2024年4月6日 今日の出来事

発生72時間、捜索に全力 外国人含む12人依然不明…台湾地震

発生72時間、捜索に全力 外国人含む12人依然不明―余震、悪天候で難航も・台湾地震

台湾東部・花蓮沖を震源とする強い地震は6日朝、被災者の生存率が急激に下がるとされる発生から72時間を迎えた。台湾当局によると、被害が最も大きい花蓮県の山間部で、外国人3人を含む12人と依然連絡が取れていない。相次ぐ余震と悪天候の中、警察や消防は懸命な捜索を続けている。

台湾地震の死者13人に 不明者の捜索続く

台湾地震の死者13人に 不明者の捜索続く

台湾当局は6日、東部・花蓮沖を震源とする地震の死者が13人になったと明らかにした。消防当局は5日に花蓮県の山間部で2遺体を発見。6日に新たに1遺体が見つかり、3人の死亡が確認された。

消防当局の発表では、花蓮県の観光名所、太魯閣(タロコ)渓谷がある国立公園内で400人超が孤立している。5日には渓谷のホテルから日本人女性2人を含む82人がヘリコプターで救出された。

東京で「アライグマ」急増 農作物被害、対策に苦慮

東京で「アライグマ」急増 農作物被害、対策に苦慮

特定外来生物に指定されている「アライグマ」が東京都で捕獲されるケースが急増し、10年で約5倍の水準になっている。農作物への被害や生態系への影響も懸念される中、都や地元自治体は捕獲などの対策を進める。ただ被害が減る兆しは見えず、対応に苦慮している。

農林水産省などによると、2022年度のアライグマによる農業被害額は全国で約4億5千万円にも及ぶ。果樹や野菜、飼育中の鶏などが被害に遭うケースが相次いでいるという。また、絶滅の恐れがあるトウキョウサンショウウオなどを捕食した事例も確認された。

東京湾、潜ってみると“驚きの光景” 海水温上昇で漁業は“打撃”

東京湾、潜ってみると“驚きの光景” 海水温上昇で漁業は“打撃”

日本近海の海面水温が去年から今年にかけ、記録的な高温となったことがわかりました。こうした海水温の上昇は、東京湾の生態系にも影響を及ぼしています。海の中を調べると、驚きの光景が広がっていました。

■海底に広がるサンゴ、海の人気者クマノミの姿も

電動ボード事故、法改正後6倍に 制度周知不十分、死者出る懸念も

電動ボード事故、法改正後6倍に 制度周知不十分、死者出る懸念も

電動キックボードの一部で運転免許が不要になった昨年7月の法改正以降、1カ月当たりの事故件数が6倍超に急増している。規制緩和を追い風に利用者が増えたが、新制度を知らないことが原因とみられる違反も。重傷事故も起きており、識者はルールの周知が不十分だとして「死亡者が出るような事故が起きてもおかしくない」と懸念する。

中国ライドシェア、利用者5億人 先行10年、国民の足として定着

中国ライドシェア、利用者5億人 先行10年、国民の足として定着

中国でライドシェアの利用者が5億人を突破した。配車サービス企業が事業を展開してから10年余りが経過。今月にようやく部分解禁された日本のはるか先をいっており、国民の足として定着している。若者の失業率が高まる中、雇用の一時的な受け皿となり、社会の不安定化を防ぐ思わぬ効果も指摘される。

配車アプリに出発地と目的地を入力すると、手頃な価格の乗り合いタクシーから高級車まで幅広い選択肢が提示される。懐事情に応じて選ぶと車両の位置と到着時間が表示される。少し高めの車両は清潔でミネラルウオーターのサービスも。運賃はキャッシュレス決済。運転手との会話は基本的に不要で、トラブルやストレスは少ない。

ライドシェアは中国で「網約車(ネット予約車)」と呼ばれる。2010年代前半に新興企業だった滴滴出行(ディディ)などがサービスを始め、利便性の高さから急速に普及。政府は安全面や運転手の権利保護などに関する規制策や法律を事後的に整備し事業の発展を容認した。