竹田恒泰氏 二木芳人教授、東国原英夫らとワクチン政策で討論「どんどん打てという政策は…」

竹田恒泰氏_二木芳人客員教授_東国原英夫氏 社会

竹田恒泰氏 二木芳人教授、東国原英夫らとワクチン政策で討論「どんどん打てという政策は…」(スポニチ 2022年2月20日 18:10)

明治天皇の玄孫で作家の竹田恒泰氏が20日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演。新型コロナウイルスのワクチン3回目接種が遅れている現状について言及した。

厚生労働省は18日に、全国の高齢者施設のうち、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種が2月末までに完了しない見通しとした施設が26%に上るとの調査結果を発表した。後藤茂之厚労相は2月末までの完了を目標としている。高齢者施設ではクラスター(感染者集団)の発生が相次いでおり、3回目の促進が課題だが、現状では目標の達成は厳しくなっている。

竹田氏は、昭和大学医学部の二木芳人客員教授(感染症学)に「先生にお聞きしたいんです。最近、僕の周りでですね、“かかった方が楽じゃないか”っていう、要するに3回目を打って、2回目の副反応がひどかったから“あれをまたやるか”と思ったら、かかっちゃった方が軽症で済んで、そっちの方がいいみたいな声をよく聞くようになったんですよね。

かかったらかかったで抗体を持ち、結局、ワクチンを接種したのと同じような効果がある。これだけ弱毒化していると言われる中で、どんどんワクチンを打てっていう政策は意味ないように思うんですけど」と自身の考えを述べた。

二木氏の「ワクチンを急いで打つべき人は高齢者とか、病気を持っている方とか、こういう方々を守るためにまず打つべき。若い人たちは確かに慌てなくても大丈夫です」に、竹田氏は「最近は子供も接種できるからといって、わんさか子供が打ち始めてるっていう…だから本当に必要な人が打ててなくて、打たなくてもいいような人がどんどん押し寄せてる気もするんですよね」と発言。

二木氏は「でもやっぱり守れるものは、予防できるものは予防した方がいいです。必ずしも若い人でも軽症で済むという保証はありません」と応じた。

また、タレントの大竹まことの「竹田さんは、みんなかかっちゃっても同じじゃないかっていうことをおっしゃっていたけど、60歳超えると致死率って上がるわけ。それはどういうことかって言うと、今この国でウイルスにかかって重症化して死んでいくのは年寄りだっかしなわけよ」に、竹田氏は「その話に私はいつも思うんですけれども、これ言ったら怒られるかも知れないんですが、日本だとここ2年間でコロナで亡くなった方は約2万人ということですよね。でも毎年、季節性インフルエンザで1万人くらい亡くなっているわけですから、両方でいっしょに見れば、同じくらいの感じですよね」と自身の疑問を口にした。

これに、元衆院議員でタレントの東国原英夫は「それはインフルエンザで直接お亡くなりになるのは3000人なんです。関連入れて1万人なんですけどね」とし、竹田氏は「コロナも関連入ってますから。同じですね」と応じた。

すると、東国原はただ、これだけの感染対策を打って2万人ですからね。それで抑えられているわけですから。季節性インフルエンザくらいの対策だったら、数万人から数十万人はお亡くなりになってるわけですよ。それくらいコロナは強いですね」と説明。

二木氏は「この感染力は甘く見てはいけないと思うんですよ。インフルエンザはこれくらい徹底的にマスクしてソーシャルディスタンスをとって3密を避けたら、ほとんど流行しない。でもこのウイルスはこれだけやっても、これだけの感染者が出てますから、そのへんがインフルエンザと比較にならないたくさんの犠牲者が出る可能性があります。よく言われるけど、日本は2類対応でやり過ぎたと。でも頑張って2類対応をずっとしてきたから海外と比べて犠牲者が少ないんです」と自身の考えを述べていた。