2021-04

政治・経済

「まん延防止等重点措置」と「緊急事態宣言」との違い わかりやすく解説

新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、大阪府、兵庫県、宮城県の3府県で「まん延防止等重点措置」を4月5日から5月5日までの31日間、適用することが4月1日に決まった。飲食店への営業時間短縮要請や命令違反に科される罰則が特徴だが、緊急事態宣言との違いがわかりづらいとの指摘もある。そこで違いが一目でわかるように、要点を表にまとめた。
政治・経済

変異株拡大でワクチン接種の効果は限定的 5月には第3回目の緊急事態宣言発出か

東京都では新型コロナウイルスの感染者数の増加傾向が続いている。期待されるのはワクチンへ接種の効果だが、筑波大学の倉橋節也教授らのグループがAI(人工知能)を使ったシミュレーションで試算した。仮に東京都で去年夏の第2波と同じレベルで感染が再拡大する場合、ワクチン接種を急いでも第4波の流行を抑える効果は限定的だとする結果をまとめた。5月には第3回目の緊急事態宣言が発出されるのか。
国際

「聖火リレーの火は消されるべきだ」(米NBC 英文=全文、一部和訳) オリンピック聖火リレーはヒトラーが始めた !! 

3月25日に福島県でスタートした東京五輪の聖火リレーについて、米テレビ局のNBC(電子版)は、元プロサッカー選手で米パシフィック大教授のジュールズ・ボイコフ氏が「聖火リレーの火は消されるべきだ」と厳しく批判したオピニオン記事を掲載した。ボイコフ氏は、新型コロナウイルスのパンデミックの中でのリレーは「五輪の華やかな行事のために、公衆衛生を犠牲にするリスクを孕んでいる」と主張。また、1936年のベルリン五輪で始まった聖火リレーが、当時、ドイツ政権を担っていたナチスの政治的なプロパガンダとして利用されたという経緯があったことを紹介している。
社会

各地で異常な感染拡大、その原因は変異ウイルス すでに40%以上が変異株 

緊急事態宣言の全面解除を待たずして、2月下旬から感染拡大の兆しが見えてきた。解除したのだから、なおさら感染は拡大する。その背景に変異ウイルスの広がりがあると見られている。倉橋節也・筑波大教授(社会シミュレーション学)は、国内で新型コロナウイルス変異株による感染拡大が続くと、ワクチン接種が進んでも、東京都内ではこれまでの感染規模を上回る可能性があると試算した。すなわち、ワクチン接種さえすれば手放しで安心できる、という状況にはならない可能性がある。