臨時国会、来月1日に召集 立民、解散前の予算委要求
自民党の浜田靖一国対委員長は18日、立憲民主党の安住淳国対委員長と国会内で会談し、首相指名選挙を行う臨時国会を来月1日に召集する方針を伝えた。政府が24日の衆参両院の議院運営委員会で正式に伝達する。27日投開票の自民総裁選で選出される新総裁が岸田文雄首相の後継として第102代首相に選ばれる見通しだ。
安住氏は会談で、会期中に衆参の各党代表質問に加え、予算委員会での質疑も行うべきだと主張。浜田氏は臨時国会の会期や議事日程は新総裁の下で判断すると説明した。
公明新代表に石井氏 15年ぶり交代、執行部人事本格化
公明党の代表選が18日に告示され、石井啓一幹事長(66)が立候補を届け出た。同氏以外の届け出はなく、代表就任が確定した。28日の党大会で選出され、15年にわたり党を率いた山口那津男代表と交代する。石井氏は執行部人事の調整を本格化させる。
東京都心で35度を観測 82年ぶりに“最も遅い猛暑日”
日本列島は18日、関東から九州にかけての広い範囲が高気圧に覆われて気温が上昇し、東京都心と名古屋市で最も遅い猛暑日となった。これまでで最も遅かったのは東京都心が1942年9月12日、名古屋市は2023年9月16日だった。
気象庁によると、東京都心の最高気温は35・1度、名古屋市が36・4度だった。最も暑かったのは京都府舞鶴市の37・9度で、午後4時現在、全国132地点で猛暑日となった。
知床観光船沈没、運航会社社長を逮捕 業務上過失致死容疑 海保
知床観光船沈没、運航会社社長を逮捕 業務上過失致死容疑 海保
北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部は18日、運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長(61)を業務上過失致死と業務上過失往来危険の容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で判明した。
事故は2022年4月23日に発生。午前10時ごろ、北海道斜里町のウトロ漁港を出航し、知床岬で折り返した後、午後1時半ごろ、知床半島西側の「カシュニの滝」付近で沈没した。乗客乗員20人が死亡し、6人が現在も行方不明になっている。
8月貿易赤字、6953億円 2カ月連続、輸出額は最高…財務省
8月貿易赤字、6953億円 2カ月連続、輸出額は最高―財務省
財務省が18日発表した8月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は6953億円の赤字(前年同月は9401億円の赤字)だった。輸出額が8月として過去最高となった一方、円安の影響などで輸入額も増え、2カ月連続で赤字となった。
輸入額は前年同月比2.3%増の9兆1372億円。医薬品が在庫積み増しの影響で43.5%増となったほか、軽油など石油製品が42.1%増えた。一方、原油は4.9%減。単価は上昇したものの輸入量が減少し、7カ月ぶりのマイナスとなった。
輸出額は5.6%増の8兆4419億円。半導体製造装置は中国向けが伸びて55.2%増。電子部品も香港向けICなどが好調で15.0%増だった。自動車は米国向けを中心に落ち込み9.9%減少した。
通学途中の日本人男児、中国・深センで何者かに刺される…6月には蘇州で母子ら襲撃
通学途中の日本人男児、中国・深センで何者かに刺される…6月には蘇州で母子ら襲撃
複数の日本政府関係者によると、中国南部・広東省深セン市で18日朝、深セン日本人学校の男子児童が通学途中に男に襲われた。児童は刺されて負傷し、搬送先の病院で治療を受けている。容疑者は中国当局に身柄を確保され、取り調べを受けているという。
中国では6月にも東部の江蘇省蘇州市で日本人母子ら3人が刃物を持った中国人の男に襲われる事件が発生。日本政府は中国当局に対し、邦人安全確保の申し入れを行っていた。
侵攻開始以降、100万人が死傷 ロシアとウクライナ
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は17日、2年半にわたるロシアのウクライナ侵攻による死傷者が推定で100万人を超えたと報じた。ロシアとウクライナは軍の損耗状況を公表しておらず、正確な死傷者数の把握は困難だ。
WSJが関係筋の話として伝えたところによると、ウクライナ側が今年行った極秘調査では、同国軍の累計の死者は8万人、負傷者は40万人。ウクライナ側情報なので、戦死傷者数は実際より少なく計上されている可能性がある。一方、西側の一部情報機関は、ロシア側の死者数を20万人近く、負傷者を40万人前後と見積もっている。
ポケベルが爆発、負傷2800人 ヒズボラを標的、9人死亡
レバノンの首都ベイルート郊外など各地で17日、親イラン民兵組織ヒズボラ戦闘員らが使用する小型の通信機器が相次いで爆発した。アビアド保健相によると子どもを含む9人が死亡、約2800人が負傷した。通信機器は「ポケットベル(ポケベル)」型で、ヒズボラが数カ月前に持ち込んだとみられる。レバノン外務省は「イスラエルのサイバー攻撃」と非難。ヒズボラは報復を宣言した。
自動運航システムで日本と協力 米英豪の連携第1弾
米英とオーストラリアによる安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」の3カ国首脳は17日、共同声明を発表し、他国との連携の第1弾として、海上の自動運航システム開発で日本と協力すると表明した。カナダ、ニュージーランド、韓国とも協力に向け協議を進めていると明らかにした。
AUKUSは4月、「日本との協力を検討している」と公表。今回の声明では、これまでの協議を踏まえ、日本の技術を活用する形で「海上の自動運航システムの相互運用性を向上させる機会を模索している」と述べた。
米FRB、利下げへ協議 大幅緩和の観測も
米連邦準備制度理事会(FRB)は17日、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)の協議を始めた。会合は18日までの2日間。物価や雇用の動向を分析し、4年半ぶりとなる主要政策金利の引き下げを決める見通しだ。市場では通常ペースの2回分となる0・5%の利下げを決め、大幅な緩和に踏み切るとの観測が高まっている。