自維、連立政権樹立で合意 衆院定数「年内1割減目指す」…高市氏、21日首相選出
自維、連立政権樹立で合意 衆院定数「年内1割減目指す」―高市氏、21日首相選出
自民党の高市早苗総裁と日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)は20日夜、国会内で会談し、連立政権樹立の合意書に署名した。21日召集の臨時国会で衆院議員定数の1割削減を目指すなどと明記した。維新は閣僚を出さない「閣外協力」とする方針。自民の連立相手が公明党から維新に替わり、日本政治は新たな局面を迎える。
維新は衆参本会議で21日に行われる首相指名選挙で高市氏に投票する。無所属系会派にも同調する動きがあり、高市氏が石破茂首相の後任に選出されるのは確実だ。女性首相は史上初。
【全文】
自民と維新の連立政権合意文書 外国人政策「ルールや法律守れないなら厳しく対応」高校や給食無償化も
東京株、史上初の4万9000円台 自維連立の実質合意で
週明け20日の東京株式市場は、自民党と日本維新の会が連立政権の樹立で実質的に合意したことが好感され、全面高の展開となった。前週末の米国株高の流れも引き継ぎ、日経平均株価は大幅に反発。終値は前週末比1603円35銭高の4万9185円50銭と、9日に付けた史上最高値(4万8580円44銭)を上回り、初めて4万9000円台に乗せた。
自民の高市早苗総裁が新首相に選出される公算が大きくなり、市場では財政拡張的な政策への思惑から買いを入れる「高市トレード」が再開した。

無印良品やロフトもネット販売中止 「アスクル」にランサム攻撃
無印良品やロフトもネット販売中止 「アスクル」にランサム攻撃
通販大手のアスクルは19日、身代金要求型ウイルス「ランサムウエア」への感染によるシステム障害が発生し、受注や出荷業務を停止したと発表した。サイバー攻撃を受けたという。
アスクルによると、システム障害は19日午前に発生し、法人向けの「ASKUL」や個人向けの「LOHACO」で受注・出荷業務を停止した。個人情報や顧客データの流出などを含めた影響を調査している。
ルーブル美術館に強盗4人組 犯行7分、宝飾品8点奪い逃走…仏
ルーブル美術館に強盗4人組 犯行7分、宝飾品8点奪い逃走―仏
フランス・パリの観光名所ルーブル美術館に19日、4人組の強盗団が押し入り、展示品の宝飾品8点を奪って逃走した。検察当局が明らかにした。来館者は避難し、けが人はいなかった。美術館は臨時閉館され、警察が犯人の行方を追っている。ヌニェス内相は地元ラジオに、強盗団が現場にいたのはわずか7分間だったと説明。
盗まれた8点には、19世紀のフランス皇帝ナポレオン1世から皇后マリルイーズへの贈り物で、ダイヤ、エメラルドをちりばめたネックレスとイヤリングも含まれる。一方、冠は強盗団が逃走途中に放棄した状態で見つかり、回収された。被害総額は明らかになっていない。
中朝貿易、9月急増 首脳会談の成果受け
中国税関総署が18日に発表した貿易統計によると、9月の対北朝鮮輸出は約2億2800万ドル(約340億円)で前年同月比30%超増となった。前月比では50%以上伸びており、輸出入とも単月としては今年最高だった。
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は9月上旬、中国の「抗日戦勝80周年」記念日に合わせて北京を訪問。約6年ぶりに習近平国家主席と会談し、経済・貿易分野をはじめとする両国関係の強化で一致していた。
中国GDP、4.8%増 消費低迷で減速…7~9月期
中国国家統計局が20日発表した7~9月期の国内総生産(GDP)は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前年同期比4.8%増加した。伸びは前期の5.2%から減速。景気の先行きに不透明感が漂う中、消費がとりわけ伸び悩んだ。
中国では家計の主要資産である不動産の価格下落に歯止めがかからず、個人消費を押し下げている。1~9月期の不動産開発投資は前年同期比13.9%の大幅減。この結果、幅広い投資動向を示す都市部固定資産投資も0.5%減となった。
