2021年8月19日

全国で新たに2万5156人感染 2日連続過去最多 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染者は19日、全国で新たに2万5156人確認され、2日連続で過去最多を更新した。1日あたりの新規感染者が2万5000人を上回るのは初めて。重症者はこれまで最も多かった前日より49人増えて1765人。死者は28人だった。

感染者数が過去最多となったのは、埼玉(2170人)、大阪(2443人)、広島(362人)、沖縄(768人)――など22府県。群馬、埼玉、石川、兵庫、福岡、佐賀の6県で過去に発表された感染者が各1人取り下げられた。

東京都で10代以下のコロナ感染も急増 塾や学校でクラスター発生
東京都内で新型コロナウイルスに感染した10代以下は、7月上旬はおおむね1日当たり100人以下で推移していたが、新規感染者の急増に伴って増え、19日は856人となった。都によると、感染者全体に占める10代以下の割合は7月以降、十数%で推移し、夏休み期間中も減少する兆しはみられない。学習塾で小学生10人以上が感染したり、中学校で感染が広がって生徒の家族が感染したりするなど、子どもが関連するクラスターの発生事例も確認されている。

東京のコロナ患者、救急搬送されないケース急増 119番通報7倍に
新型コロナウイルスに感染した自宅療養者らが容体の悪化により救急搬送を要請した119番通報が2~8日、東京都内で1668件に上り、7月12~18日(233件)の約7倍に急増したことが東京消防庁への取材で判明した。このうち約6割の959件は搬送されなかった。症状などから保健所の判断で自宅療養継続となったほか、病床の逼迫により、医療機関が受け入れられなかったケースもあったとみられる。

俳優の千葉真一さん死去 82歳 新型コロナ感染による肺炎
大胆なアクションで知られ、映画やテレビドラマなどで活躍した俳優の千葉真一さんが19日夕方、新型コロナウイルスの感染による肺炎のため千葉県君津市の病院で亡くなった。82歳。

茶粕から水素発生?きっかけは歓迎会、高校生に特別賞
静岡特産のお茶にまつわる研究に取り組んだ静岡北高校の生徒たちが、今春の国際大会「国際学生科学技術フェア(ISEF(アイセフ))」で特別賞を受賞した。自由研究の成果を競う国内大会で上位入賞にあたる「花王賞」に選ばれ、日本代表の一員として参加。この縁で、7月には大手日用品メーカー「花王」の研究者らとオンラインで交流した。

同高3年の谷本里音(りお)さんと望月凌(りょう)さんは、お茶をいれた後に残る茶粕を鉄イオン溶液にまぜて光を当てると、水素が発生することを見つけた。きっかけは、所属する科学部の新入生歓迎会。茶粕と鉄分の溶液を使った日本古来の染色技術を実演した。たまたま太陽光に当たっていた染料から泡が出ていることに気づき、調べてみると水素が含まれていることがわかった。その後、実験を繰り返し、安価で安定的に水素を製造できる装置を開発した。