2025年7月26日 今日の出来事

石破首相、続投決意揺らがず 「私心持たず国民のため」

石破首相、続投決意揺らがず 「私心持たず国民のため」

石破茂首相は26日、NHKの番組収録で、続投の決意が揺らいだ瞬間はあったかと問われ、「それはない」と明言した。

首相は「自分自身のことを考えればいろいろな判断があるが、行政の最高責任者としては自分自身の思いは抑えなければならない」と強調。「一切の私心を持たないで、国民のため、国の将来のために自分を滅してやる」と述べ、続投に改めて意欲を示した。

自民・茂木氏、石破首相の退陣要求 「スリーアウトチェンジだ」

自民・茂木氏、石破首相の退陣要求 「スリーアウトチェンジだ」

自民党の茂木敏充前幹事長は26日、昨年の衆院選と今年6月の東京都議選、参院選での議席減に触れ、「3連敗、スリーアウトチェンジみたいな状態だ」と指摘。「このままいって自民が浮上するってことはないわけだから、なんらかの形のけじめをつけないと再生の道っていうのは見えてこない」と述べた。「政策も練り直さないと、これでは厳しい」とも語った。

首相退陣要求、地方でも拡大 「辞任必要なし」幹部3人のみ

首相退陣要求、地方でも拡大 「辞任必要なし」幹部3人のみ

共同通信社は、参院選の自民党大敗を受け、党都道府県連の幹部に石破茂首相(党総裁)の進退に関する見解を聞き、調査結果を26日まとめた。回答を得られた43都道府県連の幹部のうち、12人が「辞任するべきだ」と答え、「辞任は必要ない」との回答は3人にとどまった。自民党本部で首相ら党執行部の責任を問う声が上がる中、地方組織でも首相退陣要求が広がりつつある現状があらわになった。

維新の一部に連立容認論、「副首都構想」実現狙う…自民には渡りに船「最も組みやすい相手」

維新の一部に連立容認論、「副首都構想」実現狙う…自民には渡りに船「最も組みやすい相手」

日本維新の会で、自民、公明両党の与党と連立を組むことに前向きな声が出ている。大阪が首都機能を代替する「副首都」構想を実現するための連立政権入りで、低迷する党勢を上向かせる契機にしたいとの思惑がある。

自民にとっても、政策に共通点が多い維新は、国民民主と並んで「最も組みやすい相手」(閣僚)で、渡りに船だ。昨年の衆院選で維新相手に府内4小選挙区で全敗した公明からも、維新の連立入りを容認する声が出ている。

合意内容、認識にずれ 米側、不満なら方針転換も…関税交渉

合意内容、認識にずれ 米側、不満なら方針転換も―関税交渉

日米両政府が合意した関税交渉で、早くも双方の認識のずれが表面化してきた。互いの合意内容を記した文書がないため、米国側と日本側の説明には食い違いが目立ち、15%になる相互関税の適用日すらあいまいなまま。突然、米側が方針を転換し、再び不確実性が高まる懸念がある。

「米国の防衛装備品を毎年数十億ドル追加購入する」「米国産米の輸入を直ちに75%増やす」。米ホワイトハウスは合意翌日の現地時間23日、相互関税を下げる代わりに日本が受け入れたとする内容を発表した。

福島・伊達で39.9度 熱中症警戒…気象庁

福島・伊達で39.9度 熱中症警戒―気象庁

東北南部から九州北部では26日も晴れた所が多く、35度以上の猛暑日になる所が続出した。気象庁によると、福島県伊達市で今年全国最高の39.9度を観測。福島市と群馬県桐生市は39.2度、埼玉県鳩山町は38.9度、京都府宮津市は38.7度となった。

猛暑日地点は全国観測点の4分の1に当たる253地点(午後4時時点)で、6日連続で200地点を超えた。主要都市の最高気温は仙台と福岡36.4度、東京都心(千代田区)35.5度、名古屋35.2度、大阪36.2度だった。

鹿児島、線状降水帯の恐れ 台風8号、熱帯低気圧に

鹿児島、線状降水帯の恐れ 台風8号、熱帯低気圧に

沖縄県の先島諸島付近を北上した台風8号は26日午前9時の観測で熱帯低気圧に変わった。熱帯低気圧周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、奄美を除く鹿児島県では27日にかけて線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる恐れがある。

浴衣姿で、屋形船や東京スカイツリーから…夏の夜空彩る隅田川花火、2万発に93万人が大歓声

浴衣姿で、屋形船や東京スカイツリーから…夏の夜空彩る隅田川花火、2万発に93万人が大歓声

東京・下町の夏の夜空を彩る隅田川花火大会が26日、台東区と墨田区の隅田川沿いで開かれた。約2万発が打ち上げられ、主催者によると約93万人が色とりどりの大輪を眺めた。

東京・隅田川花火大会で打ち上げられた花火。左は東京スカイツリー=26日夜

リコール投票全て不成立 野党24議員対象、頼政権に逆風…台湾

リコール投票全て不成立 野党24議員対象、頼政権に逆風―台湾

台湾立法院(国会、定数113)で多数派を占める対中融和的な最大野党・国民党の立法委員(国会議員)24人に対し、リコール(解職請求)の賛否を問う台湾史上最大の住民投票が各選挙区で26日行われた。即日開票され、中央選挙委員会によると、24人のリコールは全て成立しなかった。罷免「ゼロ」の民意に国民党は勢いづき、頼清徳政権には逆風となりそうだ。

現在は「ねじれ議会」の立法院で少数与党の民進党は、補選で6議席以上を奪えば過半数を確保でき、頼総統による安定した政権運営への道が開けるという算段だった。頼氏は打撃を受けつつも26日夜、フェイスブックで「選挙結果を皆さんは尊重し受け入れるべきだ」と呼び掛けた。