ひろゆき氏「クーポンは1粒で2度おいしい」 利権の構造を指摘
ひろゆき氏「クーポンは1粒で2度おいしい」 利権の構造を指摘(エンタメRBB 2021年12月5日(日) 15時30分)
実業家のひろゆき氏が5日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演し、国が18歳以下の国民に支給する5万円のクーポンについてコメントした。
番組では、クーポン給付の経費が、印刷費やコールセンター設置費などで約967億円に上ることが紹介された。
これについてひろゆき氏は「政治家にとって国民にお金を配るのは目的ではなく手段です」「給付に託けて、お友達企業にお金を配り選挙の時に助けて貰うのが政治家の目的」などとツイートしていた。
番組でひろゆき氏は「クーポンは一粒で二度おいしい。ますクーポンにするというのでお友達企業がそこで手数料をがっぽり取れる。また、このメーカーの商品は買える、このメーカーの商品は買えませんというのもできる。政治家が潤うのでめちゃめちゃおいしい仕組みだ」と説明。
さらに、「Go To Eatも、飲食店すべてが使えるのではなくて、特定のオンラインサイトから予約した場合だけ使えるが、そのオンラインサイトのひとつに菅首相の支援をずっとしていた企業が入っていた」とも指摘した。
これに対し、評論家・タレントの杉村太蔵は「選挙にはそういった企業の票はそんなに多くない」とひろゆき氏の主張を疑問視。「それより、岸田さんの巧みな戦略じゃないかと思う。岸田さんは財政再建をやりたがっている。『クーポンを配るとこんなに無駄な経費がかかるんですよ』と、改めて国の財政をみんな考えて欲しいということでは」と推測した。
18歳以下に支給される10万円のうち5万円をクーポンにする理由として、現金だと貯蓄に回されてしまうと説明されている点については、ひろゆき氏は「誤解でうそなんだと思う。3ヵ月で食費5万円使う家庭があったとすれば、現金で買わずクーポンで買って、残ったお金を貯金する」と指摘、「クーポンをやりたい人がそういううそをばらまいて、メディアもそれに乗っかってだまされている」と批判した。
その上でひろゆき氏は「クーポンでやりたいなら別に900億円もかける必要はない。(クーポンの業務を請け負う企業を)一般入札でやれば、僕ならたぶん400億円ぐらいでやる」と述べた。
鈴木財務相“967億のクーポン事務費は過大でない”発言に「税金は誰のもの?」と非難轟々
鈴木財務相“967億のクーポン事務費は過大でない”発言に「税金は誰のもの?」と非難轟々(女性自身 記事投稿日:2021/12/04 11:00 最終更新日:2021/12/04 11:00)
現金とクーポンに分けたことで、事務経費が967億円増えることが問題となっていた子育て世帯への給付金。しかし、“当事者”から驚愕の発言が飛び出した。
12月3日、鈴木俊一財務大臣(68)は「過去の類似事業と比較して、過大な水準ではない」と発言したのだ。各メディアによると、これは同日行われた閣議後の会見での発言。
一定の所得制限を設け、18歳以下の子どもがいる世帯に1人あたり10万円相当を政府が配るという給付金。現金とクーポンに分けて給付されるという複雑さに疑問の声が上がっていた。
さらに11月末には、クーポン配布のための事務経費として967億円がかかることが発覚。“現金だけでの給付なら300億円で済んだのでは”と、立憲民主党の後藤祐一氏(52)が指摘している。
それでも鈴木大臣は、「消費喚起という意味で、より無駄のない給付が可能となる」と説明し、967億円を投じてでもクーポン形式をとることの効果を強調したと報じられている。
しかし、これについてTwitter上では怒りの声が噴出している。
《じゃあ全て現金給付にすれば、900億円多く配れるじゃんね》
《なぜ現金給付しないでクーポンなどという面倒で手間も時間も費用もかかることをするのかが問われている。国民の税金は誰のものだと考えているのか》
鈴木大臣は過去の事例と比べるのではなく、“一律現金給付”だった場合と比べるべきだったのではないだろうか。
出典元:WEB女性自身