- 関東南部平地で大雪恐れ 一部高速道路、予防的通行止め
- 予算案が衆院通過 29年ぶり国会修正、成立へ…「160万円」法案も、維新賛成
- 核は「悪魔の兵器」 締約国会議で被団協が訴え…米
- ウクライナ軍事支援を一時停止 トランプ米大統領、停戦交渉へ圧力…会談決裂、公式謝罪も要求
- ワレサ氏、トランプ大統領を非難 書簡で「恐怖と嫌悪感」
- トランプ米大統領、カナダ・メキシコ関税「4日開始」 25%、経済に打撃懸念
- 中国、「米国の急所」に報復 農産物に対抗関税
- 日経平均の下げ幅、一時900円超 「トランプ関税」に強まる警戒感
- 曽野綾子さん死去、93歳 作家、「神の汚れた手」
- 焼失拡大、2600ヘクタールに 岩手・大船渡の山林火災
関東南部平地で大雪恐れ 一部高速道路、予防的通行止め
本州の南岸を進む低気圧の影響で、関東甲信は5日朝にかけて関東南部の平地でも大雪となる所があるとして、気象庁は4日、積雪や路面凍結による交通障害に警戒するよう呼びかけた。東京都は多摩を中心に大雪となり、23区でも積雪となる所がある見込み。5日の通勤や通学の時間帯にも影響が出る恐れがあり、注意が必要だ。
5日午後6時までに東京都で予想される24時間降雪量は多い所で、多摩西部15センチ、多摩北部、多摩南部8センチ、東京23区3センチ。
予算案が衆院通過 29年ぶり国会修正、成立へ…「160万円」法案も、維新賛成
予算案が衆院通過 29年ぶり国会修正、成立へ―「160万円」法案も、維新賛成
2025年度予算案は4日午後の衆院本会議で、修正された上で可決、参院に送付された。修正案を提出した自民、公明両党に加え、高校授業料の無償化などで与党と合意した日本維新の会が賛成した。当初予算案の「国会修正」は29年ぶり。所得税の課税最低ラインを160万円に引き上げる税制改正関連法案も衆院を通過した。いずれも今国会で成立する見通しだ。
予算修正案の一般会計総額は115兆1978億円。所得税の税収減などを反映し、当初予算案から3437億円の減額となった。国会修正による減額は1955年以来70年ぶり。立憲民主、国民民主、共産、れいわ新選組は反対した。
核は「悪魔の兵器」 締約国会議で被団協が訴え…米
米ニューヨークの国連本部で3日、核兵器禁止条約の第3回締約国会議が5日間の日程で開幕した。昨年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の浜住治郎さん(79)が演説し「原爆は未来を奪う『悪魔の兵器』だ」と述べ、廃絶に向けた取り組み強化を訴えた。
米国の「核の傘」に頼る日本政府は3回連続でオブザーバー参加を見送った。会議を傍聴したカナダ在住の被爆者サーロー節子さん(93)は「どの国の政府よりも(核)問題を熟知しているはずの日本政府が出てこないのは情けない」と批判した。
ウクライナ軍事支援を一時停止 トランプ米大統領、停戦交渉へ圧力…会談決裂、公式謝罪も要求
ウクライナ軍事支援を一時停止 トランプ米大統領、停戦交渉へ圧力―会談決裂、公式謝罪も要求
米メディアは3日、トランプ大統領がロシアの侵攻を受けるウクライナへの全ての軍事支援の一時停止を命じたと報じた。ウクライナのゼレンスキー大統領との首脳会談の決裂を受け、同国に圧力を強める狙いがある。米国の軍事支援に依存してきたウクライナにとっては痛手となる。ロイター通信は軍事物資の輸送が既に止まったと伝えた。
ワレサ氏、トランプ大統領を非難 書簡で「恐怖と嫌悪感」
1980年代、共産主義下のポーランドで民主化運動を率い、ノーベル平和賞を受賞したワレサ元大統領(81)が、トランプ米大統領への書簡を公開した。ウクライナのゼレンスキー大統領との会談に「恐怖と嫌悪感」を覚えたとし、物質的支援に敬意と感謝を期待するのは「不快だ」と非難した。ポーランドメディアが3日報じた。
ワレサ氏が3日、同国の元民主活動家ら約40人と連名の書簡を自身のフェイスブックで公表した。
トランプ米大統領、カナダ・メキシコ関税「4日開始」 25%、経済に打撃懸念
トランプ米大統領、カナダ・メキシコ関税「4日開始」 25%、経済に打撃懸念
トランプ米大統領は3日に記者会見し、カナダとメキシコからの輸入品への25%の関税について、「4日に始まる。決まっている」と述べ、予定通り適用すると明言した。中国には10%の追加関税をさらに上乗せする。米国とカナダ、メキシコは経済的な結び付きが強く、関税導入による各国経済への打撃が懸念されている。
中国、「米国の急所」に報復 農産物に対抗関税
トランプ米政権が4日、中国製品への追加関税を引き上げたことに対し、中国政府は米農産物という「米国の急所」(中国メディア関係者)を標的とした報復関税で応じた。米国に譲らない姿勢を示すことで、関税撤回を迫る構えだ。
対抗措置では、鶏肉と小麦、トウモロコシ、綿花に15%、大豆や牛肉に10%の追加関税を課す。中国は世界最大の米国産農産物の輸入国で、米国の弱点を狙った格好だ。
日経平均の下げ幅、一時900円超 「トランプ関税」に強まる警戒感
日経平均の下げ幅、一時900円超 「トランプ関税」に強まる警戒感
トランプ米政権が4日、宣言通りカナダとメキシコに25%の関税を発動し、中国には10%の関税を上乗せしたことを受け、市場では景気悪化への警戒感が一段と強まっている。
トランプ大統領が関税発動への強硬姿勢を改めて示した3日、米株式市場では景気後退やインフレ再燃のリスクが意識され、主要株価指数がそろって下落。同日発表の米製造業景況感指数が4カ月ぶりに低下したことも嫌気され、ダウ工業株30種平均の下げ幅は一時900ドルを超えた。
トランプ氏は「中国や日本が通貨安を誘導している」とけん制。関税引き上げを交渉材料に通貨安の是正を促していく考えも示した。これを受け、外国為替市場では円買い・ドル売りが加速。4日午前に一時、1ドル=148円台を付けた。
曽野綾子さん死去、93歳 作家、「神の汚れた手」
小説「神の汚れた手」やエッセー「老いの才覚」などで知られる作家の曽野綾子(その・あやこ、本名三浦知寿子=みうら・ちずこ)さんが2月28日午後2時59分、老衰のため東京都内の病院で死去した。93歳だった。東京都出身。
聖心女子大英文科卒。1953年、同人誌「新思潮」で出会った作家の三浦朱門さんと結婚。阿川弘之さんや遠藤周作さんらと共に「第三の新人」と呼ばれた。
焼失拡大、2600ヘクタールに 岩手・大船渡の山林火災
岩手県大船渡市の大規模山林火災は4日、焼失面積がさらに500ヘクタール広がって約2600ヘクタールになった。2月26日の発生から拡大が続いている。消防隊長の一人は取材に「完全に消えたと思っても、近くから火が発生することが繰り返し起こっている」と説明した。