2025年10月19日 今日の出来事

自維連立、20日合意見通し 「閣外協力」で調整

自維連立、20日合意見通し 「閣外協力」で調整

日本維新の会は19日、大阪市の党本部で常任役員会を開き、自民党との連立政権樹立に向けて協議した。反対意見は出ず、吉村洋文代表(大阪府知事)らに対応を一任。両党は20日に党首会談を開き、政策に関する合意を交わす方向だ。21日に自民の高市早苗総裁が新首相に選出される見通し。維新は閣僚を出さず、国会運営などでの協力にとどめる「閣外協力」で調整する。

役員会後、藤田文武共同代表は「慎重や反対、批判的な意見は一つもなかった」と説明。自民との信頼関係が相互に深まっていると強調し、「20日をいい形で迎えられるように最後の詰めをしたい」と語った。

維新、連立判断を代表らに一任 20日に両院総会、合意書署名

維新・馬場氏、まずは「閣外協力がよい」 閣内は「環境がまだ」

高市氏、靖国神社参拝せず 首相も見送り、例大祭終了

高市氏、靖国神社参拝せず 首相も見送り、例大祭終了

東京・九段北の靖国神社で開かれていた秋季例大祭が19日夜、終了した。17日からの期間中、自民党の高市早苗総裁は参拝を見送った。これまでは保守層を意識し、閣僚在任中も終戦の日や春秋の例大祭に参拝していた。首相指名選挙で自身の首相選出が確実な情勢となっており、中韓両国の反発など外交への影響を考慮したとみられる。石破茂首相や閣僚も参拝しなかった。

初日の17日に高市氏は玉串料を私費で納め、首相は「真榊」と呼ばれる供物を奉納した。

維新・石平参院議員が靖国参拝 中国出身、日本国籍を取得

維新・石平参院議員が靖国参拝 中国出身、日本国籍を取得

日本維新の会の石平参院議員は18日、東京・九段北の靖国神社を秋季例大祭に合わせて参拝した。参拝後、共同通信の取材に応じ「英霊の遺志を受け継ぎ、日本を守り抜く誓いを立てるため参拝した」と述べた。中国出身で日本国籍を取得している。7月の参院選で初当選した。

全国27市区町村で外国人比率10%超 箱根町など1年で7増、最高は北海道占冠村36%

全国27市区町村で外国人比率10%超 箱根町など1年で7増、最高は北海道占冠村36%

外国人住民の比率が10%を超える市区町村(政令市の行政区を含む)が今年1月時点で全国27市区町村にのぼり、前年から1年間で7区町村増えたことが19日わかった。最も高いのは北海道占冠(しむかっぷ)村の36・6%で、前年から2・8ポイント増加した。

総務省の住民基本台帳に基づく人口動態調査によると、令和7年1月1日時点の全国の日本人人口が1億2065万人なのに対し、外国人人口は367万人で、総人口に占める外国人の割合は2・96%。

日本文化に根強い人気 モスクワでフェス…ロシア

日本文化に根強い人気 モスクワでフェス、平野綾さん登場―ロシア

ロシアの首都モスクワで18、19両日、民間主催の日本文化フェスティバル「HINODE(日の出)」が開かれた。ウクライナ侵攻を理由に対ロ制裁を科す日本は「非友好国」に指定されているが、会場にはコスプレ姿の若者らが詰め掛け、日本のアニメや伝統文化の根強い人気が浮き彫りになった。

ロシアからの訪日客は急増しており、昨年だけで約10万人が渡航。今年はその約2倍のペースで推移する。欧米に比べて観光ビザが取りやすく、円安や安価な中国経由便なども後押しする。かつては気軽に行けなかった日本旅行を実現させようと、春や秋の観光シーズンにはモスクワの大使館前にビザ申請・受領の行列ができている。

ロシアが北方領土の二つの無人島に命名 正教司祭の名前にちなみ

ロシアが北方領土の二つの無人島に命名 正教司祭の名前にちなみ

ロシア政府は18日までに、小クリール諸島(色丹島と歯舞群島)にある二つの無人島に、歴史的なロシア正教司祭の名前にちなんで「ニコライ・カサトキン」「イノケンティ・ベニアミノフ」と命名した。政令が17日に公開された。

公表された位置情報によると、二つの島は歯舞群島周辺に位置する。タス通信によると、面積は合わせて約2・2ヘクタール。

クマ被害相次ぎ3人けが 東北、キノコ採りや散歩中

クマ被害相次ぎ3人けが 東北、キノコ採りや散歩中

岩手、秋田、山形3県で19日、クマによる人身被害が相次ぎ、キノコ採りや散歩中の男女3人がけがをした。いずれも命に別条はない。

ドネツク州全域の割譲要求か ロシア大統領、ウクライナ侵攻終結条件に

ドネツク州全域の割譲要求か ロシア大統領、ウクライナ侵攻終結条件に―米報道

米紙ワシントン・ポスト(電子版)は18日、ロシアのプーチン大統領が16日にトランプ米大統領と電話会談した際、ウクライナ侵攻終結の条件として、ウクライナ東部ドネツク州全域の割譲を求めたと報じた。両大統領はハンガリーで対面会談することで合意している。

同紙によると、プーチン氏はトランプ氏に対し、ロシアが制圧したウクライナ南部ヘルソン、ザポリージャ2州の一部を放棄する用意があると表明。見返りにドネツク州全域の引き渡しを提案した。

北極海航路の寡占狙う中露 トランプ氏対抗「砕氷船40隻発注」

北極海航路の寡占狙う中露 トランプ氏対抗「砕氷船40隻発注」

アジアと欧州を最短で結ぶ「北極海航路」の活用をめぐり、中露両国が連携を強化している。ロシアメディアによると、両国政府は今月中旬、新たな行動計画で合意。5年後にこの航路を通じた年間貨物輸送量を現状の数倍にあたる2000万トンに増やす目標を掲げた。中露に対抗してトランプ米政権も北極圏の権益確保に意欲を見せており、米中露のせめぎ合いが激しくなっている。

タイ・カンボジア、和平協定締結へ トランプ氏同席で今月下旬署名

タイ・カンボジア、和平協定締結へ トランプ氏同席で今月下旬署名

タイとカンボジアの国境紛争を巡り、カンボジアのプラク・ソコン副首相兼外相は18日、マレーシアで今月26日から開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に合わせ、両国が和平協定を結ぶことを明らかにした。署名式にはトランプ米大統領も立ち会うという。