焦る岸田首相 国会“開店休業”批判され逆ギレ! チンタラ地方視察は空回り、やること全て裏目

焦る岸田首相、『逆ギレ』する一幕も・・・ 政治・経済

焦る岸田首相 国会“開店休業”批判され逆ギレ!チンタラ地方視察は空回り、やること全て裏目(日刊ゲンダイ 公開日:2022/10/11 13:35 更新日:2022/10/11 14:58)

「打つ手はしばらくない」

岸田首相周辺が頭を抱えている。

共同通信が8、9日に実施した世論調査は、安倍元首相の国葬を終えて10日以上経ったにもかかわらず、内閣支持率は前回の40.2%から35.0%へと続落した。衝撃的なのは、旧統一教会絡みの質問で世論の批判が、より厳しくなっていることだ。自民党の点検・調査について「不十分」が83.2%、細田衆院議長の説明は「不十分」が87.0%、山際経済再生担当相は「辞任すべき」が62.7%だった。

「世論調査で8割を超える数字は、そう簡単に出るものではない。自民党支持者でも『不十分』が7~8割となっているのはつらい。じっと耐えるしかないが、耐えていれば嵐が過ぎ去るのかどうか。先が見えなくなってきました」(自民党中堅議員)

旧統一教会問題について自民党は先月30日に点検漏れ議員を追加発表し、細田も追加で2度目の点検ペーパーを出した。山際氏は旧統一教会との接点について、記者会見のたびに釈明している。それでも世論の納得は得られていない。

追い詰められているのだろう。9日、訪問先の三重・鈴鹿市で岸田首相が逆ギレした。

11日から国会は“開店休業”状態。先週、代表質問が終わり、通常なら今週から予算委員会が始まるはずだが、鈴木財務相が米ワシントンで開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議に出席するため、予算委が開けなくなってしまったのだ。

この件を批判されると岸田首相は猛反論。「G20の財務相会合は極めて重要な会合である」と強調し、急激な円安や対ロシア制裁に触れながら「財務当局の連携が極めて重要だ」「日本不在で議論が行われるということは、日本としてどうであろうか」とまくし立てた。

“開店休業”批判は国会日程調整のマズさに向けられているのであって、外交自体がとがめられているのではない。岸田首相がムキになればなるほど焦燥感があらわになる。

■豪雨災害の静岡になぜ行かないのか

9日の鈴鹿市訪問は「F1日本グランプリ」視察が目的だった。10日は鹿児島・霧島市で和牛生産者と車座対話。霧島市は自民党の森山選対委員長の選挙区だ。地方出張先がなぜこの2カ所だったのか。SNSでは「どうして豪雨災害に見舞われた静岡に行かないのか」といった疑問の声が上がっている。

「岸田首相は今月の訪豪日程も調整しているそうですね。外交、外交と言いますが、効果的な物価高対策もできずに外遊では、逆に世論の反感を買うばかりです。統一教会問題は、国会で野党の追及がこれから本格化する。地方訪問で世論の目をそらしたいのでしょうが、空回りしているように思います」(法大名誉教授の五十嵐仁氏=政治学)

長男を首相秘書官にした人事も評判は最悪。やることなすこと裏目で、政権はいよいよ末期症状である。