2025年11月12日 今日の出来事

財務相、円安「マイナス目立つ」 輸入価格上昇で家計圧迫

財務相、円安「マイナス目立つ」 輸入価格上昇で家計圧迫

片山さつき財務相は12日の参院予算委員会で、外国為替市場の円安ドル高の進行をけん制した。「経済への影響はプラス面とマイナス面があるが、マイナス面が目立ってきたことは否定しない」と強調。自民党の阿達雅志氏が輸入価格の上昇により中小企業や家計が圧迫されていると訴えたことに答えた。

非核三原則の見直し否定せず 木原氏「予断控える」

非核三原則の見直し否定せず 木原氏「予断控える」

木原稔官房長官は12日の記者会見で、安全保障関連3文書の改定に伴い、非核三原則の見直しを想定しているのかと問われ「具体的な内容について今後検討を進めていく。現時点で予断することは差し控える」と述べ、否定しなかった。

木原氏は「政府としては、非核三原則を政策上の方針として堅持している」と強調した。「持ち込ませず」に関しては、2010年に当時の岡田克也外相が「日本の安全が守れない事態が発生したとすれば、その時の政権が命運を懸けて決断し、国民に説明する」とした答弁を引き継ぐ考えを示した。

「存立危機を口実に侵略」 高市首相の台湾有事発言を批判…中国大使館

「存立危機を口実に侵略」 高市首相の台湾有事発言を批判―中国大使館

在日中国大使館は11日、台湾有事が「存立危機事態」に該当し得るとの高市早苗首相の国会答弁について、「日本の軍国主義は『存立の危機』を口実に幾度も対外侵略を行った」とX(旧ツイッター)に投稿し、日本を非難した。その上で、台湾統一への干渉は「自らやけどを負い、自業自得の結果を招くだけだ」と警告した。

露外務省、小泉悠氏ら30人を入国禁止 「日本の反露政策への対応」

露外務省、小泉悠氏ら30人を入国禁止 「日本の反露政策への対応」

ロシア外務省は11日、「日本政府の反露政策への対応」として、日本の外務官僚や大学教授、新聞記者ら計30人を無期限で入国禁止にすると発表し、対象者のリストを公表した。

リストには、ロシア研究者として知られる小泉悠・東京大准教授、廣瀬陽子・慶応大教授、岩下明裕・北海道大教授らの名前が記され、日本外務省からは北村俊博・外務報道官が含まれている。国際政治研究で著名な秋山信将・一橋大教授、細谷雄一・慶応大教授、遠藤乾・東大教授らの名前もある。マスメディアでは、毎日新聞▽朝日新聞▽読売新聞▽日本経済新聞▽共同通信▽TBSなどの記者らの名前が記載された。毎日

交通事故で邦人被害、乳児重体 観光中の家族、タクシー乗車時…韓国・ソウル

交通事故で邦人被害、乳児重体 観光中の家族、タクシー乗車時―韓国・ソウル

韓国のテレビ局「チャンネルA」などは11日、ソウルで10月21日、日本人観光客の家族を乗せたタクシーがセンターラインを越えて対向車と衝突する事故を起こしたと報じた。乗客の20代の日本人夫婦が骨折などの重傷を負い、生後9カ月の女児が意識不明の重体になった。子供が生まれてから初めての家族旅行で韓国を訪れたという。

警察は、運転手の70代男がアクセルとブレーキを踏み間違えたとみて、交通事故処理特例法違反の疑いで捜査している。飲酒や薬物使用は確認されていない。ソウルでは今月2日、飲酒した30代の男が運転する車に日本人観光客の親子がはねられ、50代の母親が死亡した。

札幌・円山動物園でヒグマ駆除 9日以降に出没していた個体か

札幌・円山動物園でヒグマ駆除 9日以降に出没していた個体か

札幌市は12日、円山動物園(中央区)の園内に設置した箱わなにかかったヒグマ1頭を駆除した。毛の色合いや大きさなどから9日以降に複数回、園内に出没した個体とみられる。休園中の円山動物園の再開と近隣の円山公園の全面閉鎖の解除は今後、検討する。