2025年9月7日 今日の出来事

石破首相、退陣表明 自民、臨時総裁選へ

石破首相、退陣表明 自民、臨時総裁選へ

石破茂首相(自民党総裁)は7日、首相官邸で記者会見し、退陣する意向を表明した。7月の参院選で大敗した結果、党内で総裁選前倒しを求める「石破降ろし」の声が拡大し、続投は困難と判断した。自民は臨時総裁選を行い、新総裁の選出を急ぐ。臨時国会での首相指名選挙を受けた新首相就任をもって正式に退任する見通し。

首相は7日午後6時から臨時の会見を開き、党総裁を辞すると明言。日米関税交渉で「一つの区切りが付いた」と説明した。「新総裁が選ばれるまで責任を果たし、新総裁にその先を託したい」と語った。

首相は2024年10月に就任。直後に衆院解散・総選挙に踏み切ったものの、派閥裏金事件などの影響で与党過半数割れの大敗を喫した。

「次の首相」石破氏1位、高市氏2位変わらず 参政神谷氏らの名前も

「次の首相」石破氏1位、高市氏2位変わらず 参政神谷氏らの名前も

毎日新聞は8月23、24の両日に実施した全国世論調査で、前回の7月調査(7月26、27日実施)に続き、次の首相に誰がふさわしいと思うか尋ねた。石破茂首相が前月比1ポイント増の21%でトップで、自民党の高市早苗前経済安全保障担当相が前月比1ポイント減の14%で2位。3位以降も0~2ポイントの変動で、7月と同様の傾向だった。自由記述では、参政党の神谷宗幣代表やれいわ新選組の山本太郎代表の名前が挙がった。

3位以降は、小泉進次郎農相9%(前回8%)▽国民民主党の玉木雄一郎代表6%(同8%)▽立憲民主党の野田佳彦代表4%(同5%)▽林芳正官房長官2%(同2%)▽自民の小林鷹之元経済安全保障担当相2%(同2%)▽岸田文雄前首相2%(同3%)▽日本維新の会の藤田文武共同代表0%――だった。

自民は信頼回復できず、82% 早期衆院選不要54%、共同調査

自民は信頼回復できず、82% 早期衆院選不要54%、共同調査

共同通信社は6、7両日、全国電話世論調査を行った。自民党が参院選大敗を受けて作成した総括報告書で、信頼回復できるかどうかを聞くと「信頼回復はできない」との回答が82・7%に上った。自民の一部で浮上した早期の衆院選は「行う必要はない」が54・7%。与党が物価高対策として参院選で公約した一律2万円の現金給付については「取り下げ、減税など別の対策にするべきだ」が70・6%に達した。

石破内閣の支持率は32・7%で前回8月の調査から2・7ポイント下落。不支持率は51・6%だった。

新潟と石川、線状降水帯の恐れ 東北と中国も大雨警戒…気象庁

新潟と石川、線状降水帯の恐れ 東北と中国も大雨警戒―気象庁

山形県と新潟県北部、石川県・能登半島は7日午後、激しい雨が降った。気象庁は新潟、石川両県では8日明け方にかけて線状降水帯が発生する恐れがあるとして、土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。

8日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、北陸150ミリ、東北120ミリ、中国100ミリ。

完全無人走行の農機、開発加速 大手メーカー、法整備見据え

完全無人走行の農機、開発加速 大手メーカー、法整備見据え

 農業機械の自動運転に関する技術開発が進んでいる。農業の担い手不足が深刻となる中、農作業の効率化は喫緊の課題。大手メーカーは遠隔からの監視の下、「完全無人」で走行できるトラクターなどの実用化を急ぐ。ネックとなる公道・農道を通行する際の法整備に向けた検討も政府で進んでおり、メーカーは市場投入の準備を加速する。

ヤンマーホールディングス傘下のヤンマーアグリ(岡山市)は7月、屋内からの遠隔操作で動く無人トラクターを京都大学の施設で初公開した。操縦者がその場にいなくても自動で走行が可能な自動運転「レベル3」の技術を搭載。電波が通じる範囲なら国内のどこからでも動かせるという。

ウクライナ政府庁舎へ初の攻撃 無人機810機、一晩で最多

ウクライナ政府庁舎へ初の攻撃 無人機810機、一晩で最多

ウクライナ軍によると、6日夜から7日朝にかけて各地でロシア軍のミサイルや無人機による大規模な攻撃があった。ウクライナのスビリデンコ首相は首都キーウ中心部にある政府の庁舎が損傷したと発表した。ロイター通信によると、侵攻開始以降、政府庁舎への攻撃は初めて。飛来した無人機は810機で一晩で使用された数としては過去最多。

他に巡航ミサイル9発と弾道ミサイル4発でも攻撃した。ウクライナ軍は無人機の9割以上と巡航ミサイル4発を撃墜したとしている。