立憲・枝野幸男代表が辞任表明、衆院選の議席減で引責 「#枝野辞めるな」がトレンド入り

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立民・枝野代表が辞任表明 衆院選の議席減で引責

立民・枝野代表が辞任表明 衆院選の議席減で引責(日本経済新聞 2021年11月2日 13:07 (2021年11月2日 13:38更新)

立憲民主党の枝野幸男代表は11月2日、国会内で開いた役員会で衆院選で議席を減らした責任をとり党代表を辞任する意向を表明した。立民は新たな代表のもとで2022年夏の参院選に向けた立て直しを急ぐ。福山哲郎幹事長も辞める。

枝野氏は衆院選の結果について「残念な結果となった。ひとえに私の力不足で心からお詫び申し上げる」と陳謝した。そのうえで「新しい代表のもとで参院選に向かっていかなければならない」と語った。

後任を決める代表選は党員が参加する形式で月内にも実施する。政府・与党は首相指名選挙をするための特別国会を10日に召集する方針で、枝野氏は国会が閉じた後に正式に辞任する。

立民は衆院選で公示前の110議席から14議席減らし、96議席の獲得にとどまった。比例代表が伸びず、小選挙区で競り負けた例も目立った。

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選挙区 :公示前の48議席 ⇒ 57議席
比例代表:公示前の62議席 ⇒ 39議席

自民党の甘利明幹事長や石原伸晃元幹事長を小選挙区で落選させるなど、各地で接戦に持ち込んだが、獲得議席が96に終わり、公示前の110議席から減らした。とくに比例票が約1100万票にとどまり、公示前の61議席から39議席へと減らしたことが響いた。

辻元清美副代表や平野博文選挙対策委員長らが落選し、小沢一郎氏や中村喜四郎氏といったベテランも相次いで小選挙区で敗れた。枝野氏自身も小選挙区で自民前職に6千票差まで迫られ、日付が変わるまで当選確実が決まらなかった。

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枝野氏は2017年の衆院選で旧民進党が分裂した際に旧立憲民主党を結党し代表に就任した。20年には旧国民民主党と合流し、同名の新党として立民を結成して代表に就いた。

立民は衆院選で共産党などと共闘路線をとった。支持団体の連合や党内の一部からは共産党との協力に反発が出ていた。枝野氏の後任を選ぶ代表選は、参院選に向けた野党間の協力のあり方が争点になる可能性がある。

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「#枝野辞めるな」トレンド入り 立憲代表辞意、惜しむ? 皮肉も

「#枝野辞めるな」トレンド入り 立憲代表辞意、惜しむ? 皮肉も(毎日新聞 2021/11/2 15:28 最終更新 11/2 15:47)

立憲民主党の枝野幸男代表が衆院選敗北の責任を取り、2日に辞意を表明したことを受け、ツイッターではハッシュタグ「#枝野辞めるな」がトレンド入りした。

枝野氏を巡っては、官房長官として不眠不休で東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の対応にあたった2011年に「#edano_nero」(枝野寝ろ)、民進党が解党して希望の党に合流を決めた17年の前回衆院選で立憲民主党を立ち上げる際に「#枝野立て」がそれぞれトレンド入りしている。

小説家の中沢けい氏は、このハッシュタグとともに、<「枝野、寝ろ!」「枝野、立て!」「枝野、辞めるな!」 ← 今ここ。こんなに声援があがる地味な政治家って珍しいよ。>とツイート。

他にも、野党を支持するとみられるアカウントから<野党共闘は始まったばかりで効果を測るのはあまりに早計です。><枝野氏以外に野党をまとめきれる人いないでしょ……?>など、辞任を惜しむ声が上がった。

一方で、与党の支持者とみられるアカウントからは<枝野んに代表辞められちゃうと、次の参院選で与党が勝てなくなるから、そのまま居座ってもらった方がええのよ>などとハッシュタグを皮肉る投稿もあった。

次の立民トップは? 代表選で旧勢力の復権をけん制する声も

枝野代表は10日に召集される特別国会の会期末に正式辞任することを表明しており、代表選は国会議員から一般党員・サポーターまで含めたフルスペックで行われる予定だ。

代表選には、衆院選前から次期代表選出馬に意欲を示し、香川1区で平井卓也前デジタル相を下した小川淳也氏が「腹は固まっている」と語り、馬淵澄夫元国交相も周囲に「覚悟はできている」と漏らし、意欲を示す。

蓮舫代表代行、泉健太政調会長、岡田克也元外相、玄葉光一郎元外相らの名も取りざたされている。

別の党幹部は「民主党時代から執行部経験のある人が後任では刷新にならない。女性代表にこだわる必要もない」と、旧勢力の復権を強くけん制した。

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