2026年4月30日 今日の出来事

円、債券、株のトリプル安 政府・日銀、「歯止め」の為替介入か

円、債券、株のトリプル安 政府・日銀、「歯止め」の為替介入か

30日の外国為替市場で円相場が乱高下し、一時1ドル=160円台後半に下落した後、一気に155円台半ばまで上昇した。5円ほどの変動幅で、政府・日銀が円安に歯止めをかけるため円買い・ドル売りの為替介入に踏み切った可能性がある。為替介入を実施していれば、2024年7月以来。

30日の東京市場は中東情勢の混迷が深まり、円、債券、株の「トリプル安」の様相となっていた。

円急騰、海外で一時155円台 片山財務相「断固たる措置近い」

円急騰、海外で一時155円台 片山財務相「断固たる措置近い」

外国為替市場で30日夜、円相場が一時1ドル=155円台に急騰した。片山さつき財務相が同日午後、外為市場で160円台に下落した急激な円安進行に対して「いよいよ、かねて申し上げてきた断固たる措置を取るタイミングが近づいている」と強調。円安是正の為替介入の可能性を示唆したとみられ、警戒感から海外市場で円買いの動きが加速した。

住宅ローン固定型金利、5行上げ 5月、変動は据え置き

住宅ローン固定型金利、5行上げ 5月、変動は据え置き

三菱UFJ銀行など大手5行は30日、5月に適用する住宅ローン金利を発表した。10年固定型の最優遇金利は全5行が前月から0・090~0・180%の幅で引き上げた。足元の長期金利の上昇などを反映した。多くの契約者が選ぶ変動型は5行とも据え置いた。
 固定型ローンが連動する長期金利は、中東情勢の混乱が物価高につながるとの懸念などから上昇傾向にある。

5月、飲食料品値上げ品目大幅減 夏にラッシュ再燃も

5月、飲食料品値上げ品目大幅減 夏にラッシュ再燃も

帝国データバンクは30日、5月に値上げを予定する飲食料品が70品目に上るとの調査結果を発表した。2798品目だった4月と比べて97%減り、1月以来4カ月ぶりに100品目を下回る。足元では、中東情勢の悪化によるナフサ不足で商品包装材などの価格が高騰している。調査担当者は「今夏以降、値上げラッシュ再燃の可能性が高い」と予想する。

電子部品大手3社は増収増益 データセンター関連需要が拡大

電子部品大手3社は増収増益 データセンター関連需要が拡大

電子部品大手5社の2026年3月期連結決算が30日、出そろった。データセンター関連の需要拡大などを背景にTDK、京セラ、村田製作所が増収増益だった。日東電工とアルプスアルパインは増収減益となった。

村田製作所は、売上高が前期比5・0%増の1兆8308億円。純利益は微増の2339億円だった。中島規巨社長は30日の記者会見で「成長市場であるデータセンターに対して技術的な要求にはきっちり応えられた。需要への対応は不十分なので、急いで設備投資していく」と話した。

TDKは再生可能エネルギー向けも底堅かった。京セラは構造改革効果などで純利益が約5・9倍となった。

韓国サムスン電子、営業利益6兆円超 半導体好調で8.6倍―1~3月期

韓国サムスン電子、営業利益6兆円超 半導体好調で8.6倍―1~3月期

韓国のサムスン電子は30日、2026年1~3月期決算を発表し、本業のもうけを示す営業利益は前年同期比8.6倍となる57兆2000億ウォン(約6兆2000億円)だった。売上高は同69.2%増の133兆9000億ウォン(約14兆4000億円)で、いずれも四半期ベースで過去最高となった。

半導体事業を担うデジタル・ソリューション部門の営業利益が53兆7000億ウォン(約5兆8000億円)に上った。同社は「人工知能(AI)用の高付加価値製品の販売拡大とメモリー価格の上昇」を理由に挙げた。

米グーグル親会社、純利益10兆円 生成AI「ジェミニ」追い風

米グーグル親会社、純利益10兆円 生成AI「ジェミニ」追い風

米IT大手4社が29日発表した2026年1~3月期決算は、米グーグルの持ち株会社アルファベットの純利益が前年同期比81%増の625億7800万ドル(約10兆円)になるなど、生成人工知能(AI)の需要拡大を追い風に、いずれも2桁の増益を記録した。

アルファベットの売上高は22%増の1098億9600万ドル。自社開発した生成AI「ジェミニ」の利用が広がって、クラウド事業の売上高が63%増と急伸したほか、収益源の柱である検索連動広告も16%増の772億5300万ドルとなった。

アマゾン・コムの純利益は77%増の302億5500万ドル。クラウド事業「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」が好調だった。マイクロソフトは23%増の317億7800万ドル。企業のAI活用が広がる中でクラウド基盤「アジュール」と関連したサービスがけん引した。メタは61%増益だった。

ペルシャ湾に停泊中の船から日本人5人が帰国 残る船員は7人

ペルシャ湾に停泊中の船から日本人5人が帰国 残る船員は7人

外務省は30日夜、ホルムズ海峡の事実上の封鎖に伴い、ペルシャ湾に停泊している船から日本人船員5人が下船し、帰国したと発表した。今も同湾の日本関係船舶に残る日本人は7人になった。

停泊中に何らかの原因で船体に穴が開いた商船三井のコンテナ船などから、今回も含め日本人船員14人が順次、下船。日本関係船舶約40隻の多くは2カ月程度ペルシャ湾に閉じ込められている。

NY原油、一時110ドル台 エネ供給混乱の長期化懸念

NY原油、一時110ドル台 エネ供給混乱の長期化懸念

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は30日の時間外取引で、エネルギー供給の混乱が長期化する懸念が強まり上昇した。米国産標準油種WTIは一時1バレル=110ドルの大台を突破。4月7日以来約3週間ぶりの高値となった。29日の終値は前日比6.95ドル高の106.88ドルだった。