イラン攻撃の正当性に疑問 米高官ら身内もトランプ批判
米イスラエルによるイラン攻撃は開戦1カ月となり、その正当性が疑問視されている。トランプ米政権の主要幹部である国家テロ対策センターのケント長官は17日、「イランはわが国に差し迫った脅威をもたらしていない」と異例の批判を展開して辞任を表明。ドイツのシュタインマイヤー大統領も24日、対イラン軍事作戦は「国際法違反だ」と断言している。
米国内でも、ギャバード国家情報長官が18日、議会に提出した書面で、イランは昨年攻撃を受けた後、「(ウラン)濃縮の能力を再建しようとはしていなかった」と述べている。イラン攻撃を理由に辞任した最初の政権幹部となったケント氏は、公開書簡で「われわれは、イスラエルとその強力な米国のロビー団体からの圧力によって、この戦争を始めたのは明らかだ」と主張。米メディアのインタビューで「(トランプ氏は)少数の顧問の意見のみに依存している」と批判した。
同盟国からも「国際法違反」との批判は広がりつつある。
イスラエルが核施設空爆 イランは「報復」宣言
イスラエル軍は27日、イラン各地で核関連施設や重工業施設を空爆した。イラン革命防衛隊は、米イスラエルと関係する中東地域の工業拠点への報復を宣言した。28日で米イスラエルによる先制攻撃から1カ月。トランプ米政権が戦闘終結を模索する中、イスラエルはイラン軍事産業の弱体化を狙って攻撃を急いでおり、米イランの交渉に影響する可能性がある。
イランメディアによると攻撃されたのは西部アラクの重水炉、中部ヤズド近郊のウラン精鉱(イエローケーキ)製造施設のほか、中部イスファハンと南西部フゼスタン州の製鉄所、イスファハン州の発電所2カ所など。アラグチ外相は発電所攻撃を10日間延期するとした米国の主張と「矛盾している」とX(旧ツイッター)で非難した。
イスラエルにミサイル発射 イエメンのフーシ派、「初参戦」
イエメンの親イラン武装組織フーシ派は28日、イスラエルに向けて弾道ミサイルを発射したと発表した。米イスラエルとイランの交戦が始まって以来、「初の軍事作戦を実行した」と説明。イランや中東地域の親イラン勢力に対する攻撃がやむまで「作戦を続ける」と表明した。
フーシ派が今後、紅海とアラビア海を結ぶ海上の要衝バベルマンデブ海峡一帯で船舶を攻撃する事態も想定され、原油輸送の要衝ホルムズ海峡が事実上の封鎖状態にある中、世界のサプライチェーン(供給網)がさらに混乱する恐れがある。

東京都心で桜満開 平年より3日早く―気象庁
気象庁は28日、東京都千代田区の靖国神社にある桜(ソメイヨシノ)の標本木が満開になったと発表した。平年より3日、昨年より2日早い。開花は19日だった。
授業で25%が生成AI使用 児童・生徒、調査や作文の助言など―5人に1人「勉強不要に」・民間調査
授業で25%が生成AI使用 児童・生徒、調査や作文の助言など―5人に1人「勉強不要に」・民間調査
小・中学校の授業での生成AI(人工知能)利用状況を教科書会社「光村図書出版」(東京都品川区)が28日までに調べたところ、児童・生徒の約4人に1人が経験があると回答した。分からないことの調査や作文へのアドバイスといった目的で利用しており、約5人に1人は、AIがあれば勉強が不要になると考えていることも分かった。
生成AIがあれば「勉強する必要はなくなっていくか」との質問には、45.8%が「そう思わない」と回答。「そう思う」が20.1%で、残りが「分からない」だった。
モバイルバッテリーは2個まで 機内持ち込みで新国際基準―国連機関
モバイルバッテリーは2個まで 機内持ち込みで新国際基準―国連機関
航空分野の国際ルールを定める国連の専門機関「国際民間航空機関(ICAO)」は27日、モバイルバッテリーの航空機内への持ち込みについて、1人2個までに制限する新たな国際基準を発表した。また、機内でモバイルバッテリーを充電することを禁止する。
これまでは、100ワット時以下であれば機内持ち込みの個数制限はなかった。しかし、各地で機内のモバイルバッテリーからの発煙や発火が相次いだことから基準改定に踏み切った。

