2022年4月1日 今日の出来事

天然ガス購入ルーブル支払い、岸田首相が拒否の方針…「サハリン1」からも撤退せず

岸田首相は1日の参院本会議で、ロシアが天然ガス購入に自国通貨ルーブルでの支払いを求めていることについて、先進7か国(G7)各国と協調して拒否する方針を明らかにした。ロシア極東サハリンでの石油・天然ガス開発事業「サハリン1」については、「サハリン2」と同様に撤退しないことも表明した。

萩生田光一経済産業相は1日の閣議後記者会見で、「サハリン1」と「サハリン2」について、価格高騰時に市場価格より安く調達できる点を挙げ、「エネルギー安全保障上極めて重要なプロジェクトだ」と理由を述べた。萩生田氏はまた、同じく日本が官民で参画するロシア主導の北極海でのLNGプロジェクト「アークティックLNG2」(アーク2)についても「撤退しない」と話した。アーク2を巡っては3月、仏エネルギー大手トタルエナジーズが追加投資しないと発表している。

チェルノブイリ原発の管理、ロシア軍からウクライナへ IAEA把握

国際原子力機関(IAEA)は3月31日、ロシア軍が占拠していたチェルノブイリ原発の管理がウクライナ側の作業員らに引き渡されたと発表した。ウクライナ当局から連絡を受けたとしている。同原発にいたロシア軍部隊は北方のベラルーシ方面に向かって出発し、残っている一部の兵士も原発を離れる準備をしているようだという。

ロシア軍は軍事侵攻初日の2月24日にチェルノブイリ原発を掌握した。3週間以上にわたって作業員や警備員らが勤務の継続を強いられた「住み込み状態」となり、その後も交代が滞っていたという。外国の軍隊がいることは、作業員が放射性廃棄物の管理などの業務を進める上で大きなストレスになっているとして、IAEAは安全上の懸念を深めていた。

国内感染、新たに4万9266人 前週比1800人増、東京7982人―新型コロナ

国内では1日、新たに4万9266人の新型コロナウイルス感染が確認された。前週金曜日と比べて約1800人増えた。死者は78人、重症者は前日比94人減の533人だった。

東京で新たに7982人感染 前週700人上回る 新型コロナ
東京都は1日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに7982人確認されたと発表した。前週金曜日(7289人)を約700人上回った。新たに9人の死亡も確認された。

「感染の再拡大の危険性が高いと思われる」“第7波”の予兆?
31日の全国の新型コロナウイルスの新規感染者は5万1902人で、34の道府県で前の週を上回った。東京都の専門家会議は「感染の再拡大の危険性が高いと思われる」と分析。接触機会の増加などに警戒する必要があると呼び掛けた。

ついに敢行 首都高の上限「普通車1950円」に引上げ

ついにその日が来た「上限料金引き上げ」。首都高の上限料金が4月1日から引き上げられた。上限通行料金の大幅な引き上げ、入口のETC専用化、深夜割引の創設など、大きな変更が一気に実施された。

上限料金は普通車で1320円から、1950円まで引き上がった。今回は、距離料金の体系は変わらず、上限料金のみの引き上げだが、現金車は距離によらず一律で上限料金が適用されるので、実質の値上げだ。

首都高の上限料金が4月1日から引き上げられた

【1年前の今日の出来事】 2021年4月1日