維新は「身を切る改革」「使い道を公開」を主張するが、実態は、使途不明の「政策活動費」が4497万円

維新_身を切る改革はウソ_使途不明金4497万円 政治・経済・社会

身を切る?維新へ不透明な4千万円 松井代表「全部オープンには…」(朝日新聞 2021年11月26日 19時00分)

国民によるチェックと公正な政治活動を担保するための「政治資金収支報告」で、使い道などがわからず不透明なのが、政治団体ではなく政治家個人に渡る「政策活動費」などの支出だ。与野党の別なく活用されている実態が浮かび上がった。

政策活動費を使っているのは自民党だけではない。

「身を切る改革」を訴え、政治資金の透明性を求めてきた日本維新の会も昨年、計4497万円を支出していた。政治団体「日本維新の会国会議員団」の報告書によると、受け取っていたのは馬場伸幸幹事長、浅田均政調会長、遠藤敬国会対策委員長の幹部ら。19年にも馬場氏らに5865万円を支出していた。

この支出について、維新の創設者で元大阪市長の橋下徹氏は今月、ツイッターで繰り返し使途を明らかにするよう求めた。「非公開で法にのっとって適切に処理しているという態度は維新ではない。古い永田町住人そのものだ」と指摘。維新が領収書や使途の報告が不要な文書通信交通滞在費(文通費)の改革を打ち出している以上、「使い道を公開すべきだ」と強調している。

これに対し、大阪府知事の吉村洋文副代表は17日、記者団に「全否定をしにくい。だって官房機密費だってある」としながらも、「維新らしくないと言えば維新らしくないお金にも見える」と述べた。

大阪市長の松井一郎代表は同日、選挙に向けて人材を発掘する際、飲食を伴う情報収集を行う必要があると説明。「それを全部自腹でやれと言ったら、執行部のなり手はいない」「全部が全部オープンというわけにはいかん」と述べ、政策活動費は党運営に必要な経費との考えを示した。

また立憲民主党の報告書によると、福山哲郎幹事長に3千万円が支出されていたほか、社民党は「組織活動費」の名目で福島瑞穂党首ら4人に1480万円を支出していた。(安倍龍太郎、保坂知晃)