菅内閣支持率 各社調査で最低を更新 毎日新聞は26%

菅内閣は末期症状 政治・経済・社会

自民党を支えてきた保守層の「菅離れ」が止まらない。東京五輪で政権浮揚を狙った菅義偉首相の期待は新型コロナウイルスの感染急拡大による国民の不満に打ち消され、菅内閣の支持率は続落。

8月28日に実施した毎日新聞世論調査では、菅内閣支持率26%と、最低を更新した。

首相は10月21日の衆院議員の任期満了までの解散を模索するが、コロナの猛威の前に状況が好転する材料は見当たらない。

菅内閣支持率26% 最低を更新 -毎日新聞世論調査-

菅内閣支持率26% 最低更新 不支持66% 毎日新聞世論調査(毎日新聞 2021/8/28 17:33 最終更新 8/28 21:46)

菅内閣 支持率26%、不支持率66%

毎日新聞と社会調査研究センターは28日、全国世論調査を実施した。菅内閣の支持率は26%で、7月17日の前回調査の30%から4ポイント下落した。2020年9月の政権発足以降で初めて30%を切り、最低を更新した。

調査方法は異なるが、第2次安倍政権で最も低かった17年7月の支持率と並んだ。不支持率は66%で前回の62%から4ポイント増え、過去最悪となった。

内閣支持率の推移(毎日新聞社調査)

菅政権の新型コロナウイルス対策を「評価する」と答えた人は14%で、前回(19%)から5ポイント減少し、「評価しない」の70%(前回63%)を大幅に下回った。「どちらとも言えない」は16%(同18%)だった。

日本の医療崩壊 不安だ70%

日本の医療が崩壊する不安を感じるかとの問いには、「不安だ」との回答が70%に上り、「不安はない」の15%を大幅に上回った。「どちらとも言えない」は14%だった。

感染拡大で患者が急増し、入院できない自宅療養者が増えている。療養中に死亡するケースも相次いでおり、多くの人が不安を感じている。政府のコロナ対応や医療体制の逼迫が改善されないことへの不満が内閣支持率低下につながっているようだ。

緊急事態宣言 効果があるとは思わない64%

政府が発令している緊急事態宣言に感染拡大を抑える効果があると思うかとの質問では、「効果があると思う」が16%にとどまり、「効果があるとは思わない」の64%を大きく下回った。「どちらとも言えない」は20%だった。

宣言の対象地域は27日、北海道など8道県が追加されて計21都道府県に拡大した。

感染が拡大した理由 行政の責任が重い46%

新型コロナの感染がここまで拡大した理由については、「行政の責任が重い」は46%で、1月16日の調査の40%から6ポイント増えた。「感染対策を守らない人たちが悪い」は32%(1月調査30%)、「新しいウイルスなので仕方ない」は21%(同29%)だった。感染拡大に関して、行政に対する批判が一層強まっていることがうかがえる。

政党支持率 自民党26%、前回より2ポイント減

政党支持率は、自民党26%(前回28%)▽立憲民主党10%(同10%)▽日本維新の会8%(同6%)▽共産党5%(同7%)▽公明党3%(同4%)▽れいわ新選組2%(同1%)▽国民民主党1%(同1%)――など。「支持政党はない」と答えた無党派層は42%(同39%)だった。

時期衆院選挙の比例代表で投票したい政党

次期衆院選の比例代表で投票したい政党を聞いたところ、自民党24%▽立憲民主党14%▽日本維新の会8%▽共産党6%▽公明党4%▽国民民主党2%▽れいわ新選組2%――などで、「まだ決めていない」は37%だった。

調査は、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯774件・固定335件の有効回答を得た。

自民党にふさわしい総裁 1位石破氏 -毎日新聞世論調査-

自民党ふさわしい総裁 1位石破氏、2位河野氏 毎日新聞世論調査(毎日新聞 2021/8/28 19:22 最終更新 8/28 19:22)

毎日新聞と社会調査研究センターが28日に実施した全国世論調査では、携帯電話での回答者774人を対象に「自民党の総裁にふさわしいと思う政治家の名前」を1人だけ挙げてもらった。

104人(13%)が挙げた石破茂元幹事長がトップで、82人(11%)の河野太郎行政改革担当相が2位で続いた。9月に行われる自民党総裁選に石破、河野両氏は名乗りを上げていない。

現総裁の菅義偉首相が76人(10%)、立候補を表明した岸田文雄前政調会長が75人(10%)で3位を争う。今年1月の調査で「次の衆院選後の首相にふさわしいと思う人」として岸田氏を挙げた回答者は711人中12人(2%)しかいなかった。菅内閣の支持率が低迷する中、総裁選で菅氏に対抗する存在として岸田氏が浮上してきたようだ。

総裁選出馬に意欲を示す高市早苗前総務相安倍晋三前首相と並ぶ24人(3%)で5位に入り、小泉進次郎環境相は18人(2%)で7位だった。下村博文政調会長も出馬に意欲を示しているが、下村氏の名前を挙げた回答者は1人にとどまった。