2025年9月9日 今日の出来事

フル方式で来月4日投開票 自民総裁選

フル方式で来月4日投開票 自民総裁選

自民党は9日、石破茂首相(党総裁)の退陣表明を受けた臨時総裁選を「22日告示、10月4日投開票」の日程で行う方針を決めた。党所属国会議員と党員・党友が投票する「フルスペック」方式で実施する。

茂木敏充前幹事長(69)は10日に記者会見し、総裁選立候補を正式に表明する。林芳正官房長官(64)も出馬の意向を固め、高市早苗前経済安全保障担当相(64)は出馬表明に向けて準備を加速させている。小林鷹之元経済安保相(50)も出馬を検討している。小泉進次郎農林水産相(44)は態度を明らかにしていない。

日経平均株価、4日ぶり反落 一時初の4万4000円台も利益確定の売り

日経平均株価、4日ぶり反落 一時初の4万4000円台も利益確定の売り

9日の東京株式市場は日経平均株価(225種)が4営業日ぶりに反落し、終値は前日比184円52銭安の4万3459円29銭だった。午前中には前日終値からの上げ幅が一時500円を超え、取引時間中として史上初の4万4000円台を付けたが、その後は利益を確定する売り注文が優勢となり下落に転じた。

前日の米国市場で、労働市場の減速を裏付けるニューヨーク連銀の調査結果から米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が高まり、主要な株価指数が上昇した。この流れを引き継いだ東京市場でも半導体関連株などを中心に朝方は買い注文が広がった。石破茂首相の退陣表明を受け、次期政権で財政拡張が進むとの思惑も引き続き相場を支えた。

教員4人に3人が「土日も仕事」 7割、持ち帰り残業も 全教調査

教員4人に3人が「土日も仕事」 7割、持ち帰り残業も 全教調査

教員の4人に3人が土日も仕事をしている。教員を対象とした働き方に関するウェブアンケート調査で、そんな実態が浮かび上がった。持ち帰り残業をしているのは7割で、1時間を超えて持ち帰りをしている人も3割いた。調査の担当者は「必要なのは教育予算と教員の抜本的な増加だ」としている。

パレスチナ国家承認にいらだつ米イスラエル 注目集める日本の対応

パレスチナ国家承認にいらだつ米イスラエル 注目集める日本の対応

フランスを皮切りに相次ぐパレスチナ国家承認に向けた動きは、欧州以外の米国の同盟国に波及している。イスラエルや後ろ盾の米国は強く反発し、オーストラリアとイスラエルの間では激しい応酬に発展している。国連総会に合わせて22日に開かれるパレスチナ情勢の首脳級会議が、国家承認の節目になる見通しで、日本の対応も注目されている。

「多国間主義」強化確認 米との対立激化は回避…BRICS首脳

「多国間主義」強化確認 米との対立激化は回避―BRICS首脳

新興国グループ「BRICS」は8日、オンラインで首脳会合を開いた。議長国ブラジルの声明によると、トランプ米大統領の高関税政策などを念頭に「国際的に高まる不安定に直面」する中で「多国間主義を守り、強化する」方針を確認した。米国を名指しで批判するのは避けており、対立の激化を避けたい思惑も垣間見えた。

映画「鬼滅の刃」、韓国で観客数400万人突破 「君の名は。」抜く

映画「鬼滅の刃」、韓国で観客数400万人突破 「君の名は。」抜く

韓国で8日、「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」の累計観客数が公開から18日で400万人を突破した。東亜日報が伝えた。約393万人を動員した新海誠監督の「君の名は。」(韓国で2017年公開)を抜いて日本アニメ映画歴代3位に位置しており、歴代トップになる可能性が指摘されている。

報道によると、鬼滅の刃の新作は8月22日に公開され、18日連続で観客数首位を維持。9月8日午後4時15分に累計400万80人を記録した。公開日から2日目に100万人、10日目に300万人突破と破竹の快進撃を続けている。

独、次世代EVで挽回期す 存在感高まる中国勢…自動車ショー

独、次世代EVで挽回期す 存在感高まる中国勢―自動車ショー

欧州最大級の自動車展示会「ミュンヘン国際自動車ショー」が9日、ドイツ南部ミュンヘンで正式に開幕した。業績不振が続く独各社は、販売価格を抑えたり、航続距離を向上させたりした次世代型の電気自動車(EV)をそれぞれ初披露し、挽回を期している。一方、欧州で着々と地歩を固める中国勢は、2年前の前回よりも存在感が高まっている。

独最大手フォルクスワーゲン(VW)グループは、同社待望の2万5000ユーロ(約430万円)という「手頃な価格」(ブルーメ最高経営責任者)の量産型EV「ID.ポロ」を公開。高級車大手BMWは10分間で370キロ分をチャージできる充電速度が売りの新シリーズ「ノイエ・クラッセ」の第1弾「iX3」を、メルセデス・ベンツは売れ筋のスポーツ用多目的車(SUV)「GLC」のEVを打ち出した。いずれも来年から販売予定だ。

減塩食でも食器でおいしく キリン「電気味覚」技術搭載

減塩食でも食器でおいしく キリン「電気味覚」技術搭載

キリンホールディングスは9日、減塩食品の塩味やうまみを増強するカップ構造の食器「エレキソルト カップ」を公式オンラインストアで発売した。微弱な電流を食品に流して味わいを変化させる「電気味覚」の技術を搭載。昨年売り出したスプーンが好評で、新たに開発した。減塩にしてもおいしく食事をしたいとの需要に応える。価格は2万6950円。

食器はコイン電池を入れて使う。食材に含まれるナトリウムイオンは口の中で分散してしまうが、電流によって舌の付近に集まり、同じ塩分量でも味わいを強く感じるという。味の強さはスイッチで3段階の調整が可能だ。