自民総裁選は9月29日投開票 日程固まる 衆院選の前に実施
自民党総裁選は9月17日告示、29日投開票の日程で実施されることが固まった。菅義偉首相(党総裁)は25日、二階俊博幹事長と党本部で会談し、総裁選について「粛々と進めてほしい。党におまかせする」と伝えた。首相は衆院選を総裁選後に行う構えで、総裁選直後に衆院解散に踏み切るか、衆院議員任期満了(10月21日)に伴う選挙を行うか慎重に見極める。総裁選は首相の総裁任期満了(9月30日)に伴うもので、日程は26日、総裁選挙管理委員会と総務会を経て正式に決定される。党の規程に基づき、党員・党友投票を含む形で行われる見通しだ。
岸田氏、自民総裁選出馬へ 26日にも表明
自民党の岸田文雄前政調会長は25日、菅義偉首相の任期満了に伴う9月の総裁選に出馬する意向を固めた。同党が総裁選の日程を決める26日にも正式表明する。総裁選は、再選を目指す首相と岸田氏の2度目の対決を軸に展開しそうだ。
尾身氏、バッハ会長に不快感 「なぜ再来日か」
「なぜわざわざ来るのか。オンラインでできるじゃないですか」-。25日の衆院厚生労働委員会で、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長の振る舞いに憤りをあらわにする一幕があった。尾身氏は「なぜわざわざ来るのか。コモンセンス(常識)で(判断)できるはずだ。もう1回(日本に)来て、銀座も1回行ったんでしょう」と語気を強め、「専門家というよりも一般庶民としてそう思う」と不快感を隠さなかった。
尾身氏は、政府が感染対策と経済活動の両立を目指したことが、時に「矛盾したメッセージになった」とも指摘。感染状況に関して「(政府は)専門家の分析より、時々やや楽観的な状況分析をしたのではないか」と苦言を呈した。
食料自給率37%、過去最低 令和2年度
農林水産省は25日、令和2年度のカロリーベースの食料自給率が前年度から1ポイント低下し37%だったと発表した。平成5年度と30年度に並ぶ過去最低の水準。コメの需要減少や小麦の生産量が落ち込んだことが響いた。新型コロナウイルス禍での外食需要の減少や家庭食の増加は、自給率の向上と下落の両面で影響を及ぼした。政府は2030(令和12)年度にカロリーベースで45%、生産額ベースで75%(令和2年度=67%)に引き上げる目標を掲げている。
抗体カクテル療法、外来患者にも投与認める 厚労省が方針
厚生労働省は24日、新型コロナウイルス感染症の治療に使う抗体カクテル療法について、外来患者に対しても投与を認める方針を固めた。療養中の自宅から来院して治療を受け、その後は帰宅してもらう。ただし自宅での使用は引き続き対象外とする。
プーチン・ロシア大統領「アフガンに干渉しない」 歴史から教訓
ロシアのプーチン大統領は24日、イスラム主義組織タリバンが権力を掌握したアフガニスタン情勢をめぐり、旧ソ連がかつて侵攻し敗退した歴史から教訓を得たとして、アフガンに「干渉しない」と語った。与党・統一ロシアの会合に出席したプーチン氏は「アフガンの国内問題に干渉するつもりはないし、さまざまな勢力が敵対している紛争にわれわれの軍を関与させる計画もない」と明言した。
台湾、108日ぶりに域内感染ゼロ でも入境制限は続行
台湾の蔡英文政権は25日、新型コロナウイルスの新たな域内感染者がゼロだったと発表した。新規の域内感染者がいなくなったのは5月9日以来、108日ぶり。5~6月には一日500人前後に上ったが、抑止策を徹底し、今月12日以降は2週間連続で感染者を1桁に抑え込んでいた。
藤井聡太王位が初防衛 豊島将之竜王に4勝1敗 棋聖と2冠堅持
将棋の第62期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)第5局が24、25の両日、徳島市で指され、藤井聡太王位(19)が挑戦者の豊島将之竜王(31)に77手で勝利し、4勝1敗で初防衛を果たした。7月の棋聖防衛に続き、2冠を堅持した。