臼杵石仏(大分県臼杵市)で、参詣客らが「推し仏」を選ぶ「美仏(びぼとけ)総選挙」があった。開票の結果、トップ当選の大日如来坐像を首班に「第一次美仏内閣」が発足。さまざまな御利益のある仏さま9体による少数精鋭の内閣が、「コロナ収束」といった人々の願いを受け止めつつ、地域観光の顔の役割を務める。臼杵石仏は1995年、岩壁に刻まれた磨崖仏としては全国で初めて国宝に指定された。

【1年前の今日の出来事】 2021年1月24日