春本番、桜開花ラッシュ 東京や京都など８地点
気象庁は２９日、東京都千代田区（靖国神社）や京都市など東・西日本の８地点で桜（ソメイヨシノ）の標本木が開花したと発表した。東京は平年に比べ５日遅く、１０年ぶりに平年より遅かった。
２９日に開花したのは東京と京都のほか、鹿児島、佐賀、下関（山口県）、高松、鳥取、甲府。
今春の桜開花は暖冬で早いと予想されたが、３月の寒の戻りが影響して平年や昨年より遅い所が多かった。２３日に高知からスタートし、主要都市は２７日に福岡、２８日に名古屋で咲いた。
紅こうじサプリ摂取、死亡５人に 入院患者ら８００人補償
小林製薬は２９日、「紅こうじ」を使ったサプリメントを摂取したとみられる１人の死亡を新たに確認したと発表し、サプリとの関連が疑われる死者は計５人となった。
小林製薬幹部は、紅こうじサプリとの関連が疑われる体調不良を訴えて通院や、通院を希望する人が計約６８０人いると明らかにした。入院した１１４人と合わせた約８００人について小林製薬が通院費用などを補償する。
機能性食品、在り方見直しへ 「紅麹」被害拡大で閣僚会合―政府
機能性食品、在り方見直しへ 「紅麹」被害拡大で閣僚会合―政府
政府は２９日、小林製薬の「紅麹（べにこうじ）」配合サプリメントによる健康被害が相次いでいる問題を受け、初めての関係閣僚会合を首相官邸で開いた。林芳正官房長官は、機能性表示食品の在り方を見直し、５月末をめどに取りまとめるよう指示した。
昨年の自殺者２万１８３７人 ２年ぶり減、確定値―厚労省
厚生労働省は２９日、警察庁の統計を基にした２０２３年の年間自殺者数（確定値）が、１月の暫定値より１９人増加し、２万１８３７人だったと発表した。男性は１万４８６２人で、女性（６９７５人）の約２．１倍に上った。
自殺者数は２年ぶりに減少し、前年確定値から４４人（０．２％）減った。人口１０万人当たりの自殺者数（自殺死亡率）は１７．６人だった。
