国会で118回嘘をついてもお咎めなし。弱い庶民が嘘をついたら刑事罰。治国家としてバランスを欠いている

コロナ特措法_注目記事 政治・経済

政府のコロナ対策に対して、事業者、医療関係者、専門家、そして何よりも国民から批判の声が大きくなっている。内閣支持率もどんどん下降して来た。今回も気になる記事を抜粋・転載した。他にもたくさんある。

「ホテル朝食自粛で菅首相がストレス」(読売1月14日)に批判殺到 医療従事者をはじめ、ずっと前から耐えながら働いている人はいくらでもいる

「ホテル朝食自粛で菅首相がストレス」読売新聞記事に批判殺到
女性自身 記事投稿日:2021/01/15 21:27 最終更新日:2021/01/15 22:3

1月14日に公開された読売新聞オンラインのこんな記事が波紋を呼んでいる。会見で「福岡県」を「静岡県」と言い間違えたり、記者との質問に対して適切な回答ができなかったりと失態が相次ぎ、その能力を疑問視する声が高まっている菅義偉首相(72)。同記事はその原因が“激務”と“自粛”によるストレスにあるのではないかと指摘している。

さらに、昨年の12月17日から夜の会食も自粛していることを伝えたうえで、<自民党内からは、会食自粛でストレスを抱えるだけでなく、「集める情報が減れば、判断に影響しかねない」(ベテラン議員)と懸念する声も出ている>と結んでいる。

この記事が公開されると、ツイッター上ではこんな声が。

会食自粛がストレスだって!? 医療従事者をはじめ、ずっと前からそれに耐えながら働いている人なんていくらでもいるのに

なぜ会食しないと情報が集められないのか。したければリモートで自分の部屋で弁当食べながらすればいい

菅義偉「パンケーキを食べられず 福岡を静岡と読み間違えるほどのストレスです。」
国民「朝昼晩ろくに食べられず 税金その他で持っていかれます 生きるか死ぬかです」
このギャップはなに?

タレントの麻木久仁子(58)はこうツイートした。

一国の宰相ともあろう者が、会食の自粛くらいのことでストレスが溜まり任務の遂行に支障があると? これ、諸外国なら「じゃあやめてください」と言われる話。こんな情報出したらダメでしょ。

「仮定の話はしません、っていうわりには『五輪は頑張ってやります』って仮定の話をしている」

頑なにコロナ対策の失敗を認めない菅首相 ブレーンの心も折れたか
週刊ポスト 2021年1月29日号 2021.01.15 07:00

菅首相自身、自分の言葉を信じてはいない。会見翌日に出演したテレビ朝日『報道ステーション』のインタビューでそれがはっきりわかった。もし、1か月後に結果が出なかったら営業規制の対象拡大や宣言延長の可能性はあるのか。国民が知りたい疑問だ。

そのことを問われると、こう言ってのけた。「仮定のことは考えない」──“あんたが考えなければ誰が考えるんだ”と国民を呆れさせた。

1都3県に続いて大阪、京都、兵庫の知事が緊急事態宣言を要請すると、その判断も丸投げした。

「政府の分科会の専門家は『もうしばらく様子を見て、分析したい』という方向だったようだ。いずれにしろ、必要であればすぐ対応できるような準備をしている」(1月10日のNHK『日曜討論』)

菅首相は二言目には「必要があれば躊躇なくやる」と言うが、必要かどうかの判断は丸投げだ。そんな総理に、危機の打開を託せる道理がない。

報道ステーションでは、「去年の暮れにですね、(東京の新規感染者数)1300人というのがありました。あの数字を見た時に、かなり先行き大変だなと思いました。想像もしませんでした」と語った。

「尾身会長ら専門家が警鐘を鳴らしたのに総理は大晦日まで感染状況の現実を見ていなかった。懸命にやってきた分科会やアドバイザリーボードのメンバーは気持ちが折れただろう」(感染症研究者)

そうしている間に、医療の最前線は崩壊した。中川俊男・日本医師会会長は1月6日の定例会見でこう訴えた。

「必要な時に適切な医療を提供できない、適切な医療を受けることができない、これが“医療崩壊”だ。医療自体を受けることができない“医療壊滅”の状態にならなければ医療崩壊ではないというのは誤解で、現実はすでに医療崩壊である

首相が年頭会見で約束した「必要な方に必要な医療を提供する」ことはすでに不可能なのだ。

志らく 菅首相に「“仮定の話はしません”っていうわりには“五輪は頑張ってやります”って」
スポニチ 2021年1月14日 12:18

落語家の立川志らくは、菅首相が8日のテレビ番組で、「・・・
もっと十分に説明をしないといけないのに、その説明がない。『仮定の話はしません』なんて言ったりして。『2月7日以降、仮定の話はしません』っていうわりには『五輪は頑張ってやります』って仮定の話をしている。我々からするとブレブレに見えてしまうんで、このリーダーに果たしてついていって大丈夫なのかっていう不安を持たせないで欲しい」と自身の見解を述べた。

「上の人が自堕落なことをしていて、弱い庶民がつい嘘ついたら刑事罰なんてのは、法治国家としてバランスを欠いている」

「菅首相は怠けてる」元鳥取県知事が政府の“居直り”をこき下ろす! 大本営発表ばかりの大手新聞批判も
日刊サイゾー 文=和田靜香 2021/01/16 07:00

新型コロナウィルスの感染拡大に伴う政府の対策がゴテゴテで、各ワイドショーでも政府への批判が高まっているが、15日放送の「ひるおび!」(TBS系)では、元鳥取県知事の片山善博氏が・・・盛大に吠えて、吠えて、吠えまくって片山劇場になった。

「緊急事態宣言とは主権の制限につながりますから、国会で議論する、真意を説明することがある。それは当然ですから。でも、それが面倒なのか? イヤなのか? 総理はだから行かないじゃないですか、議会運営委員会の報告の場へ。怠け心があると思います。宣言は出さないけど、お金だけあげるから黙っておいてねって。きちっとした手続きをしないでいい加減なことをしてる印象ばかりが残りますよね

そして、厚労省が病院や医師に協力を勧告し、従わない場合には病院名を公表するという政府案には、

「首をかしげざるをえないですね。言うこと聞け! 聞かなければ血祭じゃないですが、脅しをかけてどれほど効果があるか? です。ぐずぐずしてたほう(政府)が『おまえ!』と居丈高に迫ることに違和感があります」

さらに入院勧告に応じなかったり、虚偽の報告をした感染者などに刑事罰を与えるという政府案には、

色んな事情があるのに入院しなかったら全部、刑事罰なんておかしいです。それが行き過ぎれば『らい予防法』の悪夢を繰り返すかもしれないです。その反省で感染症の特措法が決まったんです。嘘を言ったら刑事罰というなら、国会で118回も嘘ついた人がいるじゃないですか。なんのお咎めもないじゃないですか。感染してプライバシーが気になるから嘘ついたら刑事罰なんて、こんなアンバランスありませんね。嘘ついても『まちがいちゃいました』と国会で答弁して、人事院の事務総長になる人がいますよね? 上の人がそういう自堕落なことをしていて、弱い庶民がつい嘘ついたら刑事罰なんてのは、法治国家としてバランス欠いてます