自民党の二階幹事長、GoToトラベルの必要性を強調 人の命よりも経済を優先

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自民党の二階俊博幹事長は4日放送のBSテレ東番組で、新型コロナウイルスの感染状況に留意した上で、停止中の観光支援事業「GoToトラベル」を再開すべきだとの考えを示した。

再開により、感染拡大のリスクが高まるのは悩ましいとしながら「恐れていたら何もできない。みんなが家に引きこもっていたら、日本の経済が止まってしまう。経済効果がある」と述べた。

感染収束よりも、余った予算を消化せよ

GoTo再開まで県内旅行に最大7000円 政府が観光支援(FNNプライムオンライン 2021年3月26日 午前11:48)より

国土交通省は、「GoToトラベル」に代わる観光支援策として、県内旅行で1人あたり最大7,000円分を国が支援すると発表した。

赤羽国交相「感染状況が落ち着いている『ステージ2』相当以下の都道府県が行う、県内旅行の割引事業を、財政的に支援する」

新たな制度は、GoToトラベルが再開するまでの間、都道府県が、同一県内での旅行の割引支援を行った際、1人1泊あたり最大5,000円を国が支援する。また、クーポン等の支援もある場合は、2,000円分を支援する。

4月1日以降、準備が整った都道府県から開始され、当面5月末まで実施される。

人の命を気にしていたら、観光産業は死んでしまう

二階氏、GoTo必要強調「恐れとったら何もできない」(朝日新聞 2021年4月4日 15時28分)より

自民党の二階俊博幹事長は4日に放送されたBSテレ東の番組で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて停止中の政府の観光支援策「GoToトラベル」について「経済効果がある」として必要性を強調した。

トラベルについて「それぞれの地域、市町村、過疎、過密(の状態にかかわらず)あらゆる都市にくまなく、努力しただけの経済効果がある」と指摘した。

再開した場合に生じる感染拡大の危険性を「多少そういうことはありますけどね」と認めつつ、「それを恐れとったら何もできない。全員、家に引きこもって、表(玄関)閉めときなさいって。これじゃあ、日本経済が止まってしまう」と語った。

自治体に『ニンジン』をぶら下げて、感染リスクの高い事業を国が支援

天下の愚策「GoTo代替事業」が招く感染急増の最悪シナリオ(日刊ゲンダイ 公開日:2021/03/31 06:00 更新日:2021/03/31 06:00)より

宮城では2月に入り、1日の感染者数が1ケタになる日もあり、2月23日からGoToイートを再開したら、人口当たりの感染者数が全国最多となるなど感染爆発を招いた。独自の緊急事態宣言を発令する事態となり、今も深刻な状況が続いている。

GoTo代替事業を強行すれば、各地で宮城の二の舞いになりかねない。西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。

「県内に限っても旅行を後押しするのは危険です。ステージ2は感染者が少ないとはいえ、漸増です。検査を受けていない無症状の陽性者もいる。せっかく、漸増で踏んばっていたのに、人の移動が盛んになれば、ステージ3(感染急増)に向かうリスクは高い。

第4波は変異株が主流になり、第3波をはるかに超える恐れもある。大きな波が押し寄せようとしている時に、自治体に“ニンジン”をぶら下げて、感染リスクの高い事業を国が支援するのは理解に苦しみます」