2026年6月6日 今日の出来事

「飛鳥・藤原の宮都」世界遺産へ ユネスコ諮問機関が登録勧告―7月正式決定

「飛鳥・藤原の宮都」世界遺産へ ユネスコ諮問機関が登録勧告―7月正式決定

奈良県中部にある飛鳥時代の遺跡群「飛鳥・藤原の宮都」について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)は世界文化遺産に登録するようユネスコに勧告した。ユネスコが6日、公式サイト上で発表した。

 7月19~29日に韓国・釜山で開かれる世界遺産委員会で正式決定される見通し。登録された場合、国内の文化遺産としては2024年の「佐渡島(さど)の金山」(新潟県佐渡市)に続き22件目。自然遺産を含めた国内の世界遺産は計27件となる。

飛鳥・藤原の宮都は、飛鳥宮跡や藤原宮跡、高松塚古墳など、6~8世紀の計19の資産で構成される遺跡群。二つの宮都の変遷を通じ、東アジアの古代国家形成期に中央集権体制が誕生した経緯を示すとされる。

奈良県が単独最多「世界遺産県」に 4件目登録へ、岩手引き離す

奈良県内の登録1件目は、1993年の「法隆寺地域の仏教建造物」(斑鳩町)で、姫路城(兵庫県)とともに国内初の世界文化遺産となった。

奈良市の東大寺や興福寺、春日大社などを含む「古都奈良の文化財」が98年に登録され、2004年には奈良、和歌山、三重の3県にまたがる「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産となった。

鹿児島は線状降水帯の恐れ 梅雨前線上の低気圧で―気象庁

鹿児島は線状降水帯の恐れ 梅雨前線上の低気圧で―気象庁

気象庁は6日午後、九州南部は7日に大雨が予想されるとして、土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。鹿児島県(奄美地方を除く)では同日未明から昼前まで線状降水帯が発生する恐れがある。

梅雨前線上の低気圧が7日朝に九州南部付近、8日朝には関東沖へ進む見込み。大分県や四国、和歌山、三重両県、伊豆諸島も大雨に注意が必要という。

7日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、四国300ミリ、九州南部250ミリ、大分県と奄美200ミリ、和歌山、三重両県100ミリ。その後、8日午後6時までの同雨量は、三重県と伊豆諸島120ミリ、四国と和歌山県100ミリ。

従業員千人超企業、AI活用6割 規模で差、帝国データバンク調査

従業員千人超企業、AI活用6割 規模で差、帝国データバンク調査

帝国データバンクの全国調査で、34・5%の企業が生成人工知能(AI)を業務で活用していることが分かった。従業員数別で見ると、千人超の企業は63・6%、5人以下は29・6%で人数が多いほど活用率が高かった。業務の効率化を感じていた一方、情報の正確性への懸念も見られた。AIを使いこなせるかどうかで、働き手の能力や成果の差が拡大しつつある状況も判明した。

用途は「文章の作成・要約・校正」が活用企業の45・1%を占め、最多となった。その後は「情報収集」、「企画立案時のアイデア出し」が続くなど、補助的な利用が目立った。

アンソロピック社、開発減速提言 AI自律進化「制御不能」前に

アンソロピック社、開発減速提言 AI自律進化「制御不能」前に

人工知能(AI)開発の米アンソロピックは6日までに、AIが人間の手を借りずに性能を自律的に高める段階に近づいたと指摘し、暴走して制御不能になる前に「開発を遅らせたり、一時停止したりする選択肢を持つことが世界にとって有益だ」と提言した。核軍縮条約を引き合いに、先端AI規制の国際的枠組みが整い、競合他社も同調すれば、減速や停止を行う用意があると表明した。

アンソロピックはセキュリティー上の脆弱性を発見する能力が高い先端AI「クロード・ミュトス」で知られる。ミュトスはサイバー攻撃に悪用される懸念から、一般公開を見送った。

米半導体、時価総額200兆円消失 NY株急落を主導

米半導体、時価総額200兆円消失 NY株急落を主導

週末5日の米株式市場の急落では、人工知能(AI)関連の半導体株が下げを主導した。ロイター通信によると、時価総額ベースで計1兆3000億ドル(約208兆円)が消失。この日発表された5月の米雇用統計が堅調な内容だったことを受け、連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ観測などが強まり、投資家心理を冷やした。

 上場企業の時価総額で世界トップの米半導体大手エヌビディアの評価額は約5兆ドル(約800兆円)と日本の国内総生産(GDP)を超えている。株価は前日比約6%下落し、市場価値にして3000億ドル(約48兆円)超が失われた。

豪産小麦、石油高騰で収穫減へ 日本のうどんに影響必至

豪産小麦、石油高騰で収穫減へ 日本のうどんに影響必至

オーストラリアで今年栽培される小麦の収穫量が大幅に減る見通しだ。中東紛争を受けた石油価格高騰で、農機用燃料や肥料の調達が難しくなり、農家が作付面積の縮小を余儀なくされたため。日本に輸出される豪産小麦の大半はうどんの麺に使われており、減産が日本の国民食に影響を及ぼすのは必至だ。

豪農水省は2日、新会計年度(2026年7月~27年6月)の小麦生産量が今年度比26%減の2670万トンになるとの予測を示した。もともと、少雨を理由に例年よりも収穫は低調と予想していたところに、石油危機が追撃。同省は「燃料・肥料の高騰で採算が悪化するため、多くの農家が休作地を設ける見込みだ」と説明している。

北海道・函館の観光客、過去最多更新 クルーズ船入港数も増加

北海道・函館の観光客、過去最多更新 クルーズ船入港数も増加

北海道函館市は、2025年度の観光客数が前年度比約3万6000人(0・6%)増の約605万8000人となり、2年連続で過去最多を更新したと発表した。クルーズ船入港数の増加や韓国・仁川(ソウル)便の就航、羽田便の増便などが後押しし、延べ宿泊客数や外国人宿泊客数も過去最多を更新した。

24年度は、函館を舞台としたアニメ映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」の効果で初めて600万人を突破。25年度は反動減も懸念されたが、函館港のクルーズ船入港数が過去最多の76回に上るなどして、高水準の観光客数を維持した。

中国政府による日本への渡航自粛要請のため、中国からの宿泊客数は前年度比23・2%減の約12万5000人に減少する一方、韓国が前年度のほぼ倍となる約5万5000人になったほか、米国や香港などの宿泊客数も増加した。

世界の原油在庫急減 数週間で相場急騰も―取り崩し、限界迫る

世界の原油在庫急減 数週間で相場急騰も―取り崩し、限界迫る

米国がイランへの攻撃を開始してから4カ月目に突入し、世界の原油在庫が急減している。これまでは原油輸送の要衝ホルムズ海峡の事実上の封鎖が続く中でも、在庫の取り崩しにより価格上昇が一定の範囲に抑えられてきた。ただ、業界関係者からは、数週間で限界を迎え、価格急騰が始まるとの見方も出ている。

国際エネルギー機関(IEA)によると、世界の石油在庫は3、4月に計2億4600万バレル減少と「記録的なペース」で取り崩された。4月末時点の在庫は約79億バレルで、世界消費量の80日分近いが、供給の2割はホルムズ海峡封鎖で閉じ込められ、見た目ほどの余裕はない。