土石流死者633人、行方不明3000人 復興に8000億円試算―発生から72時間・ネパールと中国
土石流死者633人、行方不明3000人 復興に8000億円試算―発生から72時間・ネパールと中国
ネパールと中国の国境地帯で起きた土石流災害で、両国の死者が29日、633人に上り、行方不明者は日本人5人を含む約3000人に増えた。生存率が著しく下がるとされる発生から72時間が経過し、死者数がさらに増える恐れがある。ロイター通信によると、ネパール政府は同日、「復興には推計40億~50億ドル(約6400億~8000億円)が必要だ」と国際社会の支援を訴えた。
アジア開発銀行(ADB)は28日、500万ドル(8億円)規模の緊急無償支援を行うと発表。一方、国連の報道官は「ネパール当局と連携し、食料や物資の提供支援を拡大する。中国からも要請があれば支援を行う」と表明した。日本政府もテントや毛布を供与する方針を示している。
せき止め湖、水量増も 被災地で雨予報―ネパール洪水・中国
ネパールと中国の国境地帯で起きた土石流災害で、救援活動の妨げとなっているのが、川がふさがれてできた「せき止め湖」の存在だ。中国側のチベット自治区シガツェは29日、雨交じりの天候となった。せき止め湖の水量が増えて決壊する恐れがあり、現場では警戒が続く。
「誰かいますか。誰かいますか」。土石流の直撃を受け跡形もなくなった国境検問所一帯で、中国の救援隊が同日、生存者の捜索活動を本格的に始めた。観光客や出入国管理・税関の職員が多数行方不明になっているとみられるが、付近の道が寸断され、現場で活動する人員は限られている。
米FRB議長、利上げ排除せず 「インフレ高過ぎる」
米連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長は28日、西部ワイオミング州で開かれている年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演し、「(米国の)インフレは高過ぎるままだ」と指摘した。雇用情勢が安定を保つ中、基調的なインフレ率が目標の2%に戻らなければ、「やるべき仕事がある」と強調。将来的な利上げを排除しない姿勢を示した。
ウォーシュ氏の発言を受け、FRBが9月半ばの金融政策会合で利上げに踏み切るとの観測が強まり、米金利が上昇。円は売られ、1ドル=160円台に下落した。
円下落、一時160円台 介入効果、4週間で陰り
28日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで値下がりし、一時1ドル=160円20銭を付けた。米早期利上げ観測が強まり、円安ドル高の圧力が高まった。日米協調の円買い介入があった7月31日以来、初めて160円台を付けた。円安基調が変わらず節目を突破し、介入の効果は約4週間で陰りが出てきた。
日野市立病院「9月の給与払えない」財政難に連休も影響、市が支援へ
日野市立病院「9月の給与払えない」財政難に連休も影響、市が支援へ
東京都日野市は、市立病院の資金が不足し、医師や看護師、職員ら約700人の給与が支払えなくなる恐れがあるとして、急きょ1億円を貸すことを決めた。古賀壮志市長が28日、定例記者会見で明らかにした。同病院は財政難が続いており、市は昨年度10億円を貸し付け、今年度も今回の1億円とは別に10億円を支援する方針。
「サンドウィッチマン」伊達みきおさんが脳梗塞 当面活動休止
お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきおさん(51)が脳梗塞と診断され、当面の間活動を休止すると、所属事務所が29日までに発表した。現在は入院して治療を受けており「担当医と相談しながら活動再開に向けて努める」としている。
伊達さんは1998年、富澤たけしさん(52)とコンビを結成。テレビやラジオで多くのレギュラー番組を抱え、幅広い世代に支持されている。
北朝鮮に新ウラン濃縮施設 寧辺で二つ目、国際原子力機関が報告
北朝鮮に新ウラン濃縮施設 寧辺で二つ目、国際原子力機関が報告
国際原子力機関(IAEA)は28日、北朝鮮が新たに稼働したとして6月に写真を公開した核物質の生産工場について、北西部寧辺で建設していたウラン濃縮施設と同一だと結論付ける報告書をまとめた。寧辺で二つ目のウラン濃縮施設としている。北朝鮮は施設の場所など詳細を公表していない。
報告書によると、新施設は2階建てで、24年12月に建設開始を確認した。IAEAは新施設の衛星画像と、北朝鮮が公開した施設の写真を比較し、同一だと断定した。

