2025年10月30日 今日の出来事

日韓関係、未来志向の発展確認 高市首相、李大統領と初会談

日韓関係、未来志向の発展確認 高市首相、李大統領と初会談

高市早苗首相は30日午後、韓国の李在明大統領と同国南東部・慶州で初の首脳会談を行い、両国関係を未来志向で安定的に発展させていくことで一致した。米国を含めた日米韓3カ国が連携する重要性を確認。首脳が相互に訪問する「シャトル外交」を引き続き推進していくことを申し合わせた。

慶州は「奈良と同様、古代文化の中心地」 日韓首脳が友好ムード演出

慶州は「奈良と同様、古代文化の中心地」 日韓首脳が友好ムード演出

李氏はアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開催される慶州を「首相の地元の奈良と同様、古代東アジアの交流、文化が花盛っていた中心地だ」と紹介。「この場を皮切りに韓国と日本の深いご縁を再確認し、未来につなげる契機になることを祈念する」と語った。

高市首相も「温かい笑顔で迎えていただき、ありがとうございます。首相に就任してから、こんなにすぐにお会いできてうれしく思っている」と応じた。また、「それぞれのステージで意思疎通をしっかり続けて、ともに発展してまいりましょう」と呼びかけた。

レアアース規制延期で合意 米大統領、対中関税10%引き下げ…来年4月訪中、対立緩和演出

レアアース規制延期で合意 米大統領、対中関税10%引き下げ―来年4月訪中、対立緩和演出

トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は30日、韓国南部・釜山で会談した。中国政府は会談後、米国が問題視していたレアアース(希土類)輸出規制の導入を1年間延期すると発表。トランプ氏は合成麻薬「フェンタニル」の米国流入問題に中国が取り組むとして、対中関税を10%引き下げる方針を示した。会談では首脳の相互往来のほか、経済・貿易・エネルギー分野での協力強化でも合意した。

関東甲信から北海道、大雨警戒 低気圧が急発達し北上へ…気象庁

関東甲信から北海道、大雨警戒 低気圧が急発達し北上へ―気象庁

気象庁は30日、前線を伴う低気圧が31日から11月1日にかけ、急速に発達しながら日本列島の太平洋側を北上すると発表した。関東甲信や東北、北海道では、大雨による土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けている。

1日午後6時までの24時間雨量は、多い所で100ミリと予想される。北海道と東北は1日に非常に強い風が吹き、海上は大しけとなる見込み。西・東日本は大気の状態が不安定になるため、突風や落雷、ひょうにも注意が必要という。

アスクルサイバー攻撃と犯行声明 ロシア系ハッカー集団

アスクルサイバー攻撃と犯行声明 ロシア系ハッカー集団

サイバー攻撃を受けた通販大手アスクルに関し、「ランサムハウス」と呼ばれるロシア系のハッカー集団が、インターネットのダークウェブ上に犯行声明を出したことが30日、セキュリティー関係者への取材で分かった。大量のデータを盗んだと主張している。

アスクルは19日にコンピューターウイルス「ランサムウエア」を検知。物流機能など感染の疑いがあるシステムを切り離して受注を停止した。傘下の物流企業にも障害が出たため、配送を受託する良品計画などのオンラインストアも停止している。

ランサムウエアを巡っては、アサヒグループホールディングスが攻撃を受け、9月にシステム障害が発生。事業に大きな影響が出ている。

年賀はがきの販売開始 発行枚数3割減で最少

年賀はがきの販売開始 発行枚数3割減で最少

日本郵便は30日、2026年用のお年玉付き年賀はがきの販売を、全国の郵便局などで開始した。当初の発行枚数は前年比30.1%減の約7億5000万枚。SNSの普及や前年の値上げで「年賀状じまい」の動きが広がっており、記録が残る04年用以降で最少にとどまった。

当初発行枚数の減少は15年連続。最も多かった04年用の6分の1程度に落ち込んだ。日本郵便は30日、年賀状のデザインなどが無料でできるサイトも開設した。

米エヌビディア、時価総額5兆ドル突破 世界初 AI向け半導体需要増

米エヌビディア、時価総額5兆ドル突破 世界初 AI向け半導体需要増

米調査会社ファクトセットによると、米半導体大手エヌビディアの時価総額が29日のニューヨーク株式市場の終値で5兆ドル(約760兆円)を突破した。時価総額が5兆ドルを超えたのは世界の上場企業で初めて。人工知能(AI)開発競争が激化する中、エヌビディア製のAI向け半導体への需要は旺盛だ。業績拡大への期待から、今年7月に4兆ドルの大台に乗せてからわずか3カ月余りで次の大台に乗せた。

無人原子力潜水艇の「実験成功」 プーチン氏、米欧への不屈誇示か

無人原子力潜水艇の「実験成功」 プーチン氏、米欧への不屈誇示か

ロシアのプーチン大統領は29日、核弾頭を搭載できる無人の原子力潜水艇「ポセイドン」の実験が28日に行われ、成功したと主張した。米国や欧州連合(EU)がウクライナでの停戦に応じないロシアへの追加制裁を発表する中、新兵器の存在を誇示することで圧力に屈しない姿勢を示したとみられる。