2021年10月20日

首都圏3県 25日以降は飲食店の時短や酒類提供制限の要請解除へ
千葉、埼玉、神奈川の首都圏3県は20日、新型コロナウイルス対策の会議で、飲食店への営業時間短縮や酒類提供制限の要請を25日以降は全面的に解除することを決めた。東京都と首都圏3県は緊急事態宣言解除後、感染対策を徹底していると認証した飲食店に限って酒類提供を容認。24日までは営業を午後9時、酒類提供を午後8時までとするよう要請していた。3県は認証の有無にかかわらず全ての飲食店の通常営業を容認する一方、東京は25日以降、認証店に限って通常営業を認める方針で、21日にも対応を決定する。

阿蘇山 さらに大きな噴火の兆候なし 気象庁、噴石に注意呼びかけ
20日午前11時43分ごろ、熊本県・阿蘇山の中岳第1火口で中規模の噴火が発生した。気象庁によると、高温の火砕流が火口の西約1300メートルの地点まで到達し、南約900メートルまで噴石が飛散したとみられる。気象庁は阿蘇山の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げ、火口から約2キロの範囲で火砕流や噴石に警戒するよう呼びかけている。

マイナンバーカード、保険証代わりに 20日開始、導入8%未満
健康保険証代わりにマイナンバーカードを使える仕組みの本格運用が20日から始まった。カードの利便性を向上させ、普及を図るための取り組みだが、必要なシステムを導入済みの医療機関は全体の7.9%(10日時点)しかなく、利用できる施設は当面限られそうだ。

COP26、石炭火力廃止が議題に 欧州で加速、日本には逆風
月末に英北部グラスゴーで開幕する国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)では、石炭火力発電の段階的な廃止が主要議題となる。これを背景に、温室効果ガスを大量に排出する石炭からの脱却を早める動きが欧州で加速している。一方、脱石炭の道筋を示すことができない日本への逆風は強まりそうだ。

北朝鮮「新型SLBM発射成功」 潜水艦から、韓国に対抗心も
北朝鮮の朝鮮中央通信は20日、国防科学院が19日に新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験を行い、成功したと報じた。潜水艦「8.24英雄艦」から発射したという。韓国は先月、SLBMの発射実験を実施しており、韓国への対抗意識もうかがえる。韓国軍によると、北朝鮮は19日、東部の咸鏡南道・新浦沖の海上から日本海に向けて短距離弾道ミサイル1発を発射。高度約60キロ、飛行距離約590キロと推定されていた。