スマートウォッチ利用者は約1割、「利用したくない」人の理由は?

スマートウォッチ利用者は約1割 科学・技術

スマートウォッチ利用者は約1割、「利用したくない」人の理由は?(ITmedia 2022年05月04日 08時00分 公開)

【 スマートウォッチ 】に関するアンケート調査(MyVoice)

マイボイスコムは、「スマートウォッチ」に関する調査を実施した。スマートウォッチの利用者は約1割で、男性の10~30代がそれぞれ約16%だった。利用したくない人からは「機械に管理されているみたいでいい気持ちがしない」「数値が信用できない」などの理由が挙げられた。

スマートウォッチの利用状況

スマートウォッチの利用者は全体の9.9%で、iPhoneユーザーでは約15%。スマートウォッチを「持っているが利用していない」人を合わせたスマートウォッチの所有者は、1割強だった。

スマートウォッチ利用率(出典:プレスリリース、以下同)

利用者のうち、スマートウォッチ単体で利用する人は39.8%。55.6%は「スマートフォンやインターネットと接続(連携)して利用することが多い」と回答した。

スマートウォッチを利用したきっかけ

スマートウォッチを利用したきっかけや理由は、「自分の健康状態の管理をするため」(63.0%)が最多。次いで「バイタルデータの自動測定・通知機能が利用できる」(35.2%)、「睡眠の質や睡眠状態が管理できる」「運動や体力づくりの管理・サポート機器として利用するため」(各3割弱)だった。

スマートウォッチを利用したきっかけ

アップル製品を主に利用する人は、「スマートフォンを取り出さなくてもスマートフォンの機能を利用できる」「電子決済機能が利用できる」と回答した比率が他の層より高い傾向にあった。

スマートウォッチの利用意向

スマートウォッチの利用意向を聞いたところ、「利用したい」「まあ利用したい」が合わせて2割強、女性の10~20代でやや高くなっていた。スマートウォッチ利用者では9割弱、非利用者では4割弱、非所有者では約16%。スマートフォン利用者では2~3割。非利用意向者は約46%だった。

スマートウォッチの利用意向

利用する際に重視する点は、「本体価格」「メーカー・ブランド」が5~6割、「操作の分かりやすさ」「バッテリーのもち時間」が各4割。「デザイン・色」は女性、「操作の分かりやすさ」「健康管理機能の充実度」は高年代層で高くなっている。

スマートウォッチを利用したくない理由

スマートウォッチを利用したい理由、利用したくない理由をそれぞれ聞いたところ、利用したい人からは「普段スマホの着信音を消しているので、着信やLINEが届くとスマートウォッチで分かるのが便利だから」(女性46歳)、「利用してから数年たつが、軽くて運動の際も気にならない。表示の文字が見やすい」(女性70歳)などのコメントがあった。

利用したくない人は「老眼で小さくて何も見えないと思うから」(女性57歳)、「便利だとは思うが、機械に管理されているみたいでいい気持ちがしない」(女性45歳)、「計測した数値が、専用の測定器と違っていて信用できない」(男性57歳)などを懸念点に挙げた。

インターネットを使った調査で、全国の男女1万107人が回答した。調査期間は3月1~5日。