2023年3月24日 今日の出来事

東京都心で今年初の夏日 3月では10年ぶり 千葉でも史上最高気温

暖かい空気の影響で日本列島は24日、各地で気温が上がった。東京都心部の最高気温は今年初の夏日(25度以上)となる25.0度だった。3月に都心部で夏日を記録したのは2013年以来、10年ぶり。

都心部の他にも栃木県佐野市26.3度、千葉県鴨川市26.2度、静岡県川根本町27.1度、和歌山県新宮市26.4度、高知市25.6度など、いずれも5月下旬~6月下旬並みの気温を記録した。

日本郵便、「ドローン宅配」実証試験 操縦者目視なしで初飛行

日本郵便は24日、ドローン(小型無人機)による宅配サービスの実証試験を東京都奥多摩町で実施した。操縦者が目視せず有人地帯を自動飛行する「レベル4」の国内初飛行で、ドローンが自宅まで商品を配達する“ドローン宅配時代”の幕開けとなる。

実証試験は、ドローンメーカーのACSL(東京)の最新ドローンを使用。奥多摩郵便局から往復4.5キロを飛行し、住宅の庭に雑貨を配送した。日本郵便は将来的にドローン宅配の実用化を目指しており、山間部などの過疎地域で配送の効率化につなげたい考えだ。

ドローン飛行のうち最も難しい「レベル4」は、2022年12月の改正航空法施行で解禁された。レベル3は海上や山間地など無人エリアでの目視外飛行が可能だったが、レベル4は住宅地など有人地帯の飛行が認められる。

難民認定、最多の202人 22年大幅増、大半がアフガン

出入国在留管理庁は24日、人種や宗教などを理由に自国で迫害を受ける恐れがあるとして、2022年に難民認定した外国人が202人に上ったと発表した。これまで最も多かった21年の74人を大幅に上回り、制度が始まった1982年以降で最多。新たな認定者のうち147人がアフガニスタン国籍で、21年8月の政変後、退避した日本大使館の元職員や家族らが多いとみられる。

ただ、年間1万人を超える国もある欧米と比べると、依然低水準。日本の難民認定は厳格過ぎるとの批判が多い。入管庁は「難民該当性判断の手引」を初めて策定し、24日に公表した。判断要素の明確化を図っており、今後の運用が注目される。

仏で反年金改革100万人デモ 採択も根強い抵抗

フランス各地で23日、政府の年金制度改革に反対する労組の一斉ストライキが行われた。内務省によると、300を超す市でデモがあり、計約109万人が参加した。フランスのメディアが伝えた。改革は年金支給開始年齢を62歳から64歳へ段階的に引き上げることが柱。政府が議会で強制採択してから初の一斉抗議で、根強い抵抗の意思が示された。

約11万9千人が集まったとされるパリのデモには極左などの過激派約1500人が加わった。店舗の破壊やごみ箱の放火、警官隊への投石など、これまでのデモより暴力行為が増加した。他の都市でも警官隊とデモ隊が衝突し、警官らは催涙ガスや放水で対応した。

福島県、茨城県、栃木県で震度4の地震 津波の心配なし

24日午後4時25分頃、茨城県北部を震源とする地震があり、福島県と茨城県、栃木県で震度4を観測した。気象庁によると、この地震による津波の心配はない。震源の深さは約80キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4.7と推定される。各地の主な震度は次の通り。

▽震度4
 福島県矢祭町、茨城県日立市、ひたちなか市、常陸大宮市、栃木県大田原市

▽震度3
 福島県白河市、田村市、茨城県水戸市、土浦市、石岡市、常総市、常陸太田市、高萩市、笠間市、つくば市、桜川市、小美玉市、栃木県栃木市、日光市、千葉県野田市など

全国で新たに8639人感染確認 前週比1700人増 新型コロナ

厚生労働省は24日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で8639人確認されたと発表した。前週の金曜日より約1700人増えた。死者は49人だった。

主な都道府県の新規感染者数は、北海道385人▽東京都893人▽愛知県471人▽大阪府540人▽福岡県311人――など。

<新型コロナ・24日>東京都で新たに893人感染、1人死亡

東京都は24日、新型コロナウイルスの新たな感染者893人と死者1人を確認したと発表した。1週間平均の新規感染者数は、24日時点で642.4人で、前の週に比べて92.9%。

<新型コロナ・24日>東京都で新たに893人感染

【1年前の今日の出来事】 2022年3月24日