衆院選が公示 分配政策、コロナ対策など、各党代表の第一声を一挙掲載

衆議院選挙20211019 政治・経済・社会

第49回衆議院選挙が19日、公示された。衆院選は約4年ぶりで安倍、菅、岸田の3内閣にわたる自公政権の評価が問われる。冬の「第6波」を見据えた新型コロナウイルス対応や、格差是正のための分配のあり方を含む経済政策などが大きな争点だ。

各党代表の第一声を要約・掲載した。

自民党・岸田文雄総裁 「成長と分配で未来切り開く」

「GoToトラベル」をはじめ、さまざまな取り組みを、安心・安全をしっかり確認した上で再開するべく、準備も進めていかなければいけない。

日本の経済をしっかりとまず大きくし、成長の果実を一人ひとりの所得、給与という形で分配していく。そして思い切ってお金を使ってもらうと、これがまた次の成長につながっていく。

こうした「成長と分配の好循環」を日本において実現することで、新しい日本、未来を切り開いていくことができる。(福島市内で)

立憲民主党・枝野幸男代表 「時代遅れの政治変える」

10年ぶりの政権選択選挙がスタートする。

新型コロナウイルスによって多くの皆さんが厳しい状況に置かれたが、コロナだけが理由ではない。アベノミクスと称する経済政策はまもなく9年になる。この9年間で街は元気になったか。経済、暮らしは良くなったか。

私たちには日本全体が成長しない本質にメスを入れて日本を元気にする具体的なプランがある。まさに分配なくして成長なしだ。所得を再分配して1億総中流社会を取り戻す。時代遅れになった政治を変えよう。(松江市内で)

公明党・山口那津男代表 「自公政権で政策実現」

新型コロナウイルスで傷んだ日本社会の再生をどの政党に委ねるかが問われる選挙だ。

立憲民主党は、政権をつくって責任を持つ姿勢に欠けている。政策を他党と合意したと言うが、あっちこっちで内容が違う。そういう不安定な選択肢の野党に政権を委ねるわけにはいかない。

政権合意をしっかり結び、選挙協力もしっかり行い、政策目標をはっきりと掲げ、実行力を基に政策を実現する。この政権選択は公明党のいる自公連立政権しかない。(川崎市・JR川崎駅前で)

共産・志位和夫委員長 「政権交代へ準備万端」

今度の総選挙は、国民の声を聞かない自民党と公明党の政権を続けるのか、野党共闘の力で国民の声が生きる新しい政権をつくるのか、政権選択の歴史的な選挙だ。

格差と貧困をひどくし、国政私物化疑惑にまみれ、コロナ失政で多くの犠牲を出した安倍・菅政権を引き継ぐ岸田政権に、この国の政治を任せるわけにはいかない。

7割を超える小選挙区で与野党1対1の構図が作られた。準備万端整った。政権交代を始めようではないか。(東京・JR新宿駅西口で)

日本維新の会・松井一郎代表 「政治家自ら身を切る改革」

何をやるかも大事だが、過去に公約したことを実行したかも重要だ。結局、政治は結果だ。大阪で実行したことを全国に広げていけば、日本は成長することは間違いない。

改革することで、痛みを伴う方々に納得いただくには、まず一番重要なのは役所を動かす政治家が自らの身分にメスを入れることだ。これを霞が関、永田町でやるためには法律を変える力が要る。

一部の既得権がいい思いをしているこの構造を、令和の時代にふさわしい日本に改革したい。(大阪市内で)

国民民主党・玉木雄一郎代表 「政治の信頼回復を」

これまでの古い政治を続けるのか、国民のための政治を取り戻せるのかがかかった選挙だ。回復しなければならないのは、政治に対する信頼だ。

うそやごまかしが横行する政治を続けても、国民の暮らしは良くならない。信頼回復は、与野党の共同作業だ。

与党にはうそやごまかしをやめてもらう。一方で野党も批判や反対ばかりではなく、新型コロナウイルス禍で苦しんでいる人や企業を助けることができる知恵を絞り合うような建設的な国会を取り戻す。(長崎市内で)

社民党・福島瑞穂党首 「生存のため政権交代を」

社民党は生存のための政権交代を訴えていく。社民党は命と暮らしと人権を守る。

何でコロナ禍の真っ最中で(病床)削減なのか。非正規雇用は4割、労働分配率は下がり、実質賃金は下がり続け、貯蓄ゼロの世帯が増えている。政治は「自助」と言い、助けない。今や公助の出番ではないか。

税金の取り方と使い道を変える。もうかっている大企業や富裕層には応分の負担をしてもらおうではないか。医療、介護、年金、福祉、教育に税金を振り向け、再建をしていく。(広島市内で)

れいわ新選組・山本太郎代表 「消費税廃止で地獄変える」

コロナが来る前から地盤沈下した経済の中で、多くの人々が苦しんでいる。徹底的に国がお金を出して支えなければ社会は崩壊する。

消費税は社会保障の一部にしか使われていない。消費税が上がるたびに、大企業への法人税や金持ちへの所得税が下がり続けた。

消費税を廃止すれば、あなたの手元に20万円を置いておける。消費が誰かの所得に変わっていく。この国の真のオーナーはあなた。この死にたくなる社会、地獄を変えていけるチャンスが選挙だ。(東京・JR新宿駅南口で)

N党・立花孝志党首 「NHKスクランブル化を」

われわれが国政政党になって2年2か月。NHKの収入は2年連続で減っている。1日に換算すると6000万円だ。政党助成金が年間約2億円だから、非常に効率良く仕事している。

NHKのスクランブル放送という全ての人が納得できる制度がある。電気・ガスのように料金を払う人がサービスの提供を受けることができるのは当然だ。番組を見ない人にまで負担させなければいけないのか。これを変えるのは政治の力だ。(東京都渋谷区のNHK放送センター前で)

【出典元記事】

党首第一声「成長と分配で未来切り開く」 自民党・岸田文雄総裁【21衆院選】(JIJI.COM 2021年10月19日11時32分)
党首第一声「時代遅れの政治変える」 立憲民主党・枝野幸男代表【21衆院選】(JIJI.COM 2021年10月19日11時39分)
党首第一声「自公政権で政策実現」 公明党・山口那津男代表【21衆院選】(JIJI.COM 2021年10月19日12時02分)
党首第一声「政権交代へ準備万端」 共産・志位和夫委員長【21衆院選】(JIJI.COM 2021年10月19日11時22分)
党首第一声「政治家自ら身を切る改革」 日本維新の会・松井一郎代表【21衆院選】(JIJI.COM 2021年10月19日12時00分)
党首第一声「政治の信頼回復を」 国民民主党・玉木雄一郎代表【21衆院選】(JIJI.COM 2021年10月19日10時49分)
党首第一声「生存のため政権交代を」 社民党・福島瑞穂党首【21衆院選】(JIJI.COM 2021年10月19日11時30分)
党首第一声「消費税廃止で地獄変える」 れいわ新選組・山本太郎代表【21衆院選】(JIJI.COM 2021年10月19日12時37分)
党首第一声「NHKスクランブル化を」 N裁党・立花孝志党首【21衆院選】(JIJI.COM 2021年10月19日12時08分)