2025年7月29日 今日の出来事

自民、参院選総括へ委員会 8月中に報告書

自民、参院選総括へ委員会 8月中に報告書

自民党は29日、惨敗した参院選を総括するための委員会を設置した。近く初会合を開く。森山裕幹事長が委員長、木原誠二選対委員長が幹事を務める。参院選の落選者や都道府県連などから意見を聴くなどした上で8月中に報告書をまとめる。

旧安倍派4幹部、退陣要求で一致 世耕氏明かす

旧安倍派4幹部、退陣要求で一致 世耕氏明かす

自民党を離党した世耕弘成衆院議員(前参院幹事長)は29日のテレビ朝日の番組で、自身を含む旧安倍派幹部4人で先に会談し、石破茂首相(党総裁)は参院選大敗を踏まえて退陣すべきだとの認識で一致したと明らかにした。世耕氏は23日に萩生田光一元政調会長、西村康稔元経済産業相、松野博一前官房長官と東京都内で会談している。

世耕氏は4人の会談に関し「(首相は)もう交代しなければいけないということは一致した」と説明。「ポスト石破」候補として高市早苗元政調会長、小林鷹之元経済安全保障担当相、小泉進次郎農林水産相の名前を挙げ、「自民の中でビジョンを競い合うことが重要だ」と語った。

立憲・水岡参院会長 参院選で議席横ばいは「惨敗」、党の総括要求

立憲・水岡参院会長 参院選で議席横ばいは「惨敗」、党の総括要求

立憲民主党の水岡俊一参院会長は29日の党会合で、改選22議席から横ばいに終わった参院選の結果について「はっきり申し上げて惨敗だった」と指摘した。現職6人の落選を「痛恨の極み」とした上で、「戦略、戦術がどうだったのか、我々も他にできることがなかったのか、しっかりと振り返らなければいけない」と述べ、党執行部の方針を総括する必要があるとの認識を示した。

水岡氏は、「自公がボロ負けし、大量の票を失っていることから見ると、(立憲が)受け皿になれていたのか厳しく考えなければいけない」と強調。

臨時国会、8月1日召集伝達 会期幅は協議継続…政府

臨時国会、8月1日召集伝達 会期幅は協議継続―政府

林芳正官房長官は29日、衆参両院の議院運営委員会理事会に出席し、臨時国会を8月1日に召集すると伝えた。与党側は会期を5日間と提案しているが、野党側はガソリン税の暫定税率廃止法案の審議を求めており、引き続き協議する。

臨時国会では参院の正副議長や委員長などを選出。日米関税交渉の合意を踏まえ、石破茂首相が出席する予算委員会集中審議も開かれる見通しだ。

ガソリン減税「11月」目指す 8野党一致、自民と攻防へ

ガソリン減税「11月」目指す 8野党一致、自民と攻防へ

立憲民主党など野党8党の政策責任者らは29日、国会内で会談し、ガソリン税の暫定税率について11月1日の廃止を目指す方針で一致した。8月1日召集の臨時国会に法案を共同提出し、早期成立を図る。自民党は代替の財源措置などを慎重に検討する姿勢を崩しておらず、駆け引きが強まりそうだ。

会談には立民と日本維新の会、国民民主党、参政党、れいわ新選組、共産党、日本保守党、社民党が出席した。各党

デブリ搬出、30年代後半以降に 福島第1、準備に12~15年…東電など

デブリ搬出、30年代後半以降に 福島第1、準備に12~15年―東電など

東京電力と原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)は29日、東電福島第1原発の廃炉作業などについてそれぞれ記者会見し、2030年代前半としていた同原発3号機の溶け落ちた核燃料(デブリ)の本格的な取り出し開始時期が37年度以降になると明らかにした。隣接する建物の解体など、準備に12~15年程度必要だと判断した。政府と東電が目標としている51年までの廃炉完了が遅れる可能性がある。

郵便収支、630億円の赤字 3年連続、値上げで損失縮小も

郵便収支、630億円の赤字 3年連続、値上げで損失縮小も

日本郵便が29日発表した2024年度の郵便事業の収支は、営業損益が630億円の赤字となった。昨年10月の郵便料金値上げの効果で、23年度(896億円の赤字)に比べ損失は縮小したが、人件費の増加などで3年連続の赤字となった。

25年度は値上げの効果により黒字化する見通し。ただ、デジタル化の進展により「郵便物の減少が想定よりも大きい」(経営企画部)といい、営業損益は当初試算した67億円の黒字より下振れが予想されるという。

原爆投下80年 米国民「正当化できる」は35% 評価割れる

原爆投下80年 米国民「正当化できる」は35% 評価割れる

米調査機関ピュー・リサーチ・センターは28日、広島と長崎への原爆投下から8月で80年になるのに合わせて実施した米国の原爆を巡る意識調査結果を発表した。米国による原爆投下について、「正当化できる」と回答した人は35%で、「正当化できない」と答えた人は31%だった。「分からない」は33%。戦後80年となる現在、原爆投下への見方が割れていることがうかがえる。

米朝対話は北朝鮮の核容認が前提 金与正氏、非核化目指すのは愚弄

米朝対話は北朝鮮の核容認が前提 金与正氏、非核化目指すのは愚弄

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記の妹、金与正党副部長は、トランプ米大統領が再開に意欲を示す米朝対話について談話を発表し、米国との接触に応じるのは北朝鮮の核保有を容認することが前提になるとの考えを示した。

朝鮮中央通信によると、金与正氏は、金正恩氏とトランプ氏の個人的関係は「悪くない」とする一方、トランプ政権がこの関係を通じて北朝鮮の非核化を目指すのは「愚弄」になるとした。

29日は318地点で猛暑日 過去最多 群馬・桐生では39.9度

29日は318地点で猛暑日 過去最多 群馬・桐生では39.9度

高気圧の影響で、日本列島は29日も広い範囲で気温が上昇した。気象庁によると午後3時現在、全国914の観測地点の3分の1を上回る318地点で、最高気温35度以上の猛暑日となった。比較できる2010年以降で最多を記録した。

29日に全国で最も高かったのは群馬県桐生市で39・9度。岐阜県郡上市の39・8度、兵庫県西脇市の39・7度、岐阜県大垣市の39・6度と続いた。東京都練馬区は37・7度、東京都心は36・4度、大阪府豊中市は39度で、いずれも今年最高だった。

北京で豪雨続き30人死亡 8万人超が避難、停電も 新華社報道

北京で豪雨続き30人死亡 8万人超が避難、停電も 新華社報道

中国・北京市で24日ごろから断続的に豪雨があり、市当局は29日、市内での豪雨による死者が30人に上ったと発表した。国営新華社通信が報じた。道路の損壊や停電も発生しており、当局などが復旧作業を進めている。