今日の出来事(2022年5月16日) 北朝鮮、1日の発熱者39万人超す コロナ感染拡大か

北朝鮮、1日の発熱者39万人超す コロナ感染拡大か

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は16日、新たに39万2920人あまりの発熱者が確認されて、8人が死亡したと報じた。15日に報じられた1日当たりの発熱者から9万6000人以上増えており、新型コロナウイルスの感染拡大が続いている模様だ。

北朝鮮の人口は約2600万人だが、先月末からの累計発熱者は121万人を超えた。死者は50人。

金正恩氏、薬品供給不十分と批判 北朝鮮、1日の発熱39万人

NATO加盟へ加速のスウェーデン・フィンランド トルコは難色示す

北大西洋条約機構(NATO、加盟30カ国)は14、15の両日、ベルリンで非公式外相会議を開いた。ロシアのウクライナ侵攻を受けて新規加盟の意向を表明した北欧のフィンランドとスウェーデンも参加した。北欧2カ国の加盟にトルコは難色を示しているが、ほとんどの加盟国は積極的に受け入れる意向だ。NATOのストルテンベルグ事務総長は会議終了後の記者会見で「(申請を受け入れるための)合意に至ることができると確信している」と述べた。

韓国大統領、IPEF参加に意欲 TPPには言及せず 施政方針演説

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は16日、国会で就任後初の施政方針演説をした。米国が主導するインド太平洋地域の新たな経済圏構想「インド太平洋経済枠組み」(IPEF)について、参加に前向きな姿勢を示した。尹氏はバイデン米大統領が20~22日に訪韓することを踏まえ「IPEFを通じて、世界的な部品供給網を強化する方法を議論する。デジタル経済や炭素中立など多様な経済安全保障の事案も含まれるだろう」と強調した。

IPEFは、中国への対抗姿勢を鮮明にするバイデン大統領が21年10月に創設を発表した構想。5月下旬に発足する見通しとなっている。

一方、文在寅(ムン・ジェイン)前政権下の4月に加盟推進を最終決定したものの、未申請となっている環太平洋パートナーシップ協定(TPP)加盟には言及しなかった。

補正予算案、総額2兆7009億円 17日閣議決定―政府

政府の2022年度補正予算案が16日、判明した。物価高騰への「総合緊急対策」の財源の裏付けとなるもので、歳出総額は2兆7009億円。全額を赤字国債で賄う。17日に閣議決定し、今国会での成立を目指す。

歳出の内訳は、ガソリンなど燃料価格抑制のため石油元売り会社に支給している補助金の6~9月分などに1兆1739億円を計上。既に緊急対策の財源の一部に充てた予備費を補充するため1兆5200億円を盛り込む。

政府、「骨太の方針」骨子案提示 人や科学技術など重点的投資へ

政府は16日、経済財政諮問会議を開き、経済財政運営の指針となる「骨太の方針」の骨子案を提示した。岸田文雄首相が掲げる経済政策「新しい資本主義」を実現させるため、人や科学技術・イノベーションなどの分野に重点的に投資する方針を示した。ロシアによるウクライナ侵攻の長期化を懸念し、化石燃料などエネルギーの確保や物価高対策にも継続して取り組む。6月中に骨太の方針をとりまとめ、2023年度予算の編成作業に着手する。

骨子案によると、重点投資するのは他にスタートアップ(起業)▽グリーン▽デジタル――の各分野。人への投資では、仕事に必要なスキルを学び直す「リカレント教育」を推進する。新興企業が市場から資金調達をしやすくする規制緩和や、環境への負荷が高い石炭火力発電所の運営事業者が事業を廃止しやすくする仕組み作りにも取り組む。国の予算を年度内に使い切る単年度主義の「弊害是正」にも取り組む。

政府肝いりのデジタル化、早くも「黄信号」

菅義偉前政権の肝いりで、デジタル改革関連法が2021年5月に成立してから1年。首相をトップに据えたデジタル庁が発足したが、目玉事業の一つとされる地方自治体の基幹業務に関わるシステム統一化は早くも黄信号がともる。

住民基本台帳など地方ごとにバラバラのシステムを25年度末までに標準化する目標だが、政府内からは「期限内は厳しい」との声も漏れる。地方ではまったく着手していない自治体もあり、そもそも「DX(デジタルトランスフォーメーション)って何?」という実態も。さらに、根本的な問題も浮かび上がる……。

全国で新たに2万1784人の感染確認 前週から6700人減

新型コロナウイルスの感染者は16日、全国で新たに2万1784人確認された。前週の月曜日から約6700人減り、2日連続で1週間前の同じ曜日を下回った。死者は26人、重症者は134人だった。

東京で新たに2377人の感染確認 前週を634人下回る
東京都は16日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに2377人確認されたと発表した。前週月曜日(3011人)を634人下回った。また、新たに4人の死亡が確認された。

世界最大級6000種のバラ見ごろ 例年より1週間ほど早く 岐阜

世界最大級のバラ園が人気の岐阜県可児市の「ぎふワールド・ローズガーデン」でバラの花が見ごろを迎えている。

園内には、春にしか咲かない原種に近いオールドローズや国内外の最新品種など約6000種、約2万株が植栽され、6月12日まで「春のローズウイーク」を開催中。4月から5月初旬にかけて気温の高い日が続いたため早咲きの品種を中心に開花が進み、例年より1週間ほど早く見ごろを迎えた。訪れた人たちは、色とりどりの花が咲く園内を散策しながら写真を撮ったり、花に顔を近づけて香りを楽しんだりしていた。

世界最大級6000種のバラ見ごろ 例年より1週間ほど早く 岐阜

同ウイーク期間中の入園料は大人1050円、高校生以下無料。問い合わせは同ガーデン(0574・63・7373)。

【1年前の今日の出来事】 2021年5月16日