2021年3月20日

宮城で震度5強 M6.9、沿岸に1m津波注意報
20日午後6時9分ごろ、宮城県で最大震度5強を観測する地震があった。岩手県や福島県でも震度5弱を記録した。気象庁によると、震源は宮城県沖で震源の深さは約59キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.9と推定される。2011年3月に起きた東日本大震災の余震とみられる。気象庁は同県沿岸に1メートルの津波が予想されるとして津波注意報を出した。

東京五輪パラ、海外客受け入れ断念 5者協議で決定
今夏の東京五輪・パラリンピックを巡り、政府と東京都、大会組織委員会は20日夜、国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)を交えて代表者による5者協議をオンラインで開いた。海外からの一般観客の受け入れ見送りを正式に決めた。変異した新型コロナウイルスの世界的な拡大が続き、大規模に海外観客を受け入れれば大会の安全を確保するのが難しいと判断した。日本側が見送りの意向を示し、IOCとIPCが受け入れた。

米中「根本的に対立」 台湾、香港、ウイグル問題
米アラスカ州アンカレジで開かれていたバイデン米政権発足後初めての米中外交トップ会談が19日、2日間の日程を終えた。台湾や香港、ウイグル族などをめぐる問題で対立の根深さが鮮明になり、通商紛争でも進展はなかった。気候変動問題などでわずかに協力の余地を残したものの埋めがたい溝は多く、両大国の対立と国際秩序の動揺が続くことを強く印象づけた。

米側はブリンケン国務長官とサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)が、中国側は楊潔篪(ヤン・チエチー)共産党政治局員、王毅(ワンイー)国務委員兼外相が出席した。

地下鉄サリン事件から26年、霞ケ関駅で犠牲者追悼
犠牲者14人、6300人が被害に遭ったオウム真理教による「地下鉄サリン事件」から20日で26年となり、現場の1つ、東京の地下鉄・霞ケ関駅では遺族や被害者などが犠牲者を追悼した。26年前の平成7年3月20日、通勤客などが無差別にねらわれた地下鉄サリン事件では、都内を走る3つの路線に猛毒のサリンがまかれ、14人が死亡、およそ6300人が被害に遭った。