中国・国家安全省が高市首相答弁を批判 「国家の安全を守る」と強調
中国・国家安全省が高市首相答弁を批判 「国家の安全を守る」と強調
中国でスパイ摘発を担う国家安全省は19日、交流サイト(SNS)公式アカウントへの投稿で、台湾有事が集団的自衛権を行使可能な「存立危機事態になり得る」とした高市早苗首相の国会答弁に対し、「挑発者は悲惨な結末に陥る」と激しく批判。「近年、日本によるスパイ事件を摘発してきた」と強調して「国家の安全を守る」と主張した。
国家安全省は投稿で高市政権の対応を「誤った言論を撤回しようとしない」と反発。首相の政治姿勢について「軍国主義が復活する危険な兆候」という強い表現で非難した。
中国、日本の水産物輸入を再停止 高市首相答弁への対抗措置か
中国が日本産水産物の輸入申請の受け付けを当面停止すると日本政府に通知したことが19日、明らかになった。中国側の手続きが止まることで、事実上の輸入停止となる。台湾有事を巡り、日本政府が集団的自衛権を行使可能な「存立危機事態になり得る」とした高市早苗首相の発言に対する対抗措置とみられる。
中国は、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に伴い2023年8月から続けてきた日本産水産物の全面禁輸措置を解除し、11月5日に日本産ホタテの対中輸出が再開されたばかりだった。
吉村大阪府知事「撤回必要なし」 台湾有事首相答弁
<1分で解説>吉村大阪府知事「撤回必要なし」 台湾有事首相答弁
大阪府の吉村洋文知事(日本維新の会代表)は台湾有事を巡る高市早苗首相の国会答弁について「従来の政府答弁の範囲であり、撤回の必要はない」と述べました。
立民・岡田氏の質疑「不適切」 維新・藤田氏、台湾有事答弁巡り
立民・岡田氏の質疑「不適切」 維新・藤田氏、台湾有事答弁巡り
日本維新の会の藤田文武共同代表は19日の記者会見で、台湾有事を巡り立憲民主党の岡田克也元幹事長が7日に行った衆院予算委員会での質疑について、「個別の具体事例を一つ一つしつこく聞くやり方は適切ではない」との認識を示した。
この質問に対して高市早苗首相は「武力行使も伴うなら存立危機事態になり得る」などと答弁。中国の反発を招いている。
「奈良の柿、ちから湧く」 高市首相、地元の名産に
高市早苗首相は19日、首相官邸で「奈良の柿PRレディ」の巽咲貴さんらの表敬訪問を受けた。首相は全国の高校生による奈良県内での柿づくりやスマート農業体験の重要性を訴え、「奈良の柿 未来を拓(ひら)く ちから湧く」との俳句を披露した。
歴代首相は俳人の正岡子規の名句に倣って俳句を詠むのが恒例。地元の名産を試食した首相は「甘い。おいしい。いつもより柔らかいかも」と絶賛した。
日本海側で積雪急増 全国的に今季一番の冷え込み
19日朝は全国的に今シーズン一番の冷え込みとなり、約4割の地点で0℃未満の冬日となりました。また、日本海側では積雪が急増しています。
0℃未満の冬日は全国の338地点で、今シーズン最も多くなっています。東京都心も5.1℃と約7カ月ぶりに5℃台まで下がりました。
冬型の気圧配置となり、北海道の上空に寒気が入り込んだ影響で、道内では18日に各地で積雪を観測した。18日の最深積雪量は夕張市が道内最大で50センチを超えた。
まとまった積雪に住民や観光客は 魚沼市守門では30cmを観測【新潟】
県内では、山沿いを中心に今シーズン初となるまとまった積雪がありました。魚沼市守門では積雪が30cmを観測するなど、住民や観光客が雪への対応に追われていました。
母がのめり込み「私たちは教団の被害者」 山上被告の妹が証言
安倍晋三元首相銃撃事件で起訴された山上徹也被告(45)の裁判員裁判が19日、奈良地裁(田中伸一裁判長)であり、証人出廷した被告の妹は母親が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)にのめり込んでいたことを踏まえ、「私たちは旧統一教会の被害者です。相談するところもありませんでした」と述べた。
都民に1万円相当付与検討 「東京アプリ」新規登録で
<1分で解説>都民に1万円相当付与検討 「東京アプリ」新規登録で
東京都は物価高対策として、都の公式アプリ「東京アプリ」をダウンロードし、新規に本人認証した都民に1万円相当のポイント付与を検討していることが明らかになりました。
NHK、受信料未払いへの督促強化で「対策センター」設置
NHKは18日、受信契約を結びながら未払いを続ける契約者に対し、支払い督促を強化するための新組織「受信料特別対策センター」を設置したと発表した。簡易裁判所への申し立てで強制執行が可能となる「支払い督促」制度を利用。昨年度125件だった督促を、今年度は10倍超に増やすという。
NHKは、コロナ禍などで2021年度以降、戸別訪問による営業活動を縮小。1年以上未払いとなっている「未収」の件数は19年度末に約72万件だったが、24年度末は約174万件に増加。また、19年度末に81%だった支払率も、24年度末には78%へ低下した。
エヌビディアとMSが2.3兆円投資 AI開発で戦略提携…米新興アンソロピック
エヌビディアとMSが2.3兆円投資 AI開発で戦略提携―米新興アンソロピック
米半導体大手エヌビディアとマイクロソフト(MS)は18日、人工知能(AI)「クロード」を手掛ける米新興アンソロピックに最大で計150億ドル(約2兆3300億円)を投資すると発表した。3社は戦略提携し、AIの開発や提供で協力を深化させる。
投資額はエヌビディアが最大100億ドル、MSが同50億ドル。両社はアンソロピックと競合する米オープンAIにも多額の出資を行っている。

