科学・技術

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原発をグリーンエネルギーに認めるか否かでEUは分裂 日本の元首相5人が認定反対の書簡をEUに送付

EUの欧州委員会は1月1日、脱炭素化への過程で原発を「グリーンエネルギー」に認定し活用する方針を発表したが、EU内は支持と不支持で割れている。脱原発を掲げるドイツは反対し、2045年までに温室効果ガスの実質排出ゼロを目指すための「つなぎ」の電源としては天然ガスを重視すると強調した。EU諸国の中ではオーストリアとルクセンブルクも原発に反対しているが、チェコやフィンランド、フランスは化石燃料から脱却するには原発が不可欠だと考えている。
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台風でも安定的に発電できる「垂直軸型マグナス式風力発電機」

「垂直軸型マグナス式風力発電機」は、全方向の風向きに対応できる“垂直軸型”の風力発電機。円筒を回転させることで発生するマグナス力(物体を回転させた際に風向きに対して垂直方向に働く力)を活用して発電する。発電機にはプロペラがなく、従来では破損の可能性があり発電に課題のあった台風並みの強風(風速40m/秒)まで安定的に発電し電力供給が可能。また、回転速度が緩やかなため、騒音やバードストライクといった環境負荷を抑える構造になっている。今後、台風が頻繁に襲来する地域や洋上風力発電の主力となることが期待されている。
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リサイクルが正解とは限らない 原発ごみで考える「資源とごみの境界線」

原発の使用済み核燃料は「究極のごみ」ともいえる。半永久的に放射線を出し続け、原発保有国はどこも処分に悩んでいる。日本は使用済み燃料を再処理して再び原発の燃料にし、「リサイクル」する方針だが、多くの国々は費用などの面から割に合わないとやめた。なぜ続けるのか。その中核を担う再処理工場は着工から29年、2022年度上期の完成をめざしている。工場のある青森県六ケ所村を訪ねた。(大牟田透・朝日新聞GLOBE編集部員)
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農業に「ソーラーシェアリング」を導入。地域活性化にもつながるその仕組み

「家族や子どもたちを養えない」と、一度は農業を諦めてしまった阿久津昌弘さん。現在、太陽光発電と農業を融合させた事業に取り組む株式会社グリーンシステムコーポレーションで代表取締役を務める阿久津さんは、もともと栃木県の農家の後継ぎだった。
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TSMCとは? 何がすごい? 日本に新工場を建設する理由や強みを解説!

「TSMCって名前だけは聞いたことがあるけど、どんな企業なの?」「どうしてTSMCの時価総額は、トヨタの時価総額の2倍なの?」「TSMCは何がすごいの? どんな強みがあるの?」 TSMCは他社が設計した半導体を製造する、台湾の半導体ファウンドリーです。そして、このTSMCの新工場が日本に新たに建設されることが決まっています。本記事ではそんなTSMCについて基本的な知識から、TSMCの強みや創業者について解説していきます。
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赤外光を利用する「窓ガラス発電」 山林切り開く必要なく環境にも優しいと期待高まる

人類は太陽のエネルギーから様々な恩恵を受けているが、人類が主に使っているのは目に見える可視光。例えば一般的に知られている太陽電池は、この可視光を利用したものだ。しかし、太陽光のうち約44%を占めるのが赤外光だ。波長が長く、人の目には見えないだけでなく、街中ではヒートアイランド現象の一因となり、人体には熱中症を引き起こすという、やっかいな存在だ。この赤外光を使った太陽光発電に挑戦しているのが、京都大学化学研究所准教授の坂本雅典氏だ。「赤外光を効率よくエネルギー変換できれば、人類は太陽からもっと大きな恩恵を得られます」(坂本氏)
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太陽光発電で大損 エコ意識の高い主婦が騙される

元弁護士・法律ライターの福谷陽子氏が実際によくある事例を通して解説する当シリーズ。・・・SDGsが世界中で注目される中、「太陽光発電」もエコな発電方法として期待を集めています。実は太陽光発電に関する詐欺や悪徳商法も多いので、注意しなければなりません。悪徳業者が逮捕される事例も相次いでいます。今回は太陽光発電でだまされた田島さん(仮名、35歳女性)のストーリーをもとに、太陽光発電詐欺の実態やパターン、対策方法をみていきましょう。
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地球温暖化を「わずか数年」で解決する方法とは。CO2排出ゼロでも気温上昇は抑えられない。

「日本ではほとんど知られていませんが、『温暖化をわずか数年で解決する』方法があります。それは、世界の耕作地の炭素を毎年4パーミル(=0.4%)ずつ増やすことができれば、大気中のCO2の増加量をゼロに抑えることができるというもので、フランス政府が2015年に『4パーミル・イニシアチブ』として提案しました。同提案によれば、毎年0.4%の炭素を土に戻すことによって、人類が排出するCO2の75%を回収することができ、それはつまり、数年程度で温暖化を解決できるということになります」(未来バンク理事長・田中優氏)
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どうなる? 人工知能(AI)のもたらす未来とシンギュラリティ

人工知能(AI)が日常生活で当たり前に利用される時代になった。目的を持って使っている場合もあれば、気がつかないうちに利用していることもあるだろう。人工知能(AI)を有効に活用するには人工知能(AI)に関するスキルや知見を高める必要がある。人工知能(AI)の発展は社会にどのような未来をもたらすのか、そして、人間の能力とAIの能力の逆転が起こると懸念されているシンギュラリティの問題と併せて解説する。
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実験室内で培養した人の「ミニ脳」にゲームをプレイさせることに成功、AIよりも速いわずか5分で習得

バイオテクノロジーと工学を融合させる合成生物学の研究をしているオーストラリア・Cortical Labsの研究チームは、これまでSF小説の世界にとどまっていた生物学的人工知能(Synthetic biological intelligence:SBI)の可能性を探るべく、人の細胞を機械の中で脳に培養する研究を行いました。1人用のゲームをプレイさせたところ、わずか5分で遊び方を学んだとのこと。研究チームによると、現行のAIが同じことを学ぼうとすると90分はかかるそうです。
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世界初の生体ロボット、自己複製可能な世界初の生きている機械「ゼノボットMk3」

史上初の生体ロボット「ゼノボット」を作製した米国の研究者らがこのほど、ゼノボットは今や「生殖」が可能だとする論文を発表した。その生殖方法というのは、動植物では見られない異例のものだった。
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北海道大学が水中を泳ぐ1ミリ以下の分子ロボットの創出に成功、光をエネルギー源に屈曲運動で自立遊泳

北海道大学は11月29日、動物のように体を動かして水中を泳ぐ、大きさが1mm以下という微小な分子ロボットを作り出すことに成功したと発表した。変形を繰り返す、水中を泳ぐという分子ロボットの2つの大きな課題を克服した、世界初の研究成果とのこと。
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腸は第2の脳ではなく、むしろ「脳の方が腸から生まれた」と判明!

ドイツにあるヨーロッパ分子生物学研究所(EMBL)で行われた研究によれば、脳を構成するニューロンの起源は、消化システムの制御を行う細胞であった可能性が高い、とのこと。近年では腸にもニューロンがあり、脳との関係の深さから「腸は第2の脳」と言われるようになりましたが、逆でした。研究によれば、ニューロンの原形となる細胞は最初に消化システムで誕生し、後に脳に転用されるようになったようです。つまり順番にこだわるならば、腸は第2の脳ではなくむしろ、脳が第2の腸ということになります。
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森林浴は免疫細胞を活性化し、その効果は1か月も持続する

東京都内で働く健康な男女37人(25~56歳)に森林環境の中で2泊3日滞在してもらい、森林浴を毎日午前と午後それぞれ約2時間実施し、NK細胞の様子を調べました。その結果、森林浴後にはNK細胞の数が増え、NK細胞自身の活性も高まり、結果的に免疫機能が高まっていることが明らかになりました。実験終了後でもNK細胞の活性は保たれ、1か月が経過しても、森林浴をする前よりも活性が上昇した状態が続くことがわかったのです。
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海や人体にどう影響? 福島第一原発の「処理水」放出で東電が影響予測

東京電力は福島第一原発の汚染水を浄化処理した後の水について、海洋へ放出した場合の環境と人への影響予測をまとめた。17日公表の報告書では、海へ放出された放射性物質の影響は、漁をしたり泳いだりした際の外部被ばくと魚介類を食べた際の内部被ばくのいずれも「極めて軽微」としている。報告書のポイントを整理した。