『死闘 監禁4536日からの生還』
出版社:創藝社
著 者:後藤 徹
発売日:2025/2/10
【内容詳細】
突然の拉致。どこかもわからない施錠だらけのマンションの一室。餓死寸前からの生還と、圧倒的不利な状況から全面勝訴を勝ち取った裁判の軌跡を今、初めて明らかにする自伝。
その日は突然訪れた。
1995年9月11日、実家へ帰った日。
31歳の私は婚約者と所帯をもつ約束を交わしていたばかり。
何とか脱出できないか。過ぎ去る歳月。焦燥感。
天井に沿う木目模様を眺めながら想う「このまま一生ここで朽ちるのか」
孤独と絶望と飢餓。
一日一回の慰めは夕方に微かに聞こえてくる“夕焼け小焼け”のメロディー。
そのしらべを何千回と聞き果てた末。
監禁から12年5か月たった2008年2月10日、突然の解放。
私は44歳になっていた。
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2008年2月、12年以上に及ぶ監禁から解放された直後の後藤徹氏。体は痩せ細り、栄養失調でほとんど動けなかった。
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脱会強要し監禁…統一教会信者「勝訴判決」
世界基督教統一神霊協会(以下、統一教会)の信者で全国拉致監禁・強制改宗被害者の会代表の後藤徹氏(50)が12年5か月間にわたって監禁され、棄教を強要されたとして総額2億161万8527円の損害賠償を求めた民事訴訟で、東京地裁(相澤哲裁判長)は2014年1月28日、後藤氏の親族ら被告に対し、483万9110円の支払いを命じる判決を下した。統一教会側の勝訴となった。
後藤氏は大学4年時の1986年、統一教会に入会。ところが、それに反対する両親、兄夫婦、妹が脱会説得の専門家である宮村峻氏とともに後藤氏を監禁し、脱会を強要した。後藤氏は12年5か月もの間、外出の自由を奪われただけではなく、信教の自由を侵され、2001年、兄夫婦、妹、宮村氏らを相手に訴訟を起こした。
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12年5か月拉致監禁被害者 後藤徹さんに話を聞きます・・浜田聡参議院議員
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【日本で起きた歴史に残すべき大事件】・・監禁被害者の内科医が激白!
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