2025年9月3日 今日の出来事

金正恩氏、中ロ首脳とそろい踏みへ 「冷戦期の三角連帯」演出

金正恩氏、中ロ首脳とそろい踏みへ 「冷戦期の三角連帯」演出

中国を訪問した北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は3日に北京で開催される「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年」記念日の軍事パレードに参列し、中国の習近平国家主席やロシアのプーチン大統領と並んで天安門楼上に立つ見通しだ。韓国の情報機関・国家情報院(国情院)は「冷戦期の三角連帯の再現」と位置付け、北朝鮮には中ロとの結束を誇示することで米国を強くけん制する狙いがあると分析した。

金正恩氏の娘が外遊デビュー 10代前半、高まる後継説

金正恩氏の娘が外遊デビュー 10代前半、高まる後継説

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の訪中には、「ジュエ」さんとされる10代前半の娘が初めて同行した。娘は2022年11月に大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の発射実験の報道で初めて姿を見せた後、頻繁に登場。今回の外遊デビューにより、後継者との観測がさらに高まる可能性がある。

韓国国会議長、正恩氏と握手 プーチン氏と会話も

韓国国会議長、正恩氏と握手 プーチン氏と会話も

韓国の禹元植国会議長は3日、中国・北京で開催された「抗日戦争勝利80年」の軍事パレードの前に、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記と握手した。国会議長室が明らかにした。

聯合ニュースが禹氏の随行者らの話として伝えたところによると、禹氏が「7年ぶりの再会ですね」と声を掛けると、正恩氏は「はい」とだけ答えたという。聯合によれば、禹氏は2018年4月に板門店で行われた南北首脳会談の夕食会で、共に民主党の院内代表として、正恩氏と面会したことがある。

総裁選の前倒し論拡大 麻生氏も表明、副大臣・政務官10人超が賛成

総裁選の前倒し論拡大 麻生氏も表明、副大臣・政務官10人超が賛成

石破茂首相が進退を「しかるべき時に決断する」と表明した自民党の両院議員総会から一夜明けた3日、同党の麻生太郎最高顧問は、横浜市で開いた麻生派(43人)研修会で講演し、総裁選の前倒し実施に賛成すると正式に表明した。石破政権の副大臣・政務官で既に10人超が賛成する意向を示しており、前倒し論が拡大を続けている。

関東で線状降水帯の恐れ 前線南下、大雨警戒…気象庁

関東で線状降水帯の恐れ 前線南下、大雨警戒―気象庁

関東甲信は3日午後、前線が南下した影響で、局地的に雨が強まる所があった。気象庁は、神奈川県を除く関東の1都5県では午後9時ごろにかけ、線状降水帯が発生する恐れがあるとして、大雨に警戒を呼び掛けた。

午後3時ごろまでは晴れて気温が大幅に上がった所があり、山梨県甲州市・勝沼で38.5度、埼玉県鳩山町で37.8度を観測した。大気の状態が不安定になっており、落雷や突風、ひょうにも注意が必要という。

4日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、関東北部150ミリ、関東南部120ミリ、甲信80ミリ。

次世代半導体開発で企業連合 レゾナックなど27社参画

次世代半導体開発で企業連合 レゾナックなど27社参画

レゾナック・ホールディングス(HD)は3日、人工知能(AI)向けなど次世代半導体の技術開発に関する企業のコンソーシアム(共同事業体)を新設したと発表した。半導体を最終製品に仕上げる「後工程」で使う中間基板を開発する。レゾナックなど国内外の27社が参加した。

事業体の名称は「JOINT3」で、東京エレクトロンやウシオ電機、米アプライドマテリアルズなどが参画。レゾナックの下館事業所(茨城県結城市)に試作拠点を新設し、中間基板に適した材料や設計装置を開発する。総事業費は260億円で、2026年中の稼働開始を目指す。