2020年10月20日

日インドネシア首脳が会談 対コロナで500億円借款供与
東南アジア歴訪中の菅義偉首相は20日、インドネシアの首都ジャカルタ南方ボゴールの大統領宮殿でジョコ大統領と会談し、新型コロナウイルスの感染拡大で悪化する経済の回復に向け日本が500億円規模の円借款供与を行うことや人の往来の促進で一致した。安全保障面での連携も確認した。

菅首相の著書・改訂版、公文書管理の記述消える
菅義偉首相の著書「政治家の覚悟」(文芸春秋)が20日に発売される。野党議員時代の2012年に刊行した単行本を改訂。官房長官時代のインタビューが追加収録される一方、「公文書の管理の重要性」を訴える記述があった章は削除された。
今回の改訂版で削除されたのは、旧民主党の政権運営などを批判した章。この中で、東日本大震災後の民主党政権の議事録の保存状態を問題視し、「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」と公文書管理の重要性を訴えていた。

米司法省がグーグルを提訴 ネット検索めぐり独禁法違反
米司法省は20日、独占禁止法に違反したとして、米インターネット検索最大手グーグルを米首都ワシントンの連邦地裁に提訴した。

2018年西日本豪雨 温暖化で発生確率3.3倍 気象研などスパコンで分析
甚大な被害が出た2018年の西日本豪雨で瀬戸内地方に降った大雨は、地球温暖化によって発生しやすさが約3.3倍になっていた可能性があるとの分析結果を、気象庁気象研究所などの研究チームが20日発表した。2017年の九州北部豪雨の場合は約1.5倍と推計された。

放射性物質、キノコも基準値超
山菜のコシアブラに続き、東日本の各地で採られた野生キノコから国の基準値(1キロあたり100ベクレル)を超える放射性物質が検出されている。東京電力福島第一原発事故の影響を受けていると見られる。